黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

五十嵐亮太700試合登板の原動力とは~ナックルカーブには頼らない

ホークス投手陣を支える一人、五十嵐亮太。ヤクルト時代は自信満々にストレートを投げ込み、抑えるか、打たれるかのシンプルな力勝負をしていた印象だった。しかし今は代名詞ともなったナックルカーブを効果的に使い抑えている。通算700試合登板を達成した鉄腕の生き方に学んでみたい。

若き日の五十嵐亮太は自信満々にストレートを投げ込み、打たれるか、抑えるかというシンプルな力勝負をしていた印象だ。石井一久が当時の五十嵐亮太を「コントロールがなかった」と評していたが投手としては致命的。しかしプロ野球選手も社会人も一芸に秀でることは大切。五十嵐亮太は自慢の速球を武器にメジャーに挑戦した。そこでナックルカーブに出合うのが人生の面白さ。速球に磨きをかけるのも一つの生き方だ。だが五十嵐亮太はもう一つの武器を取りに行った。

参考になるのは武器の選び方。五十嵐亮太は速球投手だからその真逆の、スピードを殺し、落ちていくナックルカーブが幅を持たせている。このように元々の武器とは対極的な強みを持つことで戦い方に幅が出る。

だが五十嵐亮太の素晴らしいところはナックルカーブに頼っていない点だ。2017年の交流戦ソフトバンクと広島が勝率1位を争ったが、直接対決でのピンチで起用された五十嵐亮太鈴木誠也から高めの直球で空振り三振を奪った。年齢なりの蓄積されたダメージもあろう。しかしここで力のある直球で三振を奪えるところが五十嵐亮太の真骨頂だ。最初に引用した石井一久の話でも「年齢を重ねても速い球が投げられている」という評価があった。新しい武器を手に入れたらついついそれに頼りたくなるものだ。しかし五十嵐亮太は元々の武器を生かすことで新しい武器を生かしている。もし元々の武器に単に行き詰まりを感じて次の武器を取りに行ったのであれば700試合も登板できなかったのではなかろうか。新しい武器を増やすことも成長。しかしそれを手に入れてほっとしてしまい、成長が鈍化するのは本末転倒だ。幅のある戦い方をするためにもまずはその人本来の長所や得意技、個性に磨きをかけたいところ。まずは自分の強みが何なのか、見直してみよう。

大家友和ギリギリ井口資仁の引退にかぶらず~日米59勝は数字以上の輝き

大家友和という人はこういう人なんだろうな、と思った。何か。一生に一度の引退発表が危うく井口資仁とかぶりそうになった件だ。

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 井口資仁は日米2000安打を達成した名バッター。名球会会員ともなれば大抵の選手はかすんでしまう。だが大家友和になぜか引かれる。日本での最初の5年間でわずか1勝だった時点でもはやプロ野球選手としては厳しい状況だったはず。しかし、むしろそこから大家友和の野球人生が始まっている。

 勝負をかけたアメリカで大家友和は3度の2けた勝利。この事実から言えることは、「人の評価は一カ所では決められない」。進学先が、バイト先が、就職先が、所属先がその人に合っているかなんて最初からは分からない。レッテルを早々に貼るのは愚かな話だ。

 

だから大田泰示のように移籍先でブレイクすると本当にうれしくなる。何と大田泰示阪神へのFA移籍もうわさされる中田翔の後の4番候補だみたいな記事さえ出だした。しかしひょっとするとそこまで行くかもしれない。だとしたらとんでもないシンデレラストーリーだ。まあ中田翔阪神より日本ハムにいた方が存在価値は高いと思うが。

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大家友和もさんざん言われただろうな、日本で1勝の男に何ができる?と。それがどうだ。大リーグで51勝もした。日米通算59勝だからアメリカでの勝ち星の方が圧倒的に多い。メジャー50勝はこれまでに6人しか到達していない。その6人はこちら。

野茂英雄

大家友和

松坂大輔

黒田博樹

岩隈久志

ダルビッシュ有

 

いずれも日本球界で結果を残した人ばかり。いや、だからこそ大家友和に注目してほしい。日本で結果が出せなかった男が世界最高峰レベルで日本以上の結果を出したのだから。

 

この人は本当に野球が好きなのだ。だからアメリカから日本に戻って、横浜にもいたし独立リーグにもいたし、またアメリカにも渡って野球をしている。

 

だからこそ、ありえない夢を見る。今度は四国アイランドリーグにでも行かないかな、と。そう、四国アイランドリーグにはなぜか元メジャーリーガーが来るチームがあるじゃないか…高知ファイティングドッグスだ。

