黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

平野謙が食らった石ころ事件がなでしこの五輪予選でも起きた

今回も特にネタはないなあ、と思いつつなでしこジャパンのリオ五輪アジア最終予選の中継を見始めた。すると、信じられないことが起きた。前半、日本選手が蹴ったボールが審判に当たり、相手・オーストラリアのチャンスになってしまった。もうおあつらえむき…

12年連続で開幕投手になった男と13年目で初めて大役を果たした男

ソフトバンクの開幕投手に摂津正が当確という。5年連続。武田翔太の躍進も目覚ましかったのであるかなと思っていたが、収まるところに収まった印象だ。現役選手では一番好きな投手であるだけに、黒柴スポーツ新聞としても喜んでいる。ちなみに本紙編集局長…

1987年秋からの法政4連覇を熱くつづった神宮観戦記~きょうは法大まつり

書き手の体温を感じる文章は心に届く。本紙がお手本にしている、ニッポン手仕事図鑑編集長さんのブログに書いてあった。本紙も心がけたい。心がほかほか、もしくは熱くなる文章を押しつけでない程度にお届けしたいものだ。 神宮卒業論文 主役になれないウル…

田中将大よりも味がある間柴茂有の連勝の裏側

少々大げさかもしれないが、生まれてこの方運がいいなどと思ったことはない。しかし今年は何だか風向きが違う。願いが次々にかなうのだ。もちろん高望みをしていないから、なのだろう。しかし会いたい人には会え、読みたい本が読める。とても幸せだ。今夜も…

打てる捕手論にはぜひ木俣達彦も混ぜてほしい

キャッチャーの打順の定番は8番。9番はピッチャーなので、それに次いで期待されていない。南海で打ちまくった野村克也は別格なのだが、主軸で長年できたのは古田敦也くらいではなかろうか。谷繁元信も2000安打達成者だがクリーンアップだとか大砲のイメー…

近藤真一のプロ人生はノーヒットノーランから始まったんやて

無事これ名馬という言葉がある。近年はドーム化の影響なのかご長寿選手が多い。もっとも彼ら独自の節制や調整法などのたまものだろう。イチローが大リーグ16年目というラジオニュースを耳にして、アメリカだけでそんなにもプレーしたのかとか、26歳にして渡…

清原の個人記録抹消なら最も被害を受ける男は誰だ?

以前清原の記録をどう扱うかという記事を書いた。もし現役時代に使用歴があれば記録抹消もやむを得ないというのが本紙の見解だ。清原は個人的に好きだったので、関係者のコメント同様残念というしかない。最悪の場合記録が抹消されても仕方ないのではあるが…

大谷翔平よりもハム風オレンジ色の少年野球ユニフォームに目が行った件

2ずくしで発表 日本ハムの栗山英樹監督がまた味な演出をした。二刀流の大谷翔平をことしも開幕投手に指名したのだ。発表は2月22日午後2時22分22秒。二刀流のさらなる進化を願って「2」ずくしにしたという。こうなると来年は2月22日午前2時22分22秒に発…

訂正しました 中日の福投手は左腕

山本昌の背番号について書いた回で大誤報をしました。 34を引き継いだ福投手は左腕。本紙は福投手は右投げなのだから11を引き継ぎ、小笠原投手が34ならファンも納得と書きました。が大間違いでした。今はやりの「撤回」をしないといけません。申し訳ありませ…

琴バウアーで琴奨菊は今に王になれるのか

琴奨菊の上体を反らすルーティンは「琴バウアー」なのか「菊バウアー」なのか。割れてしまったので本人はアンケートでもとるかなんて応えていたが、日本記者クラブでの会見で突然指名された米国人女性記者が「コトバウアー」と答えて一件落着した。 元ネタは…

いつか神宮球場を思い出してきっと泣いてしまう【4】長嶋監督を見た

本紙編集局長がペプシマン=ジュースの売り子をしていた頃の話を続けます。 優勝争いまっただ中 1996年ペナントレースは巨人と中日がつばぜり合いを繰り広げていた。記憶と記録を照合した結果、この日は10月2日だったようだ。神宮球場で巨人がヤクルトに勝…

いつか神宮球場を思い出してきっと泣いてしまう【3】辻がデカかった

引き続き、本紙編集局長が1996年神宮球場でペプシマン=ジュースの売り子をしていた時の話です。 池山と辻に挟まれた 売り子は本当の本当の関係者出入り禁止ゾーンを除き、球場のいろいろな通路を歩くことが出来ました。神宮球場はご存じのとおり、選手がグ…

いつか神宮球場を思い出してきっと泣いてしまう【2】ペプシマン技術論

前回に引き続き、本紙編集局長が神宮球場でペプシマン=ジュースの売り子だったころの話をします。 下を見ずに下る 売り子はさまざまなテクニックを持っています。上手な人はお客さんの顔を見ながら観客席の階段を下れます。足元を見ずにグラウンドに背を向…

いつか神宮球場を思い出してきっと泣いてしまう【1】ペプシマン裏話

連続出場をキープするために 今回から約1週間はある事情により、書きためた内容をお届けします。記事は1日1本、なるべく書いて即更新を心がけてきましたが難しい状況です。ある意味連続フルイニング出場は途切れますが、連続試合出場はキープする。そのため…

野球カードコレクターにも大迷惑だった清原事件

記録はどうなるのか 清原問題で個人記録はどうなるのだろう。引退後の薬物使用はもってのほかだが現役中の使用があったとしたらさらにたちが悪い。ファンへの最大の裏切りだからだ。対戦相手への冒とくにも思える。現役中の使用が紛れもない事実と認定された…

