黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

2021-01-01から1年間の記事一覧

落ちそうで落ちない〜松田宣浩の鳥人間的現役生活はいつまで続くのか

貧打に泣いたソフトバンクが嘘のような先発全員安打で獅子粉砕。9点も取って勝った。北九州市民球場だったから? 鷹の祭典だったから? 赤い特別ユニフォームだったから? 久々に福岡でお客さんが入った試合だったから? ま、その全部だったということでよか…

野球本を売りに行ったら買取価格が予想以上に…!だった件

久々にソフトバンク以外のネタで(きょうは試合がありません)。断捨離を思い立ち愛しの野球本たちを売って参りました。そこでプロ野球ニュースの名物コーナー「今日のホームラン」テイストで査定価格を列挙いたします。BGMはもちろんジェームス・ラストのVIBR…

代打明石またもトレンド入り〜てこでもブレないソフトバンク工藤監督

またもや代打明石がトレンド入りしてしまった。ある意味38試合連続無失点のプロ野球タイ記録の平良をもしのぐ注目度である。そして私は確信した。これほど一つのことに固執する、てこでもブレない工藤監督が、やはり昨シーズン内川聖一を1軍に呼ばなかった原…

ソフトバンク石川柊太の配置転換はアリ?〜仕事ができる人が不調になったら

工藤公康監督が石川柊太の配置転換を示唆した、という記事が相次いで配信された。配置転換の理由は、日刊スポーツによると「今は先発するよりも、中(リリーフ)に入ったほうが良かったり、短いイニングで投げて、自分を取り戻すのも1つの方法」(ソフトバン…

三森、価値ある猛打賞〜ソフトバンク8試合ぶり勝利に貢献

ソフトバンクが8試合ぶりの勝利だ。立役者は誰かと聞かれたら私は三森大貴を推したい。レイは初勝利おめでとうだし、今宮47イニングぶりチームタイムリーも殊勲。松田の2度のホーム生還もさすがの熱男ぶりだし、柳田悠岐の豪快なポール直撃弾で多くのソフト…

打線も梅雨入り…ホークス貧打解消に一つの提案

ホークスが貧打に喘いでいる。リーグ戦再開初戦は日本ハムのエース上沢に完投を許した。2-1。この1点は上沢のボークによるものだ。試合中そして試合直後にベテラン長谷川が感情を露わにする場面があった。長谷川はもともと闘志をむき出しにするから驚いた…

ソフトバンク三森4打数4安打で4割超え〜レギュラー獲りへ最大のチャンス到来

ただいま売り出し中の男がまた活躍した。三森大貴。広島戦で4打数4安打の固め打ち。広島の先発玉村に完璧に封じられたソフトバンク打線において、一人気を吐いたと言っていい。うち1本はタイムリー三塁打で、チームは負けを免れた。その長打が外野を深々と…

周東に新たなライバル・三森現る〜ソフトバンク二塁手争いますます激化

ホークスのセカンド争いの構図が変わった。開幕から周東佑京が出ていたが、出塁率や打撃が失速。入れ替わる形で牧原大成が猛アピールしてスタメンを奪取したかに見えたが、全力プレーの蓄積が響いて戦列から離脱した。阪神戦からは三森大貴が起用され、6月6…

気迫を前面に出す〜ソフトバンク真砂が反撃の一打、激しく拳を振り下ろす

ようやくホークスが勝ち、引き分けを挟んだ連敗は4で止まった。阪神との2戦目も途中まではリードを許す苦しい展開だったがそれをこじ開けたのは柳田悠岐のヒットであり、続く真砂勇介のタイムリーだった。外野を深々と破る二塁打で柳田が一気に生還。バック…

代役を立てさせない〜牧原大成、代走送られた翌日に脚力アピール

いま牧原大成が熱い。このところの猛アピールは素晴らしい。周東の衝撃の走塁死がクローズアップされた中、牧原一人だけが別のことを考えていたに違いない。そう、なぜオレに代走なのだ、と。周東が一塁に来た時、牧原は名残惜しそうに下がったように見えた…