 

これまでに伊良部秀輝藤川球児マニー・ラミレスが入団した。このうち藤川球児は無事、阪神タイガースへの復帰を果たしている。

 

思い出す。黒柴スポーツ新聞編集局長はその時、伊良部秀輝と会話を交わすことに成功した。急きょ開かれたサイン会でのことだった。その日、ダブルヘッダーとは言え午前10時という元メジャーリーガーにはありえない先発開始時刻だった。暑い暑い高知市営球場のマウンドに立つ伊良部秀輝を見た時、「この人は本当に野球が好きなんだな」と思った。試合が終わりサインを求める人の列に加わった。サインをしてもらう時、発作的に「絶対プロに戻ってください」と思わず話しかけてしまった。伊良部秀輝はにやっと笑い「戻れるかなあ」とつぶやいた。調子に乗った編集局長は「握手を」と手を出したら伊良部秀輝は義務的に手を出してくれた。剛速球投手に似合わず、意外にやわらかかった気がした。そんなことがあったから伊良部秀輝の訃報はものすごく悲しかった。

 

野球選手は野球をしているから野球選手だ。そうではなくなる大家友和の第二の人生が気になる。もうプレーしないのならぜひその貴重な経験を若い世代に伝えてほしい。特に自身と同じようにすぐには芽が出なかった選手にこそアドバイスを送ってほしい。その時大家友和はどんな言葉を選ぶだろうか。選手ならずとも、ちょっと聞いてみたい。

 

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王貞治ベースボールミュージアムカウンターシートはお得感あり~ヤフオクドームならではの楽しみ体験談

ヤフオクドームで野球を見る時、席はどこを選んでいますか? 今回、裏技的に見たいなあと、王貞治ベースボールミュージアムカウンターシートを初体験してきました。感想はズバリ、「結構いいです」。
 
※今回は筆者のようなヤフオクまだまだ初心者マークさん向けに書いております。常連さんはどうぞ温かい目でご覧ください。
 
実はわざわざミュージアムカウンターシートを選んだというより急きょ見に行くことにしたため、見たかった内野席が取れませんでした。しかし都合で日程はずらせません。ホークス球団HPで空席検索したら見慣れない「ミュージアムシート」なる文字が。ヤフオク行き慣れてないもので、何これ?と興味がわきました。

3つの特徴

ざっくり言うと……
1.王貞治ベースボールミュージアム内から観戦する。
2.外野席後方のガラス越しに観戦する。
3.外野席さながらに3列くらいの「ミュージアムシート」(HPによれば100席)と、外野席の後方に横一列に並ぶ「ミュージアムカウンターシート」(同じく254席)があるので買うときに指定する。
 

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※写真はミュージアムシート。
ミュージアムシートもミュージアムカウンターシートも自由席です。
 

王さんの偉大さを体感

まず王貞治ベースボールミュージアムについて。世界のホームラン王、王貞治ソフトバンクホークス会長の偉大さが数々の展示ガラス体感できる野球博物館です。ブログ用に写真撮影していいか尋ねたらOKでしたので紹介します。展示物そのものは実際に行ってみて楽しんでください。

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ミュージアムは外野後方

ミュージアムは球場の外野席後方をとりまく形であります。2でも書いたように、外野席とミュージアムシートおよびミュージアムカウンターシートとはガラス窓で遮断されています。ミュージアムカウンターシートからの見た目はこんな感じです。 グラウンドまでどんだけ遠いかと思っていましたが、全然許容範囲でした(もちろん受け止めには個人差はありますが…)

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ミュージアム入場料は1000円

 ミュージアムはHPによれば通常、野球のチケット以外に高校生以上は1000円、小学校4年~中学生は400円の入場料がかかります。保護者同伴なら3年生以下は無料だそうです。

ミュージアムシートは最高2000円

ミュージアム内部からガラス越しに見るミュージアムシートやミュージアムカウンターの気になるお値段は、高校生以上1400円(小4~中学生700円)か、1800円(同じく1300円)か、2000円(同じく1500円)と、試合のカードにより異なるそうです。筆者は6月10日の阪神戦だったため一番高い2000円でした。

ウンチク語れます、体験もできます

この料金は王貞治ベースボールミュージアムの入場料込みです。野球好きの彼氏やパパなら一緒に見て回って、お連れさんに王さんのウンチクを語れること間違いなし。ただし解説はほどほどに(笑)。もちろん、試合展開によっては試合中に気分転換がてら展示を見てもよさそうです。筆者はこの日都合でMAX2時間しかドームにいられなかったこともあり、阪神の攻撃中に小分けしてミュージアムを見学。展示は何年か前に一度見ていましたので、おさらいです。展示物以外にも「89スタジオ」ではホークス選手のバットやバッティンググラブの展示、和田毅投手の牽制球を警戒してのリード体験、ピッチングやバッティング速度の計測コーナーもあり野球少年にはたまらないでしょう。

