黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

能力以上のものは出ない〜11試合連続無失点の板東と、連日被弾の岩嵜

ロッテに0-5からひっくり返される手痛い敗戦から1日。最終回のマウンドには岩嵜ではなく板東が上がった。無事に試合を締めくくり、プロ初セーブ。「9回のマウンドはいつも以上に緊張しました」(日刊スポーツ記事より)とのことだが、私が購読する新聞には…

ニ保が阪神移籍後初勝利〜環境を変えて勝つ大変さを実感

ソフトバンク在籍中、とりわけ熱烈に応援していたわけではないが、ニ保旭の阪神移籍初勝利に涙がにじんだ。ニ保の定番の6回途中3失点。大量得点で援護してくれた強力打線さまさまではあるが、試合をつくったという点では立派。とにかく阪神にはシーズン途中…

ペースを握って勝つ〜明徳義塾、サヨナラで難敵・県岐阜商破る

レフトフライと思われたが風のいたずらか、外野手が落球。明徳義塾が幸運な二塁打から同点、逆転。一度は県岐阜商業に追い付かれたが9回、森松のサヨナラ打で振り切り初戦を突破した。 2021甲子園展望号 [高校野球マガジンvol.18] (週刊ベースボール2021年9…

開幕投手の自覚で勝った石川柊太〜ソフトバンク、逆転優勝へ後半戦好スタート

ソフトバンクが後半戦初戦、投打がかみ合い順調なスタートを切った。特に石川柊太の好投に注目したい。「今年、初めて開幕投手を務めさせてもらった。その気持ちというか意気込んで投げました」(日刊スポーツ記事、ソフトバンク石川柊太11K好投で後半戦“開…

雨の日に運命を変える公文克彦〜甲子園降雨コールド負け回避、日本ハムから西武にトレード

またしても雨の日だった。公文克彦が日本ハムから西武にトレードされることが8月12日に発表された。2009年、夏の甲子園で当時高知高校のピッチャーだった公文は如水館相手に史上初の2日連続降雨コールドゲーム。もしかしたら負け、という状況を2日連続でし…

23年経っても色あせない名勝負と松坂大輔のカリスマ性〜1998夏、横浜対明徳義塾

23年も経つのに鳥肌が立つ。そんな試合だった。8月9日、NHKがあの試合をもう一度 スポーツ名場面で、横浜・松坂9回に登場 1998夏「横浜」対「明徳義塾」を放送したのを見た。鳥肌が立ったのは横浜がサヨナラした瞬間ではなく、松坂大輔が9回に救援登板したシ…

侍ジャパンの正捕手・甲斐拓也はホークスの誇り〜東京五輪・金メダルおめでとう!

準決勝、8回だったと思う。ベンチで甲斐が電話していた。厳密に言うとブルペンへのコールだろうけど、選手が使うのは珍しい。だいたい野球中継ではピッチングコーチが使っていて、リリーフの準備を確認しているのだろう。甲斐の相手は栗林だった。「九回に…

侍ジャパンを救うソフトバンク勢に興奮〜柳田同点打、栗原送りバント、甲斐勝ち越しタイムリー

崖っぷちの侍ジャパンを3人のソフトバンク戦士が救った。まずは柳田悠岐。土壇場の9回1死から、内野ゴロで同点に追いついた。ド派手にサヨナラ3ランとはいかなかったが、きっちり最低限の仕事をしてくれた。 アシックス(asics) 侍ジャパン レプリカ ユニフ…

甲子園切符を手にする人々〜届かなかった高知・森木と大阪・興国高校

「甲子園が全てではない」。明徳義塾との決勝に敗れた高知・森木大智はそう言った。それはこの秋のドラフト指名が見込まれるからこそ言えるセリフのようにも聞こえた。森木とて簡単に割り切ったつもりはあるまい。ゲームセットの瞬間、森木はグラウンドに突…


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