黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

挑発ポスターと言えば太平洋ビュフォードVSロッテ金田正一

ロッテが交流戦用の挑発ポスターを発表した。巨人相手のものは移籍したクルーズネタで「宿命の再会!勝ち星だけはロッテにクルーズ!」とのフレーズ。いまいちだな。 ロッテと言えば太平洋との遺恨試合が有名。坂井保之著「波瀾興亡の球譜」を教科書に振り返…

生涯唯一のヒットで別所毅彦の完全試合を阻止した神崎安隆

黒柴スポーツ新聞二度目のピンチ。パソコンの調子が悪いのか、新規記事が書けず。やむなくスマホの一本指打法である。スマホのロングリリーフは避けたいのだが…とりあえず、できることをやろう。 きょうは唯一の安打で完全試合を阻止した神崎安隆の話。本棚…

初打席初球ホームランの塩瀬盛道と初打席サヨナラホームランの加治前竜一

5月29日、通算アクセスが1万に達した。1日にしてものすごいアクセスを稼ぐブログもある中で決して誇れる数字でもない。元日の創刊から5カ月かかったがそれもまた味わい。当初は1日14アクセスなんて日もあったから、1万いくのに1年はかかるなあと思っ…

コリジョンルールに続き「投球なし敬遠」も? プロ野球が草食化していかないか心配

黒柴スポーツ新聞がネタ元にしている新聞記事で、気になるニュースを見た。メジャーでは4球投げずとも敬遠できるようになるかもしれないそうだ。新聞はオワコンだなんだと言われているがまだまだブログのネタになったり話題のネタにできている。スポーツ紙…

非エリート、もしくはもう大失敗をやらかした新入社員に読んでほしい大野豊「全力投球」

デビュー戦を飾れるのと飾れないのはどちらがいいのか。もちろん上手くいくに越したことはない。上手くいかないどころか大失敗からのスタートという人もいる。「あの時がターニングポイントだった」と振り返る原点がデビュー戦であれば、それは一見遠回りし…

三菱自も日産もスズキも大変な中、ソフトバンクのヘルメットを手仕事で塗るトヨタ九州の余裕

ソフトバンクが6月27日~8月18日の8試合限定で新ヘルメットを着用する。チャンピオンブルー。素敵な響きだ。 www.softbankhawks.co.jp ヘルメットは美津濃製。トヨタ自動車九州宮田工場の熟練工がスペシャル塗料を調合し手作業で塗装したという。スペシャ…

後楽園、東京ドーム、札幌ドームを経て日本ハム新球場は次こそ安住の地となるのか

5月24日、日本ハムの新球場計画が明らかになった。北海道に移転し20年。新たな展開の一つなのだろう。 じゃあ札幌ドームはどうなるのという話。地元の方はご存じだっただろうが札幌ドームは球団が運営会社にお金を払って使っていた。年間13億円。10年で130…

ソフトバンク22点の大勝から1985年夏の甲子園PL対東海大山形にタイムスリップ

5月24日21時の速報で、ソフトバンクがオリックス相手に20点も取っていた。最初ラジオで16点という途中経過が流れた時は聞き間違いかと思った。この記事が仕上がるころにはいったい何点取ってるんだか。恐るべしホークス打線。 プロ野球の1試合での最多得点…

笑点大喜利司会に昇太「昇」格を巨人軍監督交代劇にからめて分析

5月22日放送分をもって笑点司会が桂歌丸から春風亭昇太に交代した。全体的にサプライズ人事と受け止められているようだ。 www.sankei.com 生放送中には有力候補だった三遊亭円楽が「世間的にはオレだろ!」「(賄賂に)いくら使ったんだ!」とさすがの切り…

背番号91の投手から初打席初ホームランを放った背番号97の男・呂明賜

ホームランを打った選手の背番号で最も大きい番号は何番だろう。育成選手だと200番台にもなろうがいわゆる1軍の試合で言えば99番ではないか。そんな選手おるかなと思ったら中村紀洋がいた。 BBM2013 ベースボールカード ファーストバージョン 銀箔サインパ…

