黒柴スポーツ新聞

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有能な人が集まると選択肢が生まれる~し烈なソフトバンク外国人枠争い

3番グラシアル、4番柳田悠岐、5番デスパイネ。なかなかの圧である。横浜DeNAベイスターズ戦はグラシアルの3ランが効いて勝利。ソフトバンクは外国人選手がひしめき合い、誰を落とすか首脳陣は頭を悩ませている。



1軍外国人枠は4。開幕2戦目先発の可能性があるというミランダ、復帰した守護神サファテ、実績十分のデスパイネ。これだけでおなかいっぱいなのにまだグラシアルとモイネロまでいる。

4人を投手2、野手2で行くのか、投手3、野手1で行くのか。風向きが変わったのは中村晃内川聖一の離脱。打力が落ちるのは避けたいからグラシアルでフォローするのが順当。守備的にもグラシアルは三塁も外野もいける。
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結論から言えば、黒柴スポーツ新聞は2人ずつの起用を推す。具体的にはモイネロがお休み……。というのも、冒頭の打線、3番グラシアル、4番柳田悠岐、5番デスパイネを見たらこれは効果的だ、強力だと思った次第。相手チームは嫌だろう。



ひとまず中村晃が復帰するまでは打力厚めでいかがだろうか? 投手陣は今年もフル回転だろうから、モイネロはバックアップ要員でシーズン中盤~後半でも十分活躍してくれるだろう。とにかく前半から打ち勝つ。かけれるだけ圧力をかけておきたい。

外国人の当たりはずれがすさまじい巨人や阪神からしたらうらやましがられる状態だが、ソフトバンクの外国人が素晴らしいのは役割分担がはっきりしていることだ。サファテ=抑え、モイネロ=中継ぎ、ミランダ=先発。デスパイネとグラシアルはそれぞれ長打も打点も見込めるからまったく違うわけではないが、デスパイネはDHでもよく、グラシアルは守れる。とにかくバランスがよいのだ。

これだけ見ても、組織は適材適所というか、効果的に人材を集めて配置することでうまく機能することが分かる。ただただ人数を集めればいいということではない。

また、グラシアルのようにいろんな打順で打てて内外野守れる人材は貴重だ。中村晃の離脱は痛すぎるがこれによりグラシアルありきの布陣を考えてはどうだろうか? また、それぞれの外国人の調子次第で入れ替えてもよい。ミランダやサファテはずっと1軍にいてほしいところだが。いや、それを言うならデスパイネもグラシアルもモイネロも外せない。有能な人が集まると選択肢が生まれる。それがあるのが強い組織だ。

適材適所をいかに実行するか。その観点だけでもソフトバンクの外国人枠は興味深い。工藤公康監督ら首脳陣がどう起用するか注目だ。


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