黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

ソフトバンクの穴は二塁手?〜三森大貴と牧原大成に期待

スポナビの記事、データで可視化 「球団別・ 長所と短所」 パ・ リーグ 野手編 勢力図を左右するのは助っ人のデキ? を見た。ズバリ、ソフトバンクは二塁手が弱いらしい。詳しくは記事を読んでもらいたいが、パリーグの平均的な二塁手より貢献度が低いという…

1点差負け克服へ「世紀のトレード」〜2022ホークスはどう対応?

2021年、リーグ4位に沈んだソフトバンク。敗因はいくつもあるが、接戦をものにできなかったことも大きい。1点差ゲームは実に8勝19敗。引き分けは何と21もあった。中には勝ちに等しい引き分けもあったかもしれないが、強いホークスなら取りこぼさなかった。あ…

「おまいう」にならないために〜ソフトバンク今宮選手会長は覇権奪回のキーマン

今宮健太が新選手会長を務めることになった。東スポWeb記事、ソフトバンク・ 今宮 「自分のことで精いっぱい」なのに… 選手会長を引き受けたワケ には、「選手会長という肩書が付くことで行動を促されると思うんです」と、今宮が選手会長就任を受諾した理由…

箱根駅伝は全国大会になるべき?〜見どころの山登りは残してほしい

スポーツ文化評論家の玉木正之さんが箱根駅伝のあり方に苦言を呈したという(RKBにて放送、radiko newsより)。放映権料の行き先のオープン化など同意できる部分もあるが、二つ反対意見が浮かんだ。箱根駅伝を全国大会にすることと、山登りの必要はないとい…

お土産、ネクタイ、背番号。元ソフトバンク岩嵜の中日入団会見はどう報じられたか

暇ネタと言われるフリーなネタの取材が多かったためか、記者会見に出たことはほとんどない。横一線、構えられた場での取材はいかにもつまらなそうという偏見を持っているのだが、恐らくそこにも質問の仕方や他社との駆け引きがあり、そこはそこで戦場だろう…

戻ってきた人たち〜ソフトバンク2022年は4位から巻き返せるか

2022年にソフトバンクホークスはどうなるのか。2021年はリーグ4位だったからかなり負けたと思っていた。が、実は負け越しが2だけ。もちろん優勝するにはたくさん貯金が必要なので、借金2というのは良くはない。だが必要以上に落胆する必要もないのでは?と思…

ただ勝つのではなく圧勝する〜箱根駅伝、タイムにもこだわった青山学院大学

2022年の箱根駅伝は青山学院大学が総合優勝を果たした。2位に10分以上の大差をつける圧勝。勝負は決していたのに、最終盤の9区と10区で区間賞かつ区間新。容赦がない。前年4位だったわけだからまずは勝つことが至上命題なのに、タイムにこだわったのはさすが…

勝負事はやってみないと分からない〜箱根駅伝2022、巻き返した順大と法大

仕事始めだったため、箱根駅伝の復路はじっくり見られなかった。往路は見ていたので、青山学院大学が逃げ切るかなとは予想していた。で、昼休みにいそいそ見てみると…何と2位が順天堂大学! 往路何位だったっけ?(今確認したら5位)。やはり学生スポーツは…

適材適所で勝つ〜箱根駅伝2022往路は青山学院大学・原晋監督の作戦勝ち

2022年の箱根駅伝は、目まぐるしく首位が入れ替わり、見てる方としてはすごく面白かった。結局、青山学院大学が往路優勝したのだが、山登りの5区に1年生を立てて好結果を出すなど、選手の起用で勝ったとの印象を持った。さすが原監督である。 箱根駅伝 2022 …

ニューイヤー駅伝、富士通を追い込んだのは誰だ?

