黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

侍ジャパンの正捕手・甲斐拓也はホークスの誇り〜東京五輪・金メダルおめでとう!

準決勝、8回だったと思う。ベンチで甲斐が電話していた。厳密に言うとブルペンへのコールだろうけど、選手が使うのは珍しい。だいたい野球中継ではピッチングコーチが使っていて、リリーフの準備を確認しているのだろう。甲斐の相手は栗林だった。「九回に…

侍ジャパンを救うソフトバンク勢に興奮〜柳田同点打、栗原送りバント、甲斐勝ち越しタイムリー

崖っぷちの侍ジャパンを3人のソフトバンク戦士が救った。まずは柳田悠岐。土壇場の9回1死から、内野ゴロで同点に追いついた。ド派手にサヨナラ3ランとはいかなかったが、きっちり最低限の仕事をしてくれた。 アシックス(asics) 侍ジャパン レプリカ ユニフ…

甲子園切符を手にする人々〜届かなかった高知・森木と大阪・興国高校

「甲子園が全てではない」。明徳義塾との決勝に敗れた高知・森木大智はそう言った。それはこの秋のドラフト指名が見込まれるからこそ言えるセリフのようにも聞こえた。森木とて簡単に割り切ったつもりはあるまい。ゲームセットの瞬間、森木はグラウンドに突…

ソフトボール藤田倭がカッコいい理由〜日本、イタリア下し3連勝

東京オリンピック・ソフトボールで日本が3連勝。その立役者となった藤田倭(やまと)ってカッコいいなぁと思った。3試合連続でホームランを打ったから? キリッとした顔立ちだから? どちらも合っているけれど、私は見た。藤田の素晴らしい動きを。 ソフトボ…

振らなくていい局面もある〜絶好機にソフトバンク明石、今宮連続三振

バットは振らなきゃ何も始まらない、とは思う。しかし時には振らない選択もある。いや、振ってはいけない局面はあるのだと痛感した。楽天との2点差の試合、8回裏1アウト満塁から明石、今宮健太が連続三振した。しかも二人ともボール球を空振りした。 BBM 20…

使ってもらうためには?〜ソフトバンク野村大樹「空気読まない」アピール続く

使われる人になるにはどうしたらいいか。そう、まずは使いたいと思わせることだ。いま売り出し中のソフトバンク野村大樹。3年目の野村が起用され出して、妙に打線がかみあってきたのは偶然か? 野村が2試合連続タイムリーを打ったこともあり、チームは3連…

野村、三森、柳田で勝ち越し〜ソフトバンク、全員野球で難敵・宮城止めた!

日曜日だが当番で出勤だった。ゆえにソフトバンクのデーゲームをリアルタイムで見られなかったのだが、こんなに面白いゲームだったとは!と分かったのは午後9時を過ぎていた。オレにはradikoがあるんだぞとばかりに、18時半の退社時にスマホをのぞいたらあれ…

4.5差でも抱くソフトバンク逆転優勝の希望〜手応えを感じた4つの理由

ソフトバンクが連敗を3で止めた。この1勝は希望である。もし負けていたら今季最大の首位から6.5ゲーム差。いくらまだ前半戦とは言え、赤信号が灯ったと言えるゲーム差だった。それが4.5に縮まったわけだ。この試合、まずは勝てたことが大きいのだが、他にい…

惜別・大島康徳さん〜一発長打の男、代打から通算2204安打、そして監督へ

中日と日本ハムで活躍した大島康徳さんが6月30日に亡くなった。70歳、まだまだ野球界への貢献をしてもらいたかった。今日は生前の勇姿を野球カードで振り返ってみたい(以下敬称略)。 大島は大分の中津工出身。中学生の時はバレーボール選手だったらしい。中…

ニ保と中谷のトレードは誰得?〜ソフトバンクは打線活性化、阪神は中継ぎ充実なるか

非番の朝、スマートニュースで話題を漁っていて目が釘付けになった。スポニチ記事、阪神・中谷とソフトバンク・ 二保がトレード 17年20発の和製大砲放出 投手陣再整備へ「7回の男」 期待、のことだ。ソフトバンク非公式機関紙を自負するわが黒柴スポーツ新聞…