史上最高の二遊間論をやめて「ヘソ伝」山田伝と「たこ足」中河美芳にたどりついた

荒木雅博の2000安打がひたひたと近づいている。うれしい。5月20日現在で残り75安打。以前、2016年での達成は応援しつつも微妙と書いたが荒木の得意技の固め打ちも出ているようでなによりだ。最近黒柴スポーツ新聞にお越しの方で検索ワードが「荒木雅博 2000…

NHK竹林宏アナウンサーのプロ野球ラジオ実況が聴きやすいのには理由があった

もはや巨人を球界の盟主という人もいないと思うが、いまだに巨人戦はラジオ中継されている。ぱらぱらとパリーグの試合も中継されているが。パの試合はたまにNHKの地上波や衛星放送でテレビ中継もされている。黒柴スポーツ新聞編集局長の少年時代はパの試合を…

伏兵城所龍磨9年ぶりホームランから上田和明涙の決勝ホームランに飛躍

ソフトバンクの城所龍磨が5月19日の日本ハム戦で9年ぶりのホームランを放った。単に久々に打っただけでなく、代打で試合を決める一発。城所は特に期待されていないことを、照れ隠しもあったか自嘲気味に言っていたが、日ごろの努力を見ていた野球の神様がご…

エラーしようという人もいないし三振しようという人もいない~1973年阪神・池田祥浩など球界3大落球事件を振り返る

鳥谷敬が5月17日の中日戦・9回に落球。敗戦の要因を作ってしまった。いまどきすぐネットに動画が上がる。黒柴スポーツ新聞編集局長は最初に新聞記事で知り、この記事を書くにあたって動画を見た。 www.nikkansports.com 鳥谷をかばうようだが、ほかの記事…

須藤豊氏の由伸ジャイアンツ解説記事を読んだあと脳を休めたくなりナイターを見に行って気分転換した

夕方になると、自分でも分かるくらい極端に仕事の効率が悪い。時折お茶を飲むくらいの小休止はするが、基本的に9時から18時までデスクワーク。だからミスが出るくらいなら、きりのいいところで切り上げねばと思っている。 そもそも、何時間やったから帰ると…

初回無死からリリーフして完封したこともある上田二朗がここ一番で勝ち切れなかった話

5月14日に日本ハムの宮西尚生がプロ野球2人目、パリーグでは初の200ホールドを達成した(セは山口鉄也)。ホールドは簡単には説明できないので申し訳ないが、うまく守護神につないだリリーフ、とでも言おうか。大変さの割に報われることが少ない、中継ぎの…

ジャニーズよりもマライア・キャリーを聴きたくなるバレーボール中継

現在、リオデジャネイロ五輪バレーボール世界最終予選がやっている。高校時代にバレーボールをやっていたものの、ほぼそれっきりということもあり黒柴スポーツ新聞でバレーボール記事を書いた記憶がない。が、ちょうどいいネタも浮かばなかったのでチャレン…

1982年大沢日本ハムの奇襲先発男・工藤幹夫さん死去であらためて考える予告先発制度の功罪

普段は朝起きてすぐ黒柴社長と散歩に行くのが日課だ。が、週末ということもあり寝床でスポーツニュースをチェックした。まさかの訃報に目が釘付けになった。元日本ハム投手の工藤幹夫さんが亡くなっていた。現役時代の活躍はリアルタイムでは知らないのに大…

登場曲を生かすも殺すもその選手が活躍できるかどうかに尽きる~沢村拓一よりも山崎康晃がかっこいい件

巨人ファンでありながら、不満がある。沢村拓一の登場曲「Sandstorm」だ。曲自体が嫌というわけではない。ヴァンダレイ・シウバの登場曲のイメージが強いので、格闘技的なものは球場の雰囲気にそぐわないと思ってしまうのだ。 Sandstorm アーティスト: Darud…

「まずい、もう一杯!」の八名信夫氏(元東映投手)が努力と才能で再びプロのマウンドに立った話

ラジオでヤナさんがどうのこうのと聞こえた。八名信夫のことだった。「おやじの釜めしと編みかけのセーター」という映画を作っているらしい。 八名がかつて東映フライヤーズにいたことは知っていた。が、その程度だったのでもう一度調べてみようと思った。 …