Web用に見出しを付ける仕事をしていると、ついバズりたいなという欲望が頭をもたげる。ただでさえわんさか見に来てもらえるサイトではない。どうにかこうにかというのが実際のところである。そこは腕の見せ所だろうと前向きにとらえているのだが。だから想像…

2021年よくシェアされたホークス記事は?黒柴スポーツ新聞的ベスト3

2021年も黒柴スポーツ新聞をご覧いただき、本当にありがとうございました。残念ながらわがホークスは日本シリーズ5連覇を逃すどころか、リーグ4位。ホークスファンは例年より長いシーズンオフとなりました。とは言え、選手はよく頑張ってくれました。そこに…

人的補償は突然に…ソフトバンク岩嵜翔が中日移籍

中日からソフトバンクにFA移籍した又吉の人的補償で、岩嵜翔が中日に行くことが決まった。ホークスファンとしては誰が指名されるかソワソワしていたのだが、個人的には岩嵜の移籍を惜しみつつ、又吉を取ったのだからこのくらいの痛みは仕方ないと受け止めて…

退団もチラついた⁉︎ 3億円ダウンの松田宣浩の胸のうちとは

松田宣浩が頬を紅潮させていた。野球協約を超える67%の年俸ダウン。減額3億円は2018年の和田毅と並び球団最大だそうだ。それでも年俸は1億5000万円だから、松田は4億5000万円という高給取りだった。大方のホークスファンは納得しないだろう。打率2割3分4厘、…

これぞエース、山本由伸が魅せた141球〜ソフトバンク石川も千賀も見習うべし

史上初の前年度最下位チーム同士の日本シリーズが終わった。ヤクルト対オリックスの戦いは6試合すべて接戦、最大でも2点差という、まれに見る大激戦。戦力的にも拮抗していて、とても楽しめる日本シリーズだった。昨日はヤクルトの優勝が決まった第6戦を見て…

日本シリーズ難民も楽しんだ!ヤクルト高橋奎ニが気合のプロ「初完封」

日本シリーズ第2戦、地上波はテレビ東京の中継だ。民放の少ない高知県に住む筆者は毎年何試合か「日本シリーズ難民」になるのだが、2021年も餌食になってしまった。いい加減BS見られるようにすればいいのだが、半分、ネタにしているので綱渡りを楽しむふし…

オリックス脅威の粘り。村上、奥川は天国から地獄…2021日本シリーズ波乱の幕開け

日本シリーズ第1戦はヤクルトが3ー1で勝利。2年目の奥川が期待に応えて7回1失点の好投。4番村上宗隆に勝ち越し2ランが飛び出した。一方、オリックスは絶対的エースの山本由伸が先発だったからこの敗戦は痛い1敗となった…。とここまで予定稿を書いて…

栗原陵矢が長谷川勇也から受け継ぐもの〜背番号24に込められた思いとは

今季限りで引退した長谷川勇也の背番号24。誰が受け継ぐかと思っていたら、栗原陵矢だった。栗原は長谷川の引退試合で涙を流していた。きっと、特別な思いと共に、背番号24を受け継いでくれることだろう。 BBM2020 福岡ソフトバンクホークス レギュラーカー…

最後まで諦めない〜打撃職人・長谷川勇也が残したもの

「最後まで諦めるな」というメッセージをもらったと思って、残りの3試合をしっかり戦いたいと思います(日刊スポーツ記事、引退長谷川勇也、執念のヘッスラに「最後まで諦めるな」工藤監督 一問一答 より)。まさにその通りだと思った。長谷川勇也の最後の打席…

デスパイネとグラシアルに、ソフトバンクに残ってもらいたい理由

「V逸のソフトバンク デスパイネ&グラシアルに早くも残留ラブコール」という東スポWebの見出しに目が行った。わが黒柴スポーツ新聞も大賛成。是非とも二人にはソフトバンクに残ってもらいたい。その理由はこれしかない。「手を抜かないから」。これに尽き…

ソフトバンク1位指名の風間球打、将来は攝津?斉藤和巳?

