黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

リリーフ

笠谷をフォローできなかった海野。からの森唯斗〜苦しい時に見捨てない

鹿児島での楽天戦、リリーフの笠谷が炎上した。3イニング被安打10、6失点のメッタ打ち。解説の坊西浩嗣はキャッチャー海野の姿勢を指摘した。14点目のタイムリーを浴びてホームにバックアップに回った笠谷がマウンドに戻る際、2人は無言で交錯したのだ。 BBM…

森唯斗3敗、ついに守護神交代論〜選手とチーム成績のはざまで

プロ野球は結果がすべてとは言うが、シーズン序盤で早くも森唯斗配置転換論が浮上した。北九州で楽天相手に手痛い逆転負け。今季4敗のうち森で3敗。いやが上にも目立ってしまう。 BBM2022 福岡ソフトバンクホーク Big Comeback No.BC1 森唯斗ノーブランド品A…

越えねばならない壁〜ソフトバンク泉、決勝被弾翌日またもや阿部に当たる

気になる四球の与え方だった。前日手痛い決勝ホームランを浴びた中日の阿部に、またもやソフトバンク泉圭輔が挑む形になった。だが泉はストライクゾーンで勝負できなかった。泉はどんな心境で投げていたのか。 BBM ベースボールカード 602 泉 圭輔 福岡ソフ…

7回の男に休息を〜スチュワート加入で泉圭輔ら中継ぎの負担は分散するのか

ソフトバンクが西武に一矢報いた。開幕からの対戦成績は4連敗だったが、ようやく1勝をもぎ取った。それを喜ぶ一方で不安に思う。今年は「7回の男」が離脱することはないのだろうか。2021年の場合は泉圭輔。4月17日終了時点でもう11試合に登板した。 2019 BBM…

いい仕事をして信頼を得る〜楽天の西口直人、6点ビハインドからの好リリーフ

いい仕事だった。敵(筆者はソフトバンクファン)ながらあっぱれと言いたいのは、楽天でリリーフした西口直人。4月10日のソフトバンク戦で6点差の4回からマウンドに立ち3イニング2安打無失点。この踏ん張りが楽天反撃の一因となり何と一時は8ー7と逆転した。最…

10回裏二死満塁フルカウント…大ピンチ脱した板東湧梧が手に入れたものとは

地味ながら面白かったソフトバンク対ロッテの首位攻防(8月19日)。ソフトバンクは崖っぷちまで追い込まれながら、ギリギリのところで首位をキープした。何せサヨナラ負け寸前、10回二死満塁カウント3ボール1ストライクまで追い詰められたのだから。大方のソフ…

ピンチはどうにかして切り抜ける~ソフトバンク板東またも好投で2勝目

またもや板東湧梧がナイスピッチングだ。8月9日は先発笠谷が3回を無安打、0点で抑えたが工藤監督は継投に入り4回から登板。ランナーを背負う場面はあったが見事4イニングを投げきり1点もやらなかった。ソフトバンクは敵のワイルドピッチで先制し、柳…

ソフトバンク7回の男は誰が適任?~鬼門作らず勝ちパターン確立を

ソフトバンクが8月7日の楽天戦で逆転負けした。4対2だったのに7回だけで5失点。先発東浜が四球で崩れ、売り出し中の小深田に逆転三塁打を喫した。嘉弥真は死球で傷口を広げ、高橋礼はロメロに3ランを浴びてしまった。翌日の西日本新聞の紙面には「ま…

まずは与えられた仕事をやりきる~ソフトバンク板東湧梧、好投続けて先発候補へ

日本ハムとは1点を争う、しのぎ合う、しんどい試合をしてしまうホークス。そんな時頼りになるのがリリーフ陣なのだが、7月23日の試合では板東湧梧が躍動した。4イニング1安打無失点。投手分業制が定着した今、ロングリリーフは珍しいのだが、板東は投…

劣勢の中でも踏ん張る~ソフトバンク椎野が好救援で今季初勝利

7月22日の日本ハム戦。完封負けするかと思われたが7回裏、松田宣浩の逆転タイムリーでホークスが試合をひっくり返した。だからお立ち台に松田宣浩が立つのは順当なのだが、黒柴スポーツ新聞的には、ビハインドだった6回、7回に投げた椎野新の頑張りに…

