黒柴スポーツ新聞

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快進撃の梼原高校、決勝で明徳義塾と激突~第99回夏の甲子園高知大会

第99回全国高校野球選手権高知大会、準決勝第2試合が始まった。梼原高校対中村高校。黒柴スポーツ新聞編集局長はどちらの関係者でもないが準々決勝でにわか梼原高校野球部ファンをやった行き掛かり上、またも梼原側応援席に陣取る。
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ここまで書く間に1回表梼原がチャンス。ランナー1塁から長打が出るも打者走者が誘い出されて一、二塁間に挟まれる。三塁に達していたランナーがホームに突っ込んでもよかったのだが……打者走者がアウトに。この判断がどう出るか。


1回裏は中村が攻め立てるもゲッツーで梼原がしのぐ。両校ともバットが振れていて打ち合いの様相。ヒットが出るたび、スタンドが沸いてにぎやか。第1試合の岡豊高校対明徳義塾より熱気がある。


2回表梼原は一死から併殺崩れの間に先制。スタンドが沸く。ボールを見極めるたびに沸く。


守っている時もストライクが入るたび、アウトを取るたびに拍手が沸く。梼原はベスト4自体が初。ゆえにすでに「おいしいお酒が飲める」モード(もちろんオトナが)なのだ。


3回表梼原二死一三塁までいくがあと一本が出ず。それにしても天気がいい。日焼け必至である。しかしこのざわざわしたスタンドに居たい。


3回裏中村は一死二塁のチャンス。死球でさらにチャンス拡大。梼原エース浅井君は踏ん張りどころだ。次はフライで二死。四球で満塁になった。中村側応援席は盛り上がる。ここで四番・北原君を迎えたが初球を打ってサードゴロ。浅井君は制球に苦しんでいたからじわじわ攻めてもよかったか……すべてあとから言うのは簡単である。


今度は梼原が敵失やヒットを重ね二死満塁。2番長岡君がレフト線に二塁打バックホームもそれ3点タイムリーになった。流れは一気に梼原へ。


しかし中村もすぐ4回裏一死二塁のチャンス。これは梼原が後続を断った。エース浅井君は準々決勝、粘りながら味方の反撃を待ち逆転勝ちした。今回はリードを守る立場になっている。


中村もあきらめない。5回表先頭を出すも激しい前進守備で送りバントを二塁で刺した。その後ランナーは3塁まで進むも中村のエース北原君も踏ん張り得点させず。試合はまだ分からない。

5回を終わり梼原が4-0とリード。
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中村のエース北原君も5回以降は粘りのピッチング。打線は何とか援護したい。6回裏中村は北原君が四球を選び無死一塁。しかし後が続かない。


7回裏は梼原のエース浅井君がエンジン全開。スリーアウト目はキャッチャーミットに入った「スパアン!」という音が内野席に響いた。かっけー。プロみたい。137キロまでは表示が出てた。


北原、浅井の両エースが意地の投げ合い。見ごたえがある。8回裏中村は先頭がヒット。続く一圓君のレフト線への鋭い当たりはわずかにファウル。どよめく梼原側観客席。さらに強い一塁ゴロを一塁手の和田君がナイスキャッチし素早くゲッツーに。和田君は思わずガッツポーズ。梼原は押せ押せだ。


それでも。中村のエース北原君は歯を食い縛り直球を投げ込む。これぞエース。


ついに最終回。中村の攻撃。ショートゴロ。「うえーい!」。梼原側が盛り上がる。しかし中村も中野君の二塁打で反撃。集まる梼原ナイン。岡上君も続き無死一、三塁。代打山本君。一球ごとにスタンドが沸く。外野フライもタッチアップできず。ショートゴロに倒れたかに思われたが深くて一塁はセーフ。やっと中村は1点返す。そして。


カキーン。最後の打球はライトがつかんだ。「ばんざーい、ばんざーい」。梼原観客席のおじさんたちは声をそろえた。ヒャーとおばさんは悲鳴を上げていた。その瞬間、全米が泣いた
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「あしたも来る?」「もちろん」的な会話をうらやましく聞く。平日だけど、梼原町民は春野球場に大挙して訪れることだろう。


第99回全国高校野球選手権高知大会決勝は、連覇を目指す明徳義塾に、快進撃の梼原高校が挑む。

※7月26日追記。決勝で梼原高校は明徳義塾高校に7-3で敗れ、初優勝はなりませんでした。が、相変わらずの粘りを見せてくれました。試合の模様は以下をご覧ください。
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