黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

気を抜くとファンになってしまいそうな中日ドラゴンズ80周年企画の話

中日ドラゴンズCM 前編「これからも共に」編 中日ドラゴンズが創設80周年である。東海地方は別として、世の中的にはさほど話題になっていない。これもまた中日らしいなと思うのだが。巨人とソフトバンクびいきの黒柴スポーツ新聞とはいえ中日の素晴らしさは…

球界初の売り子カード登場に元売り子の編集局長も反応の巻

目を疑った。売り子カードというのがあるという。書こうと思っていたことがあったが即方向転換。ネタはこちら。 www.softbankhawks.co.jp 2月に配信した黒柴スポーツ新聞編集局長の売り子体験記をご覧になった方もいると思いますが、世が世なら編集局長もカ…

3月27日NHK「サンデースポーツ」のエーストークに見たエース意識の高い人低い人

大事な会を抜けてきた。しかも翌朝大事な時間がある。その後の日程も気が抜けない。以上の理由でブログ更新を一度は断念した。が、アクセス解析で気が変わった。先日書いたようにFacebookとの連動はやめたのだが予想通り弱小メディアの黒柴スポーツ新聞はア…

2016年シーズンで亀井善行が淡口憲治になるのかどうか気になる件

ここ数年ずっと感じてきた。亀井善行は淡口憲治になってしまうのではないか、と。「なってしまう」という言い方は淡口憲治に失礼な書き方かもしれないがそれは勘違いだ。あくまでも淡口憲治は素晴らしい選手だが出場機会がコンスタントに与えられる選手では…

幕張のスパイダーマン・岡田幸文が連続打席本塁打なしパ新記録でもかっこいい理由

書くネタはどうやって決めているかと言えば、見るもの聞くものからだ。その中に新聞も含まれている。インターネットはどちらかというとピンポイントで調べることや最新最速の情報を取りに行くときに重宝する。新聞は見ていて何かの記事に目が止まるというパ…

巨人―ヤクルトの2016年開幕戦で感じた2つの違和感

独自目線を売り物にしたい黒柴スポーツ新聞だが、さすがに今回はプロ野球開幕で行く。なお、お知らせだが思うところあって数日前からFacebookとの連携はやめた。表向きの理由ではあるが純粋にブログだけでどれくらい読者を、アクセスを獲得できるのかにチャ…

アウンサンスーチーから初代ミスタータイガース・藤村富美男をよみがえらす

ミャンマーのアウンサンスーチーさんが4閣僚を兼任するという。野球で言えば四番、エース、キャプテン、監督みたいなもんである。そういえば兼任監督は過去にいたが投手での兼任監督っていたのだろうか? mainichi.jp ウィキペディアを見てみたら巨人では藤…

16奪三振しながら1球で好結果「全消し」の伊藤智仁か、一振りで苦戦「帳消し」の篠塚和典か

センバツが日程を消化しているが、地方では春季大会も行われている。高知県で行われた試合、室戸対丸の内戦では24奪三振という度肝を抜く記録が出た。しかしさらに驚いたのは記録を立てた投手がいた室戸ではなく、やられた丸の内が延長12回サヨナラ勝ち。2…

シーズン最終戦6盗塁で逆転盗塁王に輝いた正田耕三のガッツ

開幕していないのにビールかけの記事を書いたが今回もタイトルの話をしたい。というのも1枚の野球カードに目が止まったからだ。 正田耕三がものすごく一生懸命走っていた。盗塁王のイメージが強かったが首位打者も2回とっている。現役14年間で100安打以上1…

阪急の大エース梶本隆夫に勝るとも劣らない弟・靖郎さんの素敵な人生

阪急ブレーブスの大エース、梶本隆夫の生涯を丁寧につづった三浦暁子さんの「梶本隆夫物語 阪急ブレーブス不滅の大投手」をテキストに前回の記事を公開した。今回はもう一人の主人公、梶本靖郎さん(のちに憲史さんに改名)を紹介する。梶本の弟で元阪急の投手…

200勝以上投手で唯一負け越した梶本隆夫の素敵な生き方

好きなシャツやズボンや靴があるとそれを中心に身に付けてしまう。いわゆるヘビーローテーション。楽天になぞらえ冗談で「これはマー君」「これは岩隈」なんて言いながら。しかし楽天誕生のはるか昔、阪急ブレーブスには同時期に2大投手がいた。ヨネ・カジ…

屋鋪要と松本匡史と堺すすむがプロの世界で輝けたのは、な~んでか?

