黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ライバルとの距離感をはかる~アジア大会100メートル銅メダルの山縣亮太がつかんだもの

結果を出すことは大事。しかし、結果が出なかった中でも手応えがあればしめたものだ。アジア大会陸上100メートルで銅メダルを獲得した山縣亮太の走りを見ながらそう思った。 山縣亮太100メートル9秒台への挑戦 (学研スポーツブックス) 作者: 仲田健 出版社/…

東京パラリンピックでメダル、もいいけれど~障害者スポーツ振興は何のため?

障害者雇用の水増し、聞いてあきれる。意図的なものではないと言うが結局「何のために」が理解されていない。障害者の雇用、もっと言えば働く権利を守ろうという趣旨ではないのか。さらに言えば、一人一人が能力を生かして働ける社会をつくるための施策では…

甲子園Heroes表紙が大阪桐蔭ではないことへの違和感

「甲子園 Heroes」(朝日新聞出版)が8月25日、復刊された。5年ぶりという。表紙は吉田輝星。秋田の金足農業を決勝まで導いた立役者である。が、ここは優勝チームである大阪桐蔭ナインが収まるべきではなかろうか。甲子園 HEROES (ヒーローズ) 2018【100回大…

無謀だが真面目な連投防止策を考えてみた~金足農業・吉田輝星をリスペクトしつつ

終わった。100回目の甲子園が。秋田県民の有給消化日が。そして東北の人々が見た、深紅の大優勝旗が白河の関を越える夢が。 秋田が誇る「雑草軍団」金足農業が、史上初の2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭に挑み、壮絶に散った。逆転スリーランに、意表を突くツ…

甲子園で農業高校が優勝したことはある?~金足農業34年ぶりベスト4に秋田沸騰

秋田の金足農業高校が第100回夏の甲子園で旋風を巻き起こしている。ドラフト1位候補のエース吉田輝星が軸なのは確かだが、3回戦で劇的な逆転ホームランの高橋、準々決勝でツーランスクイズを決めた斎藤&2塁走者の菊地彪吾など、日替わりヒーローが出てきて…

甲子園でガッツポーズは悪なのか~創志学園・西投手に球審が「指導」

岡山が生んだ「燃える男」星野仙一ならどう評価するだろうか。創志学園(岡山)の西純矢投手に対し、必要以上のガッツポーズをしないよう球審から指導が行われた。舞台は夏の甲子園。気持ちが高ぶるのも無理はないのだが… 岡山県高校野球本2018 作者: テレビせ…

監督はなぜ投手交代しないのか~高校野球で酷使論、再び

酷暑も相まって、高校野球の投手の起用方法が注目されている。炎天下、エース一人に延々投げさせていいのか。技術、体力共に発展途上の若者を守るのは指導者の責務ではないのか。これらの疑問はもっともだ。完全保存版 夏の甲子園100回 故郷のヒーロー作者: …

猛攻呼んだ高知商業初回の堅守~またも2けた得点で慶応を撃破

高知商業対慶応。最初に書いておくがこの記事は高知商業びいきで進行する。試合展開の予想から書こうと思ったら高知商業は初回いきなりヒットからのスーパー1年生、西村貫輔がタイムリー三塁打。1回戦の山梨学院戦に続き活躍の予感だ。相変わらず笑顔がまぶ…

二松学舎、ペース離さず広陵破る~光った堅守と好救援

高校野球の観戦流儀で、テレビをつけた時に、負けている方を応援する。きょうは朝から広陵対二松学舎を見ているが、西日本豪雨もあったので心情的には広陵を応援しながら見た。日本で最も熱い夏 半世紀の時を超え、二松学舎悲願の甲子園へ作者: 松永多佳倫出…

14対12の接戦~甲子園で高知商業が山梨学院に打ち勝つ

14対12というスコアを見て、聞いて、どんな試合展開を思い浮かべるだろう。断っておくが高校野球のスコアである。ピッチャーが四死球連発とか。守りがエラーばかりとか。いえいえ‼️実は2桁得点を取り合っても「接戦」だったのだ、この日の山梨学院対高知商…

チャレンジの先に見える景色~中日ドラゴンズ新人の鈴木博志に期待

中日ドラゴンズの新人、鈴木博志に密かに注目している。ドラゴンズファンでもあるまいに。BBM2018 ファーストバージョン レギュラーカード(ルーキーカード) No.292 鈴木博志出版社/メーカー: かーど屋本店メディア: この商品を含むブログを見るたまたまテレ…

自分のストライクゾーンをつくれ!~岡本和真は村田修一を追い越せるか

巨人の岡本和真に対し、ラジオで解説していた山崎武司がこう言っていた。まだまだ未完成。もっとよくなる、と。3割40発もいけますよ、と。読売ジャイアンツ 2018年 ビジターユニフォーム サイズフリー出版社/メーカー: UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)メディ…


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