黒柴スポーツ新聞

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感謝の気持ちを持つ~家事をするソフトバンク今宮健太と和田毅

コロナウイルス感染対策により、これまでの日常とは変わってしまった。その中でも前向きに生きる人はいる。私も見習いたい。先日はこのような記事が目に留まった。時事通信の記事「自主練習で気付くありがたみ 練習環境や家族の支え―プロ野球ソフトバンク」だ。今宮健太和田毅が紹介されている。自主トレでは裏方さんの存在に感謝。家事をすることで家族のありがたみを感じているそうだ。

今宮健太は皿洗いやおむつ交換をしているという。普段ならば三遊間の深いところから打者走者をアウトにする今宮の肩、腕が家事に活用されている。もともと犠打が多いプレーヤーでもあるが(2019シーズン終了時で通算299個、歴代7位)、おむつ換えなどまさに奥さまへのさりげない送りバント的な優しさ。もっとも、育児は両親の仕事。今宮とてシーズン中だからなかなか育児に関われなかっただけで、今のように時間が許せば手分けして育児をやっていたことだろう。

和田毅は料理に挑戦。「自分はずっと外で野球をして、家に帰ったら食事など当たり前のものがある光景を見てきた。妻も大変なことをこなしていると感じたし、自然と感謝の気持ちが芽生えた」(時事通信記事より)。あの甘いマスクでこの優しいコメント。奥さまもうれしいのではなかろうか。あのクールなサウスポーが包丁を握ったら、どんな料理が出来上がるのだろうか。

だから僕は練習する 天才たちに近づくための挑戦

だから僕は練習する 天才たちに近づくための挑戦

  • 作者:和田 毅
  • 発売日: 2020/02/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

かくいう私も朝、余裕があれば家事をしてから出勤している。料理はめっぽう弱いが皿洗いはできる。まだまだ手伝い程度だから書くほどのことはないが、手伝ったからこそ今宮や和田の気持ちが少しは分かる。普段から家事をしてくれる家族への感謝の気持ちが自然とわき起こるのだ(いつまでも手伝いレベルじゃダメですね)。コロナウイルス感染のいち早い終息を願いつつ、混乱が落ち着いてもこの感謝の気持ちは持ち続けようと思う。


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