黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

結果は早めに出すほどよい~ソフトバンク開幕カードで高橋礼プロ初勝利、甲斐野と奥村は初ホールド

開幕カードから西武との3連戦。浅村栄斗が抜けたとはいえ強力な西武打線をソフトバンク投手陣がどう封じるかが見ものだったが、終わってみればソフトバンク3連勝。山川穂高や中村剛也にホームランを喫したものの、第2戦も3戦も柳田悠岐が逆転ホームラン…

なりたい自分をイメージする~手品バーのトリックと柳田悠岐の逆転満塁ホームランに受けた衝撃

プロ野球開幕の夜、私は職場の歓送迎会だった。スマホ全盛の今時、リアルタイムで結果が分からないようにすることのほうが難しい。せめてスポーツニュースを見ることで、結果をその時に知るようにしたかった。しかし二次会がばらけた時に先輩があっさり言っ…

グラウンドの借りはグラウンドで返す~習志野戦、サイン盗みとの星稜抗議に感じた違和感

「グラウンドの恥はグラウンドでそそぐ」 かつて巨人を率いた水原茂監督が残した言葉だ。昨日読んだ「三原脩の昭和三十五年」(富永俊治著)で見つけた。悔しい気持ちはそれを味わった所でこそ晴らすべき。そんな気概が伝わってくる。昨日センバツで習志野に敗…

超二流はここぞという時に何とかする~昭和35年大洋日本一のMVP近藤昭仁氏をしのんで

近藤昭仁氏が亡くなった。これに反応するのはなかなかのオールドファンかもしれない。しかし近藤昭仁の生き様、特に選手時代のプレースタイルはビジネスマンにもよいお手本になると思うので、ざっくり振り返ってみたい。BBM2016ヒスコレ/球場物語■レギュラー…

ソフトバンク開幕ローテ全員平成生まれ~若き先発投手陣に期待

ソフトバンクの主な先発要員が決まったという。開幕投手の千賀、東浜巨、武田翔太、高橋礼、大竹そしてミランダ。西日本スポーツによればこの陣容は「平成シックス」という。全員平成生まれなのだそうだ。平成クリアファイル(A4サイズ)出版社/メーカー: ビバ…

覆水盆に返らず。だからこそ~一球の大切さを学んだ石岡一ナインとエース岩本

取り返しのつかないことをしてしまうことは、ある。昨日、投稿寸前まで見出しにウンウンうなっているうちに日付が変わってしまった。あわてて投稿したものの、日付の上では年頭からの毎日更新がストップ。投稿時間を細工しかけたが、やめた。いつかそういう…

堂上直倫、13年目で初の開幕スタメンが目前~意思が道を拓く

中日ファンでもないのに、なぜか胸が熱くなる。 堂上直倫が開幕スタメンに前進という記事を見た。中日スポーツでも、スポーツ報知でも、日刊スポーツでも。プロ13年目にして初の大役がすぐ目の前にある、かもしれない。ミズノ(MIZUNO) レプリカユニフォーム …

熊本西は公立校らしさを発揮できるのか~34年前の甲子園初出場を熊本日日新聞がnoteに特集

センバツが開幕した。早くも履正社と横浜が敗れ、星稜は好発進。何だ、また私立ばかりかと思いきや、市和歌山は呉との公立校対決を制したし、熊本西も控えている。昨年夏の金足農業みたいに旋風を巻き起こしてもらいたいものだ。センバツ2019 第91回選抜高校…

カバーし合えるチームは強い~自律神経失調症の中村晃の穴はみんなで埋めよう

イチローの「第一線を退く」速報にはアッと声が出たが、きょうのプッシュ通知にもエッ!と声が出た。中村晃が自律神経失調症。療養に専念するという。脇腹を傷めたという記事は見ていたが、内面的なしんどさも抱えていたのか。2018 BBM ベースボールカード 2…

遠回りから出会う本当の自分~「読んでも」カッコいいイチロー引退会見より

「遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか、そんな気がしている」 イチローがこんなことを言うとは意外だった。走攻守、何でもできるイチローは遠回りから最も縁遠く、目標やゴールに最短コースで到達する印象を持っていたからだ。イチローの…

