黒柴スポーツ新聞

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情報を組み合わせてプロ野球をより楽しもう~球宴初打席アーチの小林誠司記事をテキストに

巨人の小林誠司が2017年オールスター第2戦でホームランを打った。それは当日夜、smartnews経由でスポーツ紙記事を見て知っていた。

翌朝、新聞のスポーツ面でも小林誠司のホームラン記事を見た。見出しは「小林初打席アーチ」。そう、間違いはない。しかし消化不良だった。

なぜならチェック済みのスポーツ紙記事では、小林誠司は初打席の初球をホームランにしておりこれは1970年の有藤通世以来34年ぶりで史上4人目と書いてあったのだ。

新聞の見出しは基本的には記事にある文言から作られる。今回の小林誠司のホームラン記事はスポーツ紙に書いてあった有藤通世以来というくだりが入っていなかった。だから34年ぶりという見出しは付けられなかったのだろう。

一般紙はスポーツ紙と同じくらいの情報は求められていないかもしれないから「小林初打席アーチ」でも問題はない。今回言いたいのは、やはり情報は適度にそろっていたらより物事が立体的に楽しめる、ということだ。

そういう意味では、小林誠司球宴ホームラン記事はよきテキストである。他の注目点を見てみよう。

1.シーズンまだ0本なのに打った
球宴のような特別な場面で打てる人ならとっくにシーズンで打ってそう。だからベンチでは高橋由伸監督が「なぜここで打てるんだよ」みたいな反応したり、スタメンを外れて放送に参加していた坂本勇人が「シーズン中に打って」と笑ったりしており、スポーツ紙記事ではちゃんとチェックされていた。

2.打った後、パ・リーグベンチに向かってガッツポーズ
巨人はセ・リーグだからなぜパ・リーグベンチにガッツポーズ?と思わせるところがポイント。実は打席に入る前、パ・リーグ松田宣浩嶋基宏から、バットを短く持ってガッと行け的なアドバイスがあったそうだ。敵に指導するなんて熱血指導で「かっぱえびせん」(やめられない止まらない)と言われた山内一弘か!とツッコミたくなる話。

小林誠司と言えば2017年のWBCで大ブレイクするもシーズンではまた元に戻り打率が低迷している。これを知っているからみんな小林誠司のホームランにおいおいとつっこめるのだ。相手ピッチャーもパ・リーグを代表する投手の1人、金子千尋だったから余計に目立った。
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もはやAIが記事を書き、プロ野球は詳しく丁寧な一球速報が楽しめる時代。だからこそ読み手もいろんな情報をじょうずに集めて好プレー珍プレーをより立体的に楽しみたいものだ。

黒柴スポーツ新聞は速報メディアではない分、そのへんを意識して情報をまとめて発信していく。読者の貴重な時間をいただいているのだから、ちょっとでも楽しんでもらいたい。告知が遅れたが、黒柴スポーツ新聞はブログ「野球好きの読み物」管理人、ととらさん (id:torara18)からのリクエストに応え、相互リンクも始めた(PCサイトの右列に表示中です)。企画の意図は下記サイトをご覧ください。
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こちらの記事でも言及していただきました。
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野球ブログの盛り上がりにほんのちょっとでも加われたらうれしい限り。黒柴スポーツ新聞は最高の暇つぶしメディアを目指していくので、今後ともお付き合いよろしくお願いいたします。

小林誠司が活躍したWBCにまつわる記事はこちら。
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