2000年突如オリックスに現れたえびす様・戎信行

ワンチャンスをものにする。それもプロ野球選手にとって大事なことだ。それが新人の年とは限らない。下積みがあったからこそ開花するものもある。2000年のオリックス・戎信行はまさにワンチャンスをものにした。 10年目で初勝利 育英高校からドラフト2位でオ…

交通事故で失明しかかった翌年胴上げ投手になった金城基泰

ダイナミックなフォーム 1975年、広島初優勝の胴上げ投手は金城基泰だった。アンダースローで、右腕をいったん高々と上げるダイナミックな投球フォームが印象的。さらに心に残るのは前年秋の交通事故から奇跡の復活を遂げたことだった。この事実を知って金城…

社会人としても胸に響く日本人初のメジャーリーガー村上雅則の言葉

ついに大リーグ挑戦 本紙編集局長が野球カードを集め出したころ、特に買いあさっていたのが1993年版だった。元々は大好きだった近鉄の三色ユニフォームが目当てだったがせっかくならと他球団の選手も集め始めた。その後カード収集の手ほどきを受ける大先輩コ…

杉浦享、日本シリーズ初の代打サヨナラ満塁ホームランを打って上司に引退を止められる

1992年の日本シリーズで 本人が辞めると言っているのに監督に「もう1年やってくれ」と言われた男がいる。ヤクルトの杉浦享だ。1992年の日本シリーズ第1戦。延長12回ワンアウト満塁で野村克也監督が代打で送りこんだ。対するは鹿取義隆ー伊東勤の西武バッテ…

移籍の度にサラリーを上げ続け7球団を渡り歩いた後藤修氏

終身雇用制が崩壊した、とも言われているが一企業に就職しそのまま定年を迎える人はどれくらいいるのだろうか。職業自体を変えることを転職というのだろうが、日本では就職先を変えることも転職という。ステップアップ、現状からの脱出、ヘッドハンティング…

マサに対照的だった中日とヤクルトの背番号リレー

2015年オフ、中日とヤクルトで背番号を扱う対照的な動きがあった。 中日は数々の最年長記録を打ち立てた山本昌の「34」、エースとして活躍し再起を目指している川上憲伸の「11」、2000本安打達成者の和田一浩「5」をそれぞれ新人に引き継いだ。ヤクルトは大…

島田誠と柴田保光があけぼの通商で熟成させたハングリー精神

夢を諦める場所なのか 独立リーグとは夢を諦める場所である。そんな見立てがあるという。 「夢は見るものではなくかなえるものだ」 「諦めなければ夢はかなう」 これは成功者の常とう句である。成功者だからこそ様になる。 確かに独立リーグはそんなに甘い世…

清原に見習ってほしかった元西鉄・河野昭修氏の生き方

いきなりお礼から ありがたいことに、ここのところ、五月雨式に読者が増えている。 最初はこちらがブログ開設を告知した知り合いのみ。 しかも連動させているFacebookでやっと来ていただけていた。 いまもその要素はあるが、比率は日を追うごとに減っている…

2016年シーズンの新監督を懐かしい野球カードで紹介してみた

楽天は梨田監督 楽天監獄に梨田昌孝氏が就任した。 大久保博元・前監督も同じ捕手だったが、経験は梨田氏の方が豊富。 回数は決して多くないが、近鉄でも日本ハムでもリーグ優勝に導いている。 梨田については以下の回でも紹介したが、数々の修羅場をくぐり…

満塁男・駒田監督就任で高知ファイティングドッグスは生まれ変わるか

四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグス監督に駒田徳広氏が就任した。 現役時代は巨人、横浜でプレー。 今知ったが、投手としてドラフト2位入団だったそうである。 1983年4月10日、対大洋戦で史上初の公式戦初打席満塁ホームランの衝撃デビ…

九州銘菓「さが錦」を食べながら李大浩移籍を考えた

李大浩のマリナーズ行きが決まった。 以前、プロ野球選手には人事異動がない、と書いてしまったがよく考えればある。 コンバートである。 けさ、購読している新聞に内川聖一の一塁案が掲載されていた。 一塁を守っていた李が抜けるからだ。 今回はこれをネタ…

福士加代子も浅見八瑠奈も4年分の思いは結実するのか

先日お届けした女子マラソン福士加代子の激走。 新展開があった。 何と3月のもう一つの五輪代表選考レース、名古屋ウィメンズに出場するという。 あれでも当確ではない あの激走をもってしても、あのタイムをもってしても、100%代表になれるという確約がな…

クローズアップ現代の日替わりキャスターで思い出したあのユニフォーム

キャンプが始まった。 この時期しか聞かないあのフレーズ。 「キャッチャーを座らせて」 同僚なのにピッチャーが上から目線である。 本紙編集局長も一度でいいから使ってみたい。 「きょうは、キャッチャーを座らせてブログを執筆しました」 清原ショックか…

川島慶三のさわやか記事を一瞬にして凍結させた清原逮捕の一報

※タイムマシンに乗ってきたテイで書きます。執筆最終盤に清原和博逮捕の一報が飛び込みますが、青天の霹靂感を出すためにあえて書き出しを書き直さずにお届けします。 人事異動はサラリーマンの宿命である。 プロ野球選手に異動はないが、移籍はある。 トレ…

福士加代子8年越しの激走、これが本当の臥薪嘗胆だべ

大阪国際女子マラソンでワコールの福士加代子が優勝した。 タイムは2時間22分17秒。 レースはリオデジャネイロオリンピックの代表選考レースだった。 その派遣設定タイム2時間22分30秒を見事クリア。 「1等賞とったよー」 よゐこ濱口ばりの絶叫がスタジア…


福岡ソフトバンクホークスランキング