さらばイチロー。世界中が愛した稀代のバットマンついに引退

19時過ぎにスマホが振動した。何かのプッシュ通知だろうと放っておいたらまさかの「イチローが第一線を退く」知らせ。30分たって見つけて思わず「あっ」と声が出た。日テレのマリナーズ戦中継を見ていたから本当にまさかの知らせだった。 Majestic(マジェス…

打てないイチローを見て平成の終わりを実感する~日本開幕シリーズでヒットは放てるのか

マリナーズの監督は偉いな、と思う。日本開幕戦に帯同しているイチローを、2打席立たせた後で交代させた。日本のファンはイチローが目当てだ。それを承知していてなお、ベンチに引き揚げさせた。Majestic(マジェスティック) シアトル・マリナーズ イチロー …

チェックが足りない時に限ってトラブルは起きる~ソフトバンクWE=KYUSHUユニホーム早くも改良

ソフトバンクのWE=KYUSHUユニホームが早くも改良されるという。背番号が見えにくいので縁取りを太めるらしい。SoftBank HAWKS (ソフトバンクホークス公式) 野球 ボール 硬式練習球 1個入り出版社/メーカー: SoftBank HAWKS(ソフトバンクホークス)発売日: 20…

こだわりがなくなったらおしまい~イチローに日本開幕戦でヒットを打ってほしい理由

あのイチローの顔、見ましたか? 「いつ引退の判断をするのか?」という趣旨の辛辣な質問で、イチローの顔色が変わった(ように見えた)。7年ぶりの日本での試合を「ギフト」と表現したことからも分かるように、イチローは東京での試合を楽しみにしていた。そ…

よきリーダーは舞台を用意する~ポテンシャルを最大限発揮させようとする栗山英樹監督

同じ業務をふられるにしても、そこに意図があるかないかで結果は違ってくるのではないか。やはり人は気持ちで動くのだから。その意味で、最も意図をもって選手起用しているのは日本ハムの栗山英樹監督だと思わされた。GOETHEの記事「栗山英樹監督に見るリー…

有能な人が集まると選択肢が生まれる~し烈なソフトバンク外国人枠争い

3番グラシアル、4番柳田悠岐、5番デスパイネ。なかなかの圧である。横浜DeNAベイスターズ戦はグラシアルの3ランが効いて勝利。ソフトバンクは外国人選手がひしめき合い、誰を落とすか首脳陣は頭を悩ませている。2018 BBM ベースボールカード 2ndバージョン 3…

できる人は常に自分有利の状況をつくる~千賀滉大を刺激した菅野智之のピッチングとは

ソフトバンク開幕投手の千賀滉大が巨人のエース菅野智之と投げ合った。どちらもほぼ完璧。オープン戦とはいえ、ファンはしびれる試合を見られたのでないか。千賀も菅野もさすがだという記事が当然書かれるのだが、西日本スポーツ記事「ソフトB千賀7回2死…

ギリギリの所で踏ん張ることは重要~武田翔太と藤浪晋太郎はポテンシャルを生かしきれるのか

オープン戦で絶不調だった武田翔太が名誉挽回の好投を見せた。東浜巨が本調子でないだけに、ローテーション入りの可能性も浮上。起用方法はともかく、自信を失わなくて何よりだ。カルビー2017 野球日本代表 侍ジャパンチップス 金箔漢字パラレルカード No.SJ…

仕事ができる人が休むと痛い~ソフトバンク中村晃が右脇腹痛で開幕絶望的

きょうは教訓もない。ただただ事実のみ。ソフトバンクの中村晃が右脇腹を傷めて開幕絶望的という。開幕絶望「的」と、断定調ではないのがせめてもの救いだが、どんなけがだって無理しない方がいいに決まっている。工藤監督も、時間がかかりそうだと見ている…

反応する力を鍛える~代打の神様・八木裕がすすめる打撃練習の工夫

打撃練習と言えば、投げてもらった球を打ち返すのだが、そのボールには直球も変化球もある。工夫して取り組むのが大切だ、と元阪神の代打の神様、八木裕がサンスポ記事で語っていた。BBM1994 タイガースコレクションカードセット レギュラーカード No.T41 八…