落ちそうで落ちない〜松田宣浩の鳥人間的現役生活はいつまで続くのか

貧打に泣いたソフトバンクが嘘のような先発全員安打で獅子粉砕。9点も取って勝った。北九州市民球場だったから? 鷹の祭典だったから? 赤い特別ユニフォームだったから? 久々に福岡でお客さんが入った試合だったから? ま、その全部だったということでよか…

野球本を売りに行ったら買取価格が予想以上に…!だった件

久々にソフトバンク以外のネタで(きょうは試合がありません)。断捨離を思い立ち愛しの野球本たちを売って参りました。そこでプロ野球ニュースの名物コーナー「今日のホームラン」テイストで査定価格を列挙いたします。BGMはもちろんジェームス・ラストのVIBR…

代打明石またもトレンド入り〜てこでもブレないソフトバンク工藤監督

またもや代打明石がトレンド入りしてしまった。ある意味38試合連続無失点のプロ野球タイ記録の平良をもしのぐ注目度である。そして私は確信した。これほど一つのことに固執する、てこでもブレない工藤監督が、やはり昨シーズン内川聖一を1軍に呼ばなかった原…

ソフトバンク石川柊太の配置転換はアリ?〜仕事ができる人が不調になったら

工藤公康監督が石川柊太の配置転換を示唆した、という記事が相次いで配信された。配置転換の理由は、日刊スポーツによると「今は先発するよりも、中(リリーフ)に入ったほうが良かったり、短いイニングで投げて、自分を取り戻すのも1つの方法」(ソフトバン…

三森、価値ある猛打賞〜ソフトバンク8試合ぶり勝利に貢献

ソフトバンクが8試合ぶりの勝利だ。立役者は誰かと聞かれたら私は三森大貴を推したい。レイは初勝利おめでとうだし、今宮47イニングぶりチームタイムリーも殊勲。松田の2度のホーム生還もさすがの熱男ぶりだし、柳田悠岐の豪快なポール直撃弾で多くのソフト…

打線も梅雨入り…ホークス貧打解消に一つの提案

ホークスが貧打に喘いでいる。リーグ戦再開初戦は日本ハムのエース上沢に完投を許した。2-1。この1点は上沢のボークによるものだ。試合中そして試合直後にベテラン長谷川が感情を露わにする場面があった。長谷川はもともと闘志をむき出しにするから驚いた…

ソフトバンク三森4打数4安打で4割超え〜レギュラー獲りへ最大のチャンス到来

ただいま売り出し中の男がまた活躍した。三森大貴。広島戦で4打数4安打の固め打ち。広島の先発玉村に完璧に封じられたソフトバンク打線において、一人気を吐いたと言っていい。うち1本はタイムリー三塁打で、チームは負けを免れた。その長打が外野を深々と…

周東に新たなライバル・三森現る〜ソフトバンク二塁手争いますます激化

ホークスのセカンド争いの構図が変わった。開幕から周東佑京が出ていたが、出塁率や打撃が失速。入れ替わる形で牧原大成が猛アピールしてスタメンを奪取したかに見えたが、全力プレーの蓄積が響いて戦列から離脱した。阪神戦からは三森大貴が起用され、6月6…

気迫を前面に出す〜ソフトバンク真砂が反撃の一打、激しく拳を振り下ろす

ようやくホークスが勝ち、引き分けを挟んだ連敗は4で止まった。阪神との2戦目も途中まではリードを許す苦しい展開だったがそれをこじ開けたのは柳田悠岐のヒットであり、続く真砂勇介のタイムリーだった。外野を深々と破る二塁打で柳田が一気に生還。バック…

代役を立てさせない〜牧原大成、代走送られた翌日に脚力アピール

いま牧原大成が熱い。このところの猛アピールは素晴らしい。周東の衝撃の走塁死がクローズアップされた中、牧原一人だけが別のことを考えていたに違いない。そう、なぜオレに代走なのだ、と。周東が一塁に来た時、牧原は名残惜しそうに下がったように見えた…

