2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
近鉄初優勝時(1979年プレーオフ第3戦)の胴上げ投手をすぐ思い出せるだろうか。山口哲治。通算16勝12セーブの男が近鉄球団創設30年目、悲願の初優勝のマウンドにいたのはまさに奇跡と呼ぶにふさわしい。山口の活躍を見ると、人にはそれぞれ役割があるのだと再…
5月28日は張本勲が3000安打を達成した日だ。ことあるごとに川崎球場での豪快なその1打の映像が流れる。対戦投手は阪急の山口高志。山口対張本ならそりゃあのくらい飛ぶわなというくらい、高々と打球は飛んでいった。そして張本勲はヘルメットも高々と放り投…
ソフトバンクの工藤公康監督が、開幕投手再考(いったん白紙)に言及した。確かに開幕日が揺れ動きようやく6月19日に落ち着いたこの流れではやむを得ない気はする。しかし内定していた東浜巨はどう思うかなと想像してしまった。やっぱり信頼感はまだまだ足りな…
5億円の保険が機能するかもしれない。ソフトバンクのバレンティンのことだ。昨シーズンオフ、バレンティンがヤクルトを離れることになりソフトバンクが手を挙げた。ソフトバンクにはデスパイネやグラシアルという実績ある外国人選手がいるので、5億円も出し…
機会損失読み方:きかいそんしつ【英】:opportunity cost 意思決定にあたって2つ以上の案があった場合, そのうちの1つを採用し, 他を不採用にした場合に, 得ることができなかった収益または利益の最大のものをいう. また, より広い意味では, ある事態が発生…
Full-count記事、「10連続三振を狙っていた」 女房役が明かす江川卓のオールスター8連続三振、を読んで、人生は残酷だなぁと思った。何が残酷なのか。この記事に出てくる「女房役」が誰なのか、すぐに分かるのはほんの一握り(の野球通)ではなかろうか。9連…
スポニチ記事、ソフトB・嘉弥真 4年連続50試合登板へ決意新た「どんどん投げていきたい」、を見て驚いた。嘉弥真新也はそんなに投げていたんだ。主に対左の、ワンポイントが多い嘉弥真。それで直近3シーズン連続で50試合以上登板なんて素晴らしい。嘉弥真…
内之倉隆志。懐かしい名前だなと思った。甲子園で有名になりダイエーホークスに入った。しかしバリバリ活躍したかというと……期待の方が多かった、のかもしれない。通算出場は118試合だったという。内之倉のことは西日本スポーツ記事、異色の経歴、元新聞記者…
中日の名選手、西沢道夫について調べようと1978年のベースボールマガジン5月号を開いた。その中の一つの記事に目が止まった。「プレーボール前のエースたち」。中日ドラゴンズの豊永敬章(改名前・豊永隆盛)ら打撃投手を取り上げたものだった。目に止まった理…
一つミスをしたら引きずる方だ。大事なのはその次、なのに。一つ一つ丁寧に作業をするのは長所だとは思うが……。そんな自覚があっただけに、偶然見かけた桑田真澄のインタビュー記事(「逆風を楽しむ野球人生だった。-桑田真澄」文・石田雄太さん、Number PLU…
今回のネタは新聞記事から。おそらく共同通信配信の「記録に挑戦 2020プロ野球」に日本ハムの宮西尚生が取り上げられていた。気になっていた。宮西は12年連続50試合登板中。2020年はプロ野球が開幕ができておらず、できても予定していた試合数の消化は難しい…
web Sportivaの記事、明石商・狭間監督がマイナスから目指した甲子園「初日で辞めようと思った」(文・沢井史さん)を読んだがなかなか面白かった。正直なところ、狭間監督が甲子園で見せた派手なガッツポーズには違和感があったのだが、記事を読んで見方が変…
コロナウイルス感染対策により、これまでの日常とは変わってしまった。その中でも前向きに生きる人はいる。私も見習いたい。先日はこのような記事が目に留まった。時事通信の記事「自主練習で気付くありがたみ 練習環境や家族の支え―プロ野球・ソフトバンク…
2020年5月2日で、野茂英雄がメジャーデビューしてから25年だという。新聞記事で見た。野茂英雄のメジャー初勝利やノーヒットノーランのニュース、苦労の末たどり着いた日米200勝などなど、その都度胸踊らせたなと思う一方、こうも思う。やはり一番似合ってい…
ここのところ黒い霧事件に関わった元プロ野球選手について書いてきた。前回は池永正明が出てくる高山文彦「怪物の終わらない夜」(単行本「運命」に収録)を取り上げた。その中で混乱してしまった。池永に八百長依頼の現金を渡した元西鉄投手の田中勉の処分に…
前回、後藤正治さんの「不屈者」に収録されている「幻の史上最速投手」を取り上げた。黒い霧事件に巻き込まれた東映フライヤーズの元投手、森安敏明の物語だ。今回はそこから派生して、同じく黒い霧事件により大好きな野球を奪われた西鉄ライオンズの元投手…
プロ野球が開幕しないうちから、というか開幕できないからなのだろうが、AERA.dotがさらっと山田哲人の動向どうなる記事を紹介していた。「巨人? ソフトバンク? 山田哲人が移籍したら“最もフィット”するチームは…」という見出しだったので、ソフトバンクフ…
先月、この黒柴スポーツ新聞がご縁となり、2冊の本が売れた。澤宮優さんの「あぶさん」になった男 酒豪の強打者・永渕洋三伝 (角川書店単行本)と、沢木耕太郎ノンフィクションI 激しく倒れよ(文藝春秋)。いずれも黒柴スポーツ新聞で取り上げさせていただい…