1000奪三振の新垣渚にプロ野球新記録149暴投を目指してほしい理由

新垣渚が5月10日の広島戦で1000奪三振を記録した。黒柴スポーツ新聞編集局長が購読している新聞記事によれば史上144人目。初奪三振はダイエー時代の2003年、近鉄のローズから。ダイエー、近鉄、ローズ。時代を感じさせる単語だ。 www.daily.co.jp 1061回3…

バンデンハーク初登板以来14連勝のプロ新記録を祝いつつ1966年堀内恒夫13連勝もリスペクトする

ソフトバンクが100勝ペースらしい。NPBのホークス年代別成績を見てまたびっくり。1954、1955、1956年と3年連続で90勝以上していた。そしてさらにびっくり。54年が2位、55年が1位、56年は2位。当時のパリーグはどんだけレベルが高いんだか。 さらにさらに…

母の日に親子連れを球場に招待した上でホームランもプレゼントした秋山翔吾がかっこよかった件

5月8日は母の日だった。黒柴スポーツ新聞読者の皆さんは何かされただろうか? 何気なくニュース(スポーツLIFE HERO’Sだったかな?)を見ていたら秋山翔吾が粋なことをやっていた。母の日ということで、ひとり親家庭の方を球場に招待したのだ。以前からや…

バッテリーを組む相手がエースの時とそうでない時に同じことをしていては駄目という今中慎二の至言

5月6日の巨人中日戦。ラジオ中継はニッポン放送系列(解説=里崎智也)とNHK(解説=今中慎二)があった。今中、という名前にひかれてNHKを選んで聴いて帰った。 中日ドラゴンズ論 (ベスト新書) 作者: 今中慎二 出版社/メーカー: ベストセラーズ 発売日: 2…

若手の台頭著しい阪神と巨人。2016年は9月6、7、8日の甲子園3連戦が天王山と見た

5月6日の中日戦でついに巨人育成ドラフト8位の長谷川潤が登板した。初登板どころか初先発。踏ん張りきれず勝てなかったが健闘したのではないか。長谷川は今後格闘せねばならない。同姓同名のモデルがいるから、ネットで検索しても関連記事がうずもれてし…

横浜大洋ホエールズユニフォーム復刻記念で過去と現在の選手は紺と白、どちらが似合うか考えてみた

先日タイガースの輝流ユニフォームについて書いたところ、初期からの読者の方から情報提供があった。DeNAが大洋のユニフォームを復刻しますよと。 www.baystars.co.jp ホームページで紹介されていたのは復刻ユニフォームを笑顔で着ている三浦大輔と山崎康晃…

大野雄大、平野佳寿、筒香嘉智…キャップのヒップホップかぶりはいつか球界を席巻するのか?

2015年シーズンから気になっている。一部選手の帽子のかぶり方が「新しい」のではないかと。 さかのぼれば横浜や巨人にいたクルーン。ちょっと横にずらしていた。ちがっていたら指摘してほしいが史上初のずらしかぶりではないか? この再来というべき投手が…

グラウンドキーパーを見る目がきっと変わる、木村公一著「裏方 プロ野球職人伝説」

選手が出てくると引っ込んで、選手が引き揚げると出てくる人。グラウンドキーパーさんである。この仕事の奥深さを伝えてくれる作品がある。 木村公一さんの「裏方 プロ野球職人伝説」に収められている「もっと、もっと降れ グラウンドキーパー 辻啓之介」だ…

いろんな思惑が垣間見えた5月3日の日本ハム‐ソフトバンク戦8回表の攻防

5月3日の日本ハム戦でバンデンハークの連勝が13で止まるかと思われたが、さすがソフトバンク。7回までは0-4だったのに終わってみれば5-4。バンデンハークの負けは消え、プロ野球初のデビュー以来14連勝挑戦権は継続された。達成すれば1966年の堀内恒…

2007年日本シリーズ山井岩瀬完全試合継投を今更ながらぶり返してまたうやむやにする

先日録画しておいた「村上信五とスポーツの神様たち」をようやく見た。プロ野球の名場面を列挙するというので興味があったのだ。 前後編あったがゲストが挙げた名場面は以下の通り。番組での紹介の仕方に語句を補足して並べてみよう。 ・秋山幸二球界初のバ…


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