黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

打球を弾いた痛みはどう昇華されるのか~全国高校野球選手権高知大会・高知商ー追手前の熱戦を見て

思い立ったが吉日。高校野球高知大会を見に行ってきた。追手前-高知商業戦。1回戦の好カードなのだ。朝から家の周りの草刈りをして、シャワーを浴びて球場に向かう。充実した休日になりそうな予感。

追手前も高知商も母校じゃないのでバックネット裏に陣取ると、内野席に会社の大好きな先輩の姿が見えた。合流して一緒に観戦。お互い野球バカゆえに楽しい観戦になりそうな予感。

高知商が勝ちそうと思ったので追手前を応援。試合は追手前がヒットやら四球で再三得点圏にランナーを進め、高知商が粘って得点を許さない構図だった。

流れは追手前ペースだったがやはり得点できない回が続くと、ペースは高知商にチェンジ。キャッチャーからの送球がそれて三塁ランナーが生還し先制した。

じゃあそのまま高知商ペースかというとそうではなく、追手前がタイムリーで追い付いた。それどころか押せ押せで一打サヨナラの場面も。しかしあと一本が出なかった。

延長戦でランナーを背負った追手前はエースから二番手に継投した。第三者から見てもたしかに球がばらつき始めていたから代え時に思えた。しかし結果的にこれが裏目に出た。ランナーがたまったところで前進守備を敷くもショートが内野ゴロをはじき高知商に待望の追加点が入った。この1点でも十分に思えたが、なおも外野に抜けそうな打球をセカンドがグラブに当てるのがやっとの場面なんかもあって、継投があった延長11回の表に合計3点入った。その裏、追手前はランナーを出して粘るも追いつけず、敗れた。

もしもショートが内野ゴロを処理できていたら。
もしもセカンドが打球を食い止められていたら。

高校野球でタラレバを言い出したらきりがない。

高校野球 2017年 07 月号 [雑誌]

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というか、彼らが何万球もノックを受けた結果がこのプレーなのだから、第三者がどうこう言うものでもない。勝てば甲子園への道が開け、負ければ仲間たちとのプレーが終わる。それを懸けた場面で力を出し切ることは想像以上に難しいのかもしれない。

ついつい敗者に目が行ってしまう。あの打球を弾いた感触は一生ぬぐえないのではないかと。手に残る捕球時の痛みが薄れることはないのではないかと。いろいろ想像してしまう。ありきたりな言い方だが、その後の人生で彼らがあのプレーにどう折り合いをつけ、どう昇華させていくのかが気になる。

およそ2時間半のゲームであったがいいものを見せてもらった。入場料500円、すごく得した気分だ。筆者が野球を好む理由の一つが、同じ試合が二つとないことだ。あの日あの時刻、あの対戦相手だったからこその試合結果。試合開始時刻をめどに球場に集まって、勝者と敗者に分かれて帰ってゆく。観客は2時間前後彼らのプレーに一喜一憂し、喜びや無念に共感して家路につく。筆者はそういう野球が大好きだ。きょうはあまりに日差しがきつすぎて、この文章を打っている手の甲は真っ赤に日焼けしている。

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