朝、NHKラジオの「真打ち競演」を聴いた。堺すすむが出ていた。いわゆるひとつのなんでかフラメンコをやる人だ。森進一の物まねなどをやるがメインはギター漫談。得意技、必殺技を持つ人は強い。黒柴スポーツ編集局長の少年時代から堺すすむは芸能界で生き続…

WEBRONZAに黒柴スポーツ新聞登場!?の巻

わが黒柴スポーツ新聞読者の皆さん、快挙です。 本紙の記事がWEBRONZAの関連情報でアップされております。 さきほど気が付きました。以下のページの下の方に「黒柴スポーツ新聞」の文字が燦然と輝いております。ウェブってこういうことが起きるんですね。頭…

リオ五輪マラソン代表をかすめつつ足が速かったあの人の話がしたい~10.19もう一つの小ネタ

3月17日、リオ五輪男女マラソン代表が決定し発表された。女子は皆さんと同じく黒柴スポーツ新聞も予想した顔ぶれ。伊藤舞(大塚製薬)、福士加代子(ワコール)、田中智美(第一生命)で、増田明美さんも太鼓判を押す結果となった。 www.nikkansports.com …

日本一早いビールかけ論~1982年セ制覇の中日を例に

開幕もしていないのにビールかけの話をする。2015年にセ・リーグを制したヤクルトが神宮球場でビールかけをした。これへの違和感である。 グラウンドは野球をするところ。大切に扱うべきだ。もちろんヤクルトだってそれは承知の上。しっかりシートを敷いてい…

少々のピンチもダブルプレーで乗りきりたい年度末、お疲れさまです!

よく言えば没頭。悪く言えばあきらめが悪い。昨晩つい根をつめてしまった。しかしやると決めたことはやる性分なので、夕食は26時近くだった。さすがにブログどころではなかった。 朝、黒柴社長の散歩中に書くネタを考えた。試合で一番面白い局面は何だろう。…

2016年に2000安打達成しそうなのは誰か~最も中日・荒木雅博に期待したい理由

2000安打。黒柴スポーツ新聞編集局長がこよなく愛する大記録達成の瞬間である。なぜ好きかと言えばすぐには成し得ない記録だから。誰でもできる記録ではないから。考えてみてほしい。毎年100安打で20年。150安打でも13シーズンで1950安打だ。しかも毎年1軍…

リオを懸けた田中智美、小原怜のマラソン1秒差決着を演出したあの人の激走

鳥肌が立つレース展開となった。リオデジャネイロ五輪女子マラソン代表、最後の選考レースとなった名古屋ウィメンズ。田中智美(第一生命)が日本人トップの全体2位。3位の小原怜(天満屋)はわずか1秒差に泣いた。 本紙は福士特需だった? 黒柴スポーツ新…

阿波野秀幸はなぜ所属3球団すべてでリーグ優勝し日本シリーズ登板を果たせたのか

プロ野球選手が所属チームで優勝できる確率はどのくらいだろうか? 何度も優勝できる人もいるし、一度もできない人もいる。移籍した先で優勝できる人もいるし、移籍した先で古巣の優勝を見届ける人もいる。まれに川島慶三のように自軍も古巣も優勝する人もい…

「権藤、権藤、雨、権藤」仕事ができる人に仕事が回るのは50年前から変わらない?