腕輪があるので入退場もすんなり

筆者は童心に帰って体験コーナーでハッスルしてミュージアムカウンターシートに戻ったら先発松本裕樹が四球を出して満塁のピンチ! あわてて応援するも、タイムリーを浴びてしまいました。試合中にミュージアムとの行き来をする場合は見どころを逃さないよう上手にやりましょう。なお当日はミュージアム観覧者の証である黄色いテープの腕輪をすることでミュージアムと、シートの間を行き来できます。

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食事はカウンターでできます 

カウンターシートには文字通りカウンターがあるので、売店で買ってきた食べ物もそこに広げて食べられます。ヤフオクドームは試合前でも人、人、人ですからパパや彼氏は上手にお連れさんの食べ物を用意してあげることで株価が上昇します。逆に食事であたふたすると野球場は人がいっぱい→疲れる→一緒に行かないという最悪のケースもあり得ます。スマートにエスコートしましょう。

ラジオの音声も流れる

一つ気になったのはフロアに流れるラジオ中継の音声。カウンターシートでは据え付けのスピーカーから聞こえるのですが目の前のプレーからビミョーな4秒くらいのタイムラグが。一つ一つのプレーを予知できている錯覚に陥ります。また、ガラス越しにうっすら聞こえる声援とラジオ音声の声援が「渋滞」します。慣れるまで大変でした。ただしラジオは解説者がいらっしゃるのでうまく聞くと、より試合が楽しめます。

わあわあ応援する所ではない 

ミュージアムシートは応援席とはおもむきが違うのでわあわあ応援する所ではありません。思わず出る拍手、「オオッ」という反応くらいでしょうか。
ちなみに筆者が行った日は柳田悠岐がセンター前ヒットに猛チャージしてノーバウンドのバックホームで2塁ランナーを刺しました。打球がセンターに抜けた時、うろうろしていた筆者はちょうど阪神ファンが多いレフト側のカウンターシート後方を歩いていました。で、阪神ファンが「よっしゃ(追加点や)」と喜び、筆者は「ガーン(また失点かあ)」と見ていたらギータが「とりゃあああ!」とバックホームしたので「えっ、まさかの?」と期待したらホントに殺しました。カウンターシートで矢のような送球が堪能できました。

結論

選手への近さ、迫力を求めるならバックネット裏など高価な席であることはいうまでもありません。まさに特等席だからそれなりのお値段。自分や家族へのご褒美的にもぴったりでしょう。しかし球場に行く回数を稼ぎたいとか同行者がまあまあ多いとか、そこまでお連れさんが野球をガッツリ見なくても雰囲気を味わえたらいいかなくらいならミュージアムシートは十分コストパフォーマンス高いと思います。
 
特に小さなお子さん連れだとなにかと人混みは気を使います。その点ミュージアムシートは入れる人に限りがあるので混雑はありません。逆にミュージアムという特性から大声は禁物。静かに見られる年齢ならば、という印象です。トイレもミュージアム内にあります。分からないことがあれば係員さんに聞きましょう。筆者は親切に対応してもらえました。
 
というわけで話の種にもなるミュージアムシート、次回のヤフオクドーム観戦時の選択肢にいかがでしょうか。料金や注意事項など公式情報はチケット予約の前に念のため王貞治ベースボールミュージアムのHPをご覧ください。それではこれからもヤフオクドームでの野球観戦を一緒に楽しみましょう!
 
あわせて読みたいヤフオクドームでの観戦記はこちら。

青木宣親日米2000安打で宮崎日日新聞がラッピング紙面~プルーブ・ユアセルフ・ライトの意味とは?