周東の走塁死が敗因なのか〜ソフトバンク、DeNAに手痛い逆転負け

あまりにも衝撃的な結末だった。一塁ランナーの周東が、三嶋の牽制球がそれた隙に一気に三塁を狙った。しかしバックアップのセカンド牧からの好返球にあえなくタッチアウトでゲームセット。パッと見、周東の暴走に見え、逆転負けのフラストレーションが溜ま…

呼ばれなくなる恐ろしさ〜代打を送られた牧原と上林、そしてスタメンから外れた周東

その日2安打するのはノッている証拠だ。しかし6回のチャンスで牧原大成には代打が送られた。巨人が変則左腕の大江を投入してきたからだ。左対左は打者が不利というのは定説。しかも変則だ。ノッている牧原でも手こずると見たのか。はたまた、ここは素直に左…

越えねばならない壁〜ソフトバンク泉、決勝被弾翌日またもや阿部に当たる

気になる四球の与え方だった。前日手痛い決勝ホームランを浴びた中日の阿部に、またもやソフトバンク泉圭輔が挑む形になった。だが泉はストライクゾーンで勝負できなかった。泉はどんな心境で投げていたのか。 BBM ベースボールカード 602 泉 圭輔 福岡ソフ…

ミスを糧に走りまくれ〜周東まさかの牽制死に見た一瞬の気負い

反撃ムードに水を差す、とは使い古された言い回しだが、まさに周東がそうなってしまった。柳田悠岐の同点ホームランで追い付き、続く中村晃がヒットで出塁。当然のごとく周東が出てきたのだがまさかの牽制死。野球用語の死って独特だなと思いつつも周東の刺…

悔しさをぶつける〜5月4割の牧原大成、スタメン獲りへ猛アピール

たまには牧原大成をヒーローインタビューに呼んであげてくれ、と思っていたら和田毅と一緒に呼ばれていた(5月23日、オリックス戦)。さぞウハウハ喜んでいるかと思いきや、口から出てきたのは悔しさだった。「開幕スタメンを勝ち取ることがなかったので、その…

「2番・キャッチャー甲斐」はアリなのか〜奮起を促したいのはあの男

初回にバットを持って待機する甲斐拓也を見て「?」。なんと甲斐が2番で起用されていた。球団捕手では80年ぶりだという。いったい甲斐はなぜ2番に起用されたのか。 ハタケヤマ 甲斐選手型 HATAKEYAMA 軟式 キャッチャーミット 捕手用 TH-M62YS イエロー 右…

信じる力〜甲斐拓也が岩嵜に送った激励のシグナル

甲斐は立ち居振る舞いが大人びてきた。風格さえ漂い始めている。日本シリーズ4連覇中だから当然かもしれない。この日、5月19日の西武戦では大事な局面での落ち着きが頼もしく見えた。それは5-5で迎えた8回2アウトの場面だった。 プロ野球チップス2020 第1弾…

手を抜かない〜ダイエー戦士、明石健志の流儀

長く第一線でやる人は何が素晴らしいのだろうか。その答えを一つ見つけた。明石健志。人は彼をダイエー戦士という。そう、プロ生活18年目ソフトバンクホークス唯一の、ダイエー時代を知る野手である。そんなベテラン選手が見せたのは手を抜かない姿勢だった…

いいイメージを持つ〜上林誠知が札幌ドームで正夢弾&タイムリー

上林誠知が好調だ。およそ1カ月遅れの「開幕」となったが2軍から昇格して間もなくこどもの日に起死回生の同点タイムリーを放ったり、その後も打点が稼げたりしている。アウトになることもあるが積極的に盗塁も狙っている。何より一塁でのリードが土を越えて…

意地で放った上林劇的同点タイムリー〜自分らしさを取り戻せ

ゴールデンウイーク終盤、昼間仕事しているうちに上林誠知が大活躍していたとは! 帰宅してからDAZN見て熱い同点劇を堪能させてもらった。ジーンとさせられた。上林、よかったなぁ。 iPhone XR ケース [デザイン:51.uebayashi/マグネットハンドあり] ホーク…

