黒柴スポーツ新聞

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ソフトボール藤田倭がカッコいい理由〜日本、イタリア下し3連勝

東京オリンピックソフトボールで日本が3連勝。その立役者となった藤田倭(やまと)ってカッコいいなぁと思った。3試合連続でホームランを打ったから? キリッとした顔立ちだから? どちらも合っているけれど、私は見た。藤田の素晴らしい動きを。

イタリア戦でホームランを打った後のイニング間。藤田がベンチ奥に走った。投手もこなす二刀流だからマウンドに行くためグローブを取りに走ったのかと思いきやレガースを手に取った。え? 藤田ってキャッチャーもやるの?と思ったらレガースをキャッチャー我妻に装着してあげていた。我妻は攻撃で最後のバッターとなったから、急いで準備しないといけないのだった。

二刀流でソフトボール界の大谷翔平とも言われた藤田倭(藤田の方が年上だけどな)。3試合連続でホームラン打ったら自分だったらウハウハ、ノリノリで視野は狭くなるだろう。しかしスター選手藤田は率先して仲間をサポートする。手を貸す必要がある人が視界に入ってくる。しかも自然に…。そういう人にならなければな。ホームランも素晴らしかったが、とてもいいものを見せてもらった。このチームワークでぜひ一番いい色のメダルを取ってもらいたい。

 

※7月27日追記  日本は決勝でアメリカを下し、金メダルを獲得しました。本当におめでとうございます。そして感動をありがとうございました!


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