昨日から右手の薬指が痛む。まさかとは思うが指の酷使? 実は仕事でもそこそこパソコン(厳密に言えばキーボード)を使うので帰宅後にいそいそと書いているブログが影響したかと思った。昨年と生活スタイルを変えたのはブログ執筆くらいだからだ。痛みは気の…

野球観戦という平和な風景が続きますように

「シンジラレナーイ」。日本ハムの元監督・ヒルマン氏の十八番である台詞を吐きたくなった。行きたいと考えていた6月、マツダスタジアムでのソフトバンク戦のチケットを買えるかなとカープのホームページをのぞいてみた。見事にほぼ完売。3月初めから買え…

横山ホットブラザーズからの高橋ユニオンズからのまじめな話

3月8日に公開した記事で2カ所間違いがあり、すぐ修正した。石井琢朗が初登板初勝利だったとしたが、正しくは初先発初勝利。もう一つは横浜ベイスターズを「横山」ベイスターズとしてしまった。熱心な読者の方が即指摘してくださったので事なきを得たが、…

己の限界を知る~川上哲治と石井琢朗に見る成功例

曲がりなりにもプロ野球の世界に入るのだから、投げることも打つことも人より秀でている。そのフォームも自分なりのスタイルを持っている人ばかりだろう。例えば野茂英雄。よくぞフォームをいじられなかったものだ。少年時代に遊びで真似をしてみたものの、…

流れをいかに引き寄せるか。流れにいかに抗うか

野球は流れのスポーツだ。これに気が付くと野球観戦が断然面白くなる。「今、流れが来てるんでね」。解説者が言うそれである。 例えば味方が得点した後。ピッチャーが3人で締めたら流れが来る。逆に失点したら流れは相手に行ってしまう。追い付かれても同点…

日本シリーズで同点打を放ち1塁に立つまで8回ガッツポーズした大道典嘉

近年、とっておきの代打が減っていないか。ようやく阪神の関本賢太郎が思い浮かんだが、2015年シーズンで引退している。代打とは原則一打席勝負。スタメンのようにだいたい4回打席が回ってくるわけではないのだ。 しかも起用されるのは相手にダメージを与え…

1992年日本シリーズでの大塚光二の神走塁と秋山幸二への指摘に見るプロフェッショナル論

プロフェッショナルとは? 「プロフェッショナル 仕事の流儀」でもおなじみの質問だ。このことを考える時、あの鮮やかなシーンが頭をよぎる。 1992年日本シリーズ第6戦。9回表、神宮球場のマウンド上には伊東昭光がいた。スコアは7-6とヤクルトがリ…

ルールと選手はどちらが尊重されるべきか~マラソン福士騒動からまた考える

女子マラソン五輪代表選考記事について、コメントをいただきました。確認できた中では黒柴スポーツ新聞創刊以来、初投稿です。書き手が一方的に思いを伝えるだけでなく、読者の方の反応を取り入れながらよいブログに育てたい。そんな思いがありましたので、…

大谷翔平の162キロから考える、結果を伴ってこその球速論

大谷翔平の調子が抜群らしい。球速は162キロも出ているという。これだけを見ればすぐ開幕しても良さそうだ。 しかし敢えて一石を投じてみたい。果たしてスピードボールが投げられたら調子がいいとかいいピッチャーだとか言っていいものか。 黒柴スポーツ新聞…

言葉は人の心を奮い立たせることも凍らせることもできる~マラソン福士騒動から学ぶ

黒柴スポーツ新聞では女子マラソン五輪代表候補の福士加代子の記事を先月書いた。世間的に関心が高かったようで、たくさんの方にアクセスいただいたようだ。が、すんなり代表当確とならなかったことで物語はまだ続いている。福士は日本陸連からの確約が得ら…

初日の2日前に六甲山に登る琴奨菊と開幕2日前の件で謹慎した高橋慶彦

琴奨菊がいよいよ綱とりに挑む。新聞記事を見たがある個所にくぎ付けになった。初日の2日前に六甲山に登るのだという。何のためなのか書いていなかったのでネット検索してみると、トレーニングの一環であり願掛けの意味もあるという。 www.sankei.com www.s…


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