黒柴スポーツ新聞

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ソフトバンク開幕ローテ全員平成生まれ~若き先発投手陣に期待

ソフトバンクの主な先発要員が決まったという。開幕投手の千賀、東浜巨武田翔太、高橋礼、大竹そしてミランダ。西日本スポーツによればこの陣容は「平成シックス」という。全員平成生まれなのだそうだ。


何やらHey!Say!JUMPとV6の合体みたいな名前だが、最年長はミランダ。元号が平成になりたての1989年1月10日生まれで30歳だ。ということでほかの日本人投手5人は20代の若き面々だ。。

昨年来、けが人続出のホークス。2019年は特に中村晃の離脱が痛い。1人ではなく2人分の穴が開くイメージだろう。中村晃は地道に結果を出してきた。そういう人は、いなくなって初めて存在感が出てくる。とはいえ中村晃はまずは自分の体調を整えてもらいたい。
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ここにきて上林も背中の張りを訴えた。長引かなければよいが、軸になってほしい選手なだけにできれば早めに復帰してもらいたい。


そんなわけで先発投手陣が全員平成生まれというのは、そこそこ長期的に投手陣をできるのかなとちょっと期待感を持ってしまった。


とはいえ抑えの一角のサファテが不調。働きまくった加治屋や岩嵜はダメージが取れないままなのか本調子ではない。奥村や甲斐野というフレッシュな顔ぶれも奮闘しているが頼みの綱は森唯斗ひとりのような気もする。

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いや、だからこそ平成シックスがしっかりしないといけない。かつて西武が黄金時代を築いたころは小学生でも日本シリーズの先発予想があっさりできたものだ。投手の分業制が確立されて先発の柱が年々細くなってきたように見えるのは気のせいだろうか。



平成シックスの面々は一人一人見ると面白い。千賀はエースとしての地固めをする大事な年。東浜は千賀に開幕投手の座を譲ったものの張り合ってもらわないと困る存在。高橋礼と大竹は昨シーズン後半から地道に結果を出した結果ローテーション入りを果たした。ミランダは先発として結果を残さないと外国人枠の兼ね合いで1軍に残れない。武田翔太は好不調の波が激しすぎるからとにかく粘るしかない。
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活発な打線がチームを引っ張ってきた印象もあるが特に昨シーズンは継投で乗りきった。ただし中継ぎの相次ぐ故障を突きつけられると先発陣の安定が昨シーズン以上に求められる。



最後に一つ、楽しみにしていることがある。ことしもオリックスとの企画で2019年5月28日(火)から30日(木)に京セラドームで行われる試合は復刻ユニホームを着用する。今回のホークスは1970~71年シーズンのモデルだ。

写真で見たがグレーの生地がなかなかシック。チームカラーの緑でNANKAIと胸に刻まれている。モデルは上林と千賀が務めたがなかなか似合っていた。

果たして平成シックスのうち誰がこの3連戦の先発を務めるのか。バリバリの昭和の野球をやっていたころのユニホームを平成生まれのピッチャーが着こなすところがたまらない。高橋礼とか大竹は似合いそうに思うがいかがだろうか。この企画も含め、2019年は平成シックスの奮投に期待したい。


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