2017年6月12日(日本時間)にアストロズ青木宣親が日米2000安打を達成した。関連記事はいろいろ読んだが、青木宣親の好きな言葉が興味深かった。

 

「プルーブ・ユアセルフ・ライト(自分が正しいと証明しろ)」

 

カタカナで書かれていたので、見当を付けて英和辞典を引いてみた。

 

あった。

prove oneself  C = (自分が)Cであることを証明する

青木宣親の場合、「ライト(right=正しい)」を使っているから、自分が正しいということを証明する、となる。

 

社会人としてもかみしめたい言葉だ。過程も含め評価してくれる先生がいる学生とは違い、社会人は評価に値する結果を出し続けるしかないのだ。

さて、努力の結晶である2000安打ハンターを自任する黒柴スポーツ新聞編集局長は荒木雅博の地元、熊本県で発行される熊本日日新聞をゲット。偉業達成を報じる地元紙の手厚さを再確認した。

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引き続きアンテナを張っていた結果、青木宣親の出身地で発行されている宮崎日日新聞が出した、青木宣親の2000安打号外と記念のラッピング紙面(6月14日付)を入手できた。

 

サクッと写真でお見せしたいところだが、紙面写真を勝手にネットにアップするのはご法度だ。それにできれば実物を楽しみに見ていただきたいので(入手方法は後述)、文字でダイジェストをお届けする。

MIZUNO(ミズノ) 青木宣親選手 2000本安打達成記念フェイスタオル 12JRXA0200

MIZUNO(ミズノ) 青木宣親選手 2000本安打達成記念フェイスタオル 12JRXA0200

 

ラッピング紙面とは新聞1部を、1面から最終面まで文字通り「包んだ」もの。包んでいる紙面は、書籍のカバーのイメージだ。青木宣親の「表紙」は、打ってから駆け出す青木宣親の縦写真を左右見開きではなく上下展開で使っていた。なかなかダイナミックだ。

 

その裏面は左右見開き。青木宣親少年がいかにして一流打者になっていったのか、小学校時代から大リーグまでの写真を並べた「アルバム」形式だ。写真は全部で8枚使われている。宮崎県民および青木宣親ファン必見の紙面と言っていい。

 

8枚の写真の下には地元企業がお祝いの広告。青木宣親の出身小中高校PTA、放送局、プロ野球宮崎県人会のほか一般企業も含め幅広く広告が集まっていて地元感満載だ。

 

青木宣親は甲子園で名を馳せた訳でもなく、早稲田大学出身だが野球推薦で入れたら訳でもなく、プロ入り初年度から活躍できた訳でもなく、大リーグも華々しいデビューではなかった。史上初の2度目のシーズン200安打や、メジャーリーグの剛球対策、頭部への死球からのカムバック。青木宣親は2000安打を達成した日も3安打とサクサク安打を重ねたように見えてしまいがちだがまさに「プルーブ・ユアセルフ・ライト(自分が正しいと証明しろ)」を実践してきた。

 宮崎日日新聞もラッピング紙面では「青木選手2000安打達成おめでとう」という巨大見出しのほか、本紙1面の本人コメント、社会面の少年野球教室風景と、地元紙ならではの展開。「プルーブ・宮崎日日新聞・地元紙」といったところだ。

 

黒柴スポーツ新聞の取材により、このラッピング紙面の問い合わせ先が判明した。宮崎日日新聞読者局0985-26-9300です。1部180円。郵便振替用紙が同封されるので送料とともに支払う方式だそう。興味がある方はもう二度とない青木宣親2000安打ラッピング紙面をぜひ手に入れてください。スマホではあり得ない超特大サイズの紙面、なかなかです。

プロ初勝利の公文克彦の異常な勝負強さ~降雨ノーゲーム、けが、トレードにも負けず

日本ハム公文克彦が6月14日にプロ初勝利を挙げた。巨人が山口俊、マシソン、カミネロのノーヒットノーラン継投をしたからその調べものをしていて気付かなかったが、朝、新聞のインデックス見て気が付いた。

そして公文克彦の経歴をおさらいしていたら、実に勝負強いことに気が付いた。

1.史上初の2戦連続降雨ノーゲームを経て甲子園勝利

公文克彦高知高校出身。高知高校明徳義塾高校などと甲子園行きを争うのだが同時期には明徳義塾からホンダを経て楽天入りする石橋良太がいた。公文克彦明徳義塾に勝って見事甲子園切符を手に入れた。

しかし初戦の如水館戦は苦戦。3回を終わって0-2だったが雨のためノーゲームに。仕切り直しの試合も5-6と接戦だったが5回表にまた降雨ノーゲームに。いずれもリードしていた如水館には本当に気の毒だが「三度目の正直」で3戦目は高知高校が勝った。公文克彦は14奪三振の力投だった。降雨ノーゲームの是非はいろいろあろう。個人的には選手にも応援団にも負担の少ない京セラドーム開催案を提案しておく。

2.肩を痛めて伴侶をゲット

公文克彦高知高校卒業後、大阪ガスに入社。そして肩を痛めてしまう。ピッチャーには選手生命に関わる大ピンチだが、治療に訪れた先の看護師さんがどストライクだった。交際