黒柴スポーツ新聞

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じゃない方の人は、いる~オールスター8連続奪三振を江川と成し遂げた中尾孝義

Full-count記事、「10連続三振を狙っていた」 女房役が明かす江川卓のオールスター8連続三振、を読んで、人生は残酷だなぁと思った。何が残酷なのか。この記事に出てくる「女房役」が誰なのか、すぐに分かるのはほんの一握り(の野球通)ではなかろうか。9連続奪三振という江夏の偉業に迫った江川の快投がまぶしすぎて、あの時のキャッチャーが誰だったのか忘れている。というか知らなかった。中日にいた中尾孝義だった。偉業や好投は一人ではできないはずなのに、評価される人と「じゃない方の人」がいる。それが残酷だなぁと思ったわけだ。

キャッチャーはそうなりやすいポジションかもしれない。勝てばピッチャーがクローズアップされ、打たれたらキャッチャーが責任を問われる。そんな話をすると同じ中日の中村武志が思い浮かぶ。星野監督にめっちゃ怒られてそう……。

監督に怒られていたかは分からないが西鉄ライオンズのキャッチャー和田博実もクローズアップされていない。鉄腕・稲尾和久はあまりにも有名だが、Wikipediaによると和田は2度の完全試合(1958年・西村貞朗、1966年・田中勉)と2度のノーヒットノーラン(1964年・井上善夫、1966年・清俊彦)を達成している。稲尾は確かにシーズン42勝だの日本シリーズサヨナラホームランを打つだの印象的な活躍をしたが、和田も西鉄黄金期のキャッチャーなのだから、もう少しフォーカスしてあげてほしい。やはり「じゃない方の人」というのは存在するのだ。

 

あまり良くない表現だが「アピる」という言葉がある。そういうのする人いるよな、上手だよな~と覚めた目で見てしまうが私は持って生まれた性格から、そういうことが自然にはできない。一生懸命やるってことはできるから、その延長線上で見てもらうしかない。だからスター選手が活躍するのもいいけれど、シブい選手が活躍するとさらにうれしい。とにかく、きょう書きたかったのは「じゃない方の人」というのは確かにいるのだということだ。アメトークの「じゃない方芸人」を集めた回を見て、確かに目立たない人はいるよなと思ったわけだが、そういうキャラもあっていいよなと思う。例えば、みんながハキハキしてなくていいし、内向的でもいいよなとか……。何でか見切れてしまう人はいるのだが、それは決してその人が頑張っていないというわけではないのだ。この黒柴スポーツ新聞ではみんなが知っているスター選手のネタで盛り上がることもあるだろうが、シブい選手、苦労人などなど「じゃない方の人」にもしっかり光を当てていこうと思う。

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