逃げない気持ちが成長させる~元大洋の佐々木吉郎、アテ馬からの完全試合

予定が変わると大変だ。が、ひょうたんから駒、ということもある。最近、完全試合について調べていてまた発見があった。過去15回しか記録されていない完全試合の中で、いわゆる「アテ馬」として登板し、そのまま完全試合を成し遂げたピッチャーがいたとは………

考えずにやる500本の素振りは意味がない~大谷翔平はお手本を見つけ、鏡の前でスイング

MLB

ノックは技術力向上もあるが、指導者と選手の「気」のキャッチボールだ的なことが、高橋善正著「情熱野球で勝つ『言葉の鉄拳』」に書いてあり、興味深く読んだ。 情熱野球で勝つ「言葉の鉄拳」 (ベースボール・マガジン社新書) 作者: 高橋善正 出版社/メーカ…

ここ一番ではベストピッチを投げよう~元東映・高橋善正はなぜ完全試合ができたのか

あと一人、打ち取れば完全試合。自分はシュートが得意なピッチャー。しかしバッターはシュートを打つのがめっぽう得意。さあ、あなたなら何を投げますか? 私は思った。相手はシュートを打つのが得意なのだから、シュートを投げるのはやめておこうとするだろ…

納得いくまで「ありたい自分」を追求する~阿部慎之助、捕手復帰という終活

日経新聞のコラムで、巨人の阿部慎之助の捕手復帰が取り上げられていた。コラムの締めでは沢村を「公開説教」した場面を引き合いに出し、「叱れる」稀有な人材なので捕手復帰を肯定していた。黒柴スポーツ新聞も阿部の捕手復帰を肯定している。 報知新聞社 …

全力プレーこそ勝者の条件~怠慢走塁で懲罰交代の横浜DeNA伊藤裕季也、汚名返上を!

若くてキラキラした新人にはフレッシュさ、はつらつプレーを期待してしまうから気の毒な面があるのだが、横浜DeNAの伊藤裕季也は怠慢走塁で名前を売ってしまった。打球をファウルと決めつけ、すぐに走り出さなかったという。New Era(ニューエラ) 横浜DeNAベ…

意識次第で環境は変えられる~楽天の浅村栄斗が単調な練習を工夫して意味付け

西武を日本シリーズに連れていかずに楽天に移籍した時点で、浅村栄斗は冷たいヤツだなと思った。が、面白い思考の持ち主だなと評価が変わった。何と、バッティングマシンで7通りも打ち方を変えていた。元ネタは日刊スポーツ「楽天浅村が死んだ球で生きた打撃…

先輩の抜けた穴は後輩の伸びしろ~オリックス山岡泰輔が狙っていた開幕投手をゲット

人事異動の季節。エース級の人材が他部署に行くと、期待できることは後輩の成長である。その意味で、2019年シーズンはオリックスの山岡泰輔に注目したい。2018 BBM ベースボールカード 2ndバージョン CU46 山岡 泰輔 オリックス・バファローズ (CROSS UNIVER…

エースは結果に責任を負う~2006年ソフトバンク斉藤和巳の涙に学ぶ

平成を振り返る企画「シリーズ平成史」をNHKのサンデースポーツ2020がやっていた。最終回は「野球」。そこにソフトバンクホークスの試合も出てきたのだが、名場面に選ばれたのはどの試合のどんなシーンだったか、ホークスファンはすぐ分かるだろうか? プロ…

背番号は自分でつくる~ホークスのエース斉藤和巳66、攝津正50。千賀滉大41も?

攝津の引退に際し、ふと思った。ホークスのエースの背番号は大きいな、と。斉藤和巳は「66」。攝津正は「50」。このまま千賀滉大がなれば「41」だ。SoftBank HAWKS(ソフトバンクホークス) Majestic製レプリカユニフォーム(ホーム/千賀/XLサイズ)出版社/メー…

あなたと過ごせた10年間は宝物~攝津正がセレモニアルピッチ 引退スピーチ全文付き

攝津正が名実ともに引退した。3月2日にセレモニアルピッチを行うことは知っていたが、一つ気になっていた。攝津正はどんな服装で登場するのか? 平成も終わろうとしている中で若干の昭和さえ感じる男、攝津正。ゆえに背広もしくはワイシャツもありえると予想…


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