重宝されると出番が増える~ソフトバンク嘉弥真4年連続50試合登板に意欲

スポニチ記事、ソフトB・嘉弥真 4年連続50試合登板へ決意新た「どんどん投げていきたい」、を見て驚いた。嘉弥真新也はそんなに投げていたんだ。主に対左の、ワンポイントが多い嘉弥真。それで直近3シーズン連続で50試合以上登板なんて素晴らしい。嘉弥真…

「大活躍翌年に不調」甲斐野はどうなる?~目指せ佐藤道郎の68登板

けがの具合が気になるが、甲斐野央は大丈夫だろうか。ルーキーイヤーの2019年はいきなり65試合に登板。しかし2020年はキャンプから別調整になってしまった。 BBM 2019 GENESIS 010 甲斐野央 福岡ソフトバンクホークス (レギュラーカード) ベースボールカード…

新天地で戦力になる~日本ハムの公文克彦デビュー以来165試合連続無敗

日本ハムの公文克彦が8月29日、プロ入りから165試合連続無敗となった。これはプロ野球新記録。巨人の高木京介と並んでいたが、単独トップとなった。 2019 BBMベースボールカード 064 公文克彦 北海道日本ハムファイターズ (レギュラーカード) 1stバージョン …

活躍する場は自分でつかむ~阪神・藤川球児が現役最多タイ234セーブ

藤川球児が現役最多234セーブを記録。サファテに並んだ。サファテは故障で戦列を離れており、2019シーズン中に藤川が新記録を伸ばすことだろう。記録もさることながら、プロセスに心を動かされる。 BBM 阪神タイガース 藤川球児 直筆 サイン カード 20枚限定…

切磋琢磨しながら成長する~ソフトバンク椎野が3回パーフェクト救援

椎野新が躍動した。8月19日の西武戦。ソフトバンクは先発の松本裕樹が腰痛で3回を終わり降板。まだ同点だったから、継投は若干繰り上がったか。しかし結果的には椎野が3イニングで1人も走者を出さないパーフェクト救援。西武は手痛いパスボールがあり、ソフ…

いいイメージを持つ~サヨナラ本塁打を打ったロッテ清田と打たれたソフトバンク松田遼馬

松田遼馬が清田育宏にサヨナラホームランを喫した。8回にデスパイネが同点ホームランを放ち、ソフトバンクファンの私は小躍りしたのだが、2019年のソフトバンクにとって、ロッテは厄介である。 ソフトバンク ホークス 刺しゅう ワッペン 松田 ネーム [白] 松…

やった人にしか分からない実感~DeNA山崎康晃が史上最年少150セーブ

DeNAの山崎康晃が史上最年少150セーブを記録した。150セーブは15人目。歴代の達成者はそうそうたる顔ぶれだ。 【Amazon.co.jp限定】 約束の力 作者: 山?康晃 出版社/メーカー: 飛鳥新社 発売日: 2018/03/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含む…

心のスタミナがあってこそ~13試合無失点のソフトバンク甲斐野と危険球降板の武田翔太

5月2日、DAZNのソフトバンク戦中継で解説の若菜嘉晴がルーキー甲斐野央をこう評していた。 「体も心のスタミナも強い」 ハートが強い、という表現は聞いたことがあるが、心のスタミナというフレーズが面白いなと思った。 BBM2019 ベースボールカード ファー…

運命の分かれ道でどう振る舞うか~ヤクルト田川賢吾、弾まなかったセカンドゴロ

ヤクルト対巨人が珍しく地上波で中継されていた。最近スマホでDAZNを見る機会が多いので、テレビ画面が大きいと感じてしまったのだが、そこに田川賢吾が登板していることに気が付いた。 ヤクルトスワローズ2017FC限定田川賢吾ピンバッジ メディア: この商…

ワンポイントリリーフの絶滅を防げ~永射、遠山、森福、嘉弥真……個性を発揮してこそ

ワンポイントリリーフ。打者1人~数人を討ち取るために投入される、ぜいたくな切り札である。投手の分業が確立された現代野球で、欠かせないポジションになっているが、アメリカではアクシデントがない限り、登板した投手は打者3人を相手にせよという改革案…


福岡ソフトバンクホークスランキング