周東の走塁死が敗因なのか〜ソフトバンク、DeNAに手痛い逆転負け

あまりにも衝撃的な結末だった。一塁ランナーの周東が、三嶋の牽制球がそれた隙に一気に三塁を狙った。しかしバックアップのセカンド牧からの好返球にあえなくタッチアウトでゲームセット。パッと見、周東の暴走に見え、逆転負けのフラストレーションが溜ま…

呼ばれなくなる恐ろしさ〜代打を送られた牧原と上林、そしてスタメンから外れた周東

その日2安打するのはノッている証拠だ。しかし6回のチャンスで牧原大成には代打が送られた。巨人が変則左腕の大江を投入してきたからだ。左対左は打者が不利というのは定説。しかも変則だ。ノッている牧原でも手こずると見たのか。はたまた、ここは素直に左…

越えねばならない壁〜ソフトバンク泉、決勝被弾翌日またもや阿部に当たる

気になる四球の与え方だった。前日手痛い決勝ホームランを浴びた中日の阿部に、またもやソフトバンク泉圭輔が挑む形になった。だが泉はストライクゾーンで勝負できなかった。泉はどんな心境で投げていたのか。 BBM ベースボールカード 602 泉 圭輔 福岡ソフ…

ミスを糧に走りまくれ〜周東まさかの牽制死に見た一瞬の気負い

反撃ムードに水を差す、とは使い古された言い回しだが、まさに周東がそうなってしまった。柳田悠岐の同点ホームランで追い付き、続く中村晃がヒットで出塁。当然のごとく周東が出てきたのだがまさかの牽制死。野球用語の死って独特だなと思いつつも周東の刺…

悔しさをぶつける〜5月4割の牧原大成、スタメン獲りへ猛アピール

たまには牧原大成をヒーローインタビューに呼んであげてくれ、と思っていたら和田毅と一緒に呼ばれていた(5月23日、オリックス戦)。さぞウハウハ喜んでいるかと思いきや、口から出てきたのは悔しさだった。「開幕スタメンを勝ち取ることがなかったので、その…

「2番・キャッチャー甲斐」はアリなのか〜奮起を促したいのはあの男

初回にバットを持って待機する甲斐拓也を見て「?」。なんと甲斐が2番で起用されていた。球団捕手では80年ぶりだという。いったい甲斐はなぜ2番に起用されたのか。 ハタケヤマ 甲斐選手型 HATAKEYAMA 軟式 キャッチャーミット 捕手用 TH-M62YS イエロー 右…

信じる力〜甲斐拓也が岩嵜に送った激励のシグナル

甲斐は立ち居振る舞いが大人びてきた。風格さえ漂い始めている。日本シリーズ4連覇中だから当然かもしれない。この日、5月19日の西武戦では大事な局面での落ち着きが頼もしく見えた。それは5-5で迎えた8回2アウトの場面だった。 プロ野球チップス2020 第1弾…

手を抜かない〜ダイエー戦士、明石健志の流儀

長く第一線でやる人は何が素晴らしいのだろうか。その答えを一つ見つけた。明石健志。人は彼をダイエー戦士という。そう、プロ生活18年目ソフトバンクホークス唯一の、ダイエー時代を知る野手である。そんなベテラン選手が見せたのは手を抜かない姿勢だった…

いいイメージを持つ〜上林誠知が札幌ドームで正夢弾&タイムリー

上林誠知が好調だ。およそ1カ月遅れの「開幕」となったが2軍から昇格して間もなくこどもの日に起死回生の同点タイムリーを放ったり、その後も打点が稼げたりしている。アウトになることもあるが積極的に盗塁も狙っている。何より一塁でのリードが土を越えて…

意地で放った上林劇的同点タイムリー〜自分らしさを取り戻せ

ゴールデンウイーク終盤、昼間仕事しているうちに上林誠知が大活躍していたとは! 帰宅してからDAZN見て熱い同点劇を堪能させてもらった。ジーンとさせられた。上林、よかったなぁ。 iPhone XR ケース [デザイン:51.uebayashi/マグネットハンドあり] ホーク…


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