「久々に満点と言える結果」との王会長の言葉が東スポWebに出ていた。プロ野球ドラフト会議。ソフトバンクは公言していた通り、明桜高校の風間球打投手を1位指名した。どの球団もなかなか意中の選手を宣言しない中、ソフトバンクは先陣を切って公表した…

長谷川引退表明からの宮崎敏郎獲得案〜中村晃、リチャードも絡めて

長谷川勇也の引退表明に伴い、ソフトバンクは代打の切り札、特に左の代打が手薄になってしまった。わが黒柴スポーツ新聞は中村晃を後継に推す。それは期待でもある。中村晃はまだまだスタメンで活躍してほしい選手。しかしそれを脅かす若手よ出てこい!とい…

さらば打撃職人・長谷川勇也〜あの勝負強さをもう一度

2021年10月8日。通信社の速報記事で「ソフトバンクの長谷川」の文字を見た時、来るべき時が来たなと思った。長谷川勇也、今季限りでの引退表明。10月に入り2軍行きとなった時点で腹をくくったのか、侍が刀を置くように打撃職人が重い決断を下した。私にとっ…

リチャードが放った初満塁弾&手洗いうがいリチャードの名文句

ここで打ったらすごいなと思ったらホントに打った。リチャードが待望の初ホームランかつ満塁弾。手応えが十分だったようで打球の行方も追わずに吠えた。ファームもしっかりチェックするコアなソフトバンクファンからしたら当然なのだろうが、まさに覚醒。満…

ソフトバンク崖っぷちで育成出身トリオがお立ち台〜甲斐、牧原そしてリチャード

「全員元育成選手」アナウンサーが言うまで気がつかなかった。4日のオリックス戦。お立ち台に上がったソフトバンクの面々…甲斐拓也、牧原大成、そしてリチャードは育成から1軍のポジションをつかんだのだった。お立ち台の3人とも育成出身は珍しい。と同時に…

能力以上のものは出ない〜11試合連続無失点の板東と、連日被弾の岩嵜

ロッテに0-5からひっくり返される手痛い敗戦から1日。最終回のマウンドには岩嵜ではなく板東が上がった。無事に試合を締めくくり、プロ初セーブ。「9回のマウンドはいつも以上に緊張しました」(日刊スポーツ記事より)とのことだが、私が購読する新聞には…

ニ保が阪神移籍後初勝利〜環境を変えて勝つ大変さを実感

ソフトバンク在籍中、とりわけ熱烈に応援していたわけではないが、ニ保旭の阪神移籍初勝利に涙がにじんだ。ニ保の定番の6回途中3失点。大量得点で援護してくれた強力打線さまさまではあるが、試合をつくったという点では立派。とにかく阪神にはシーズン途中…

ペースを握って勝つ〜明徳義塾、サヨナラで難敵・県岐阜商破る

レフトフライと思われたが風のいたずらか、外野手が落球。明徳義塾が幸運な二塁打から同点、逆転。一度は県岐阜商業に追い付かれたが9回、森松のサヨナラ打で振り切り初戦を突破した。 2021甲子園展望号 [高校野球マガジンvol.18] (週刊ベースボール2021年9…

開幕投手の自覚で勝った石川柊太〜ソフトバンク、逆転優勝へ後半戦好スタート

ソフトバンクが後半戦初戦、投打がかみ合い順調なスタートを切った。特に石川柊太の好投に注目したい。「今年、初めて開幕投手を務めさせてもらった。その気持ちというか意気込んで投げました」(日刊スポーツ記事、ソフトバンク石川柊太11K好投で後半戦“開…

雨の日に運命を変える公文克彦〜甲子園降雨コールド負け回避、日本ハムから西武にトレード

またしても雨の日だった。公文克彦が日本ハムから西武にトレードされることが8月12日に発表された。2009年、夏の甲子園で当時高知高校のピッチャーだった公文は如水館相手に史上初の2日連続降雨コールドゲーム。もしかしたら負け、という状況を2日連続でし…

23年経っても色あせない名勝負と松坂大輔のカリスマ性〜1998夏、横浜対明徳義塾

23年も経つのに鳥肌が立つ。そんな試合だった。8月9日、NHKがあの試合をもう一度 スポーツ名場面で、横浜・松坂9回に登場 1998夏「横浜」対「明徳義塾」を放送したのを見た。鳥肌が立ったのは横浜がサヨナラした瞬間ではなく、松坂大輔が9回に救援登板したシ…


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