19安打敗戦が何より悔しい理由〜柳田悠岐、早くも4失策

悔しい敗戦となった。24日のロッテ戦、ソフトバンクは19安打を放ちながら敗れた。これは75年で3度目の珍事だという(ネタ元は西日本スポーツ)。原因はもちろん13与四球という投手陣の乱調なのだが、私はあのワンプレーがどうしても許せない。柳田の今宮への…

助けられた津森が好投、甲斐に火をつける〜北九州の鬼が5打点の大活躍

甲斐は北九州市民球場がよほど好きらしい。20日の楽天戦で3ラン含む5打点の大活躍。だがその裏には中継ぎ陣の踏ん張りがあったことを書いておきたい。特に津森宥紀。津森は前回登板で手痛い勝ち越しタイムリーを浴びて降板していた。 BBM 2019 GENESIS 013 …

中村晃が9回劇的同点弾。勝ち越し許した津森宥紀を救う

この勝負強さは何なのか。中村晃が西武戦、敗色濃厚の9回に劇的な同点2ランを放った。それはチームと共に若きリリーフ投手、津森宥紀をも救う一発となった。 iPhone11 ケース [デザイン:7.nakamura/マグネットハンドあり] ホークス 選手 中村晃 アイフォン11…

7回の男に休息を〜スチュワート加入で泉圭輔ら中継ぎの負担は分散するのか

ソフトバンクが西武に一矢報いた。開幕からの対戦成績は4連敗だったが、ようやく1勝をもぎ取った。それを喜ぶ一方で不安に思う。今年は「7回の男」が離脱することはないのだろうか。2021年の場合は泉圭輔。4月17日終了時点でもう11試合に登板した。 2019 BBM…

和田毅がホークス40代勝利3人目〜ソフトバンクはベテランが元気

和田毅がホークス40代勝利3人目という。え、あと二人って誰なの? BBM2006 福岡ソフトバンクホークス HAWKS DANASTY No.HD2 和田毅 メディア: そんな長いことやってたピッチャー、ホークスでは思い浮かばない。工藤公康はありえるかな?(違いました) BBM2000…

価値あるブルペンデー勝利〜ソフトバンク松本裕樹が4回無失点

4月11日の楽天対ソフトバンク。トピックとしてはソフトバンク田浦文丸のプロ初勝利か。しかし黒柴スポーツ新聞的にはソフトバンク松本裕樹。2年ぶりの先発で勝ち星はつかなかったものの4回無失点は上出来。投げ合ったのが楽天のゴールデンルーキー早川隆久だ…

いい仕事をして信頼を得る〜楽天の西口直人、6点ビハインドからの好リリーフ

いい仕事だった。敵(筆者はソフトバンクファン)ながらあっぱれと言いたいのは、楽天でリリーフした西口直人。4月10日のソフトバンク戦で6点差の4回からマウンドに立ち3イニング2安打無失点。この踏ん張りが楽天反撃の一因となり何と一時は8ー7と逆転した。最…

勝負に入れ込む〜日本ハムのルーキー伊藤大海、敗戦後に悔し涙

さすがスポニチ。日本ハムのドラ1伊藤、涙流して「凄く悔しい」 7回3失点11奪三振もプロ初勝利ならず チームは6連敗、という記事があった。ソフトバンクファンの私も伊藤大海の投球に見惚れていた。そして敗戦後ベンチに残って涙する姿勢にまたグッときた。 …

チームの一員になる〜巨人から阪神移籍の山本泰寛がサヨナラ打

異動の季節である。新聞社員となり21年で9回の異動ともなると、やはり目が行く。そう、移籍とトレードに。そして新天地で活躍するとまるで自分のことのようにうれしくなる。別に自分が打ったり投げたりはしてないのだけれど。巨人から阪神に移った山本泰寛は…

川島慶三、代打逆転サヨナラ打でチームメイト救う〜ベテランが元気なソフトバンク

彼の打席はいつも劇的である。川島慶三。2021年シーズン、最初の打席は劣勢の9回裏、2死満塁で回ってきた。最初の球を見逃し、次はファウルであっという間に追い込まれた。しかし、落ちる変化球を辛うじてバットに当てた辺りから徐々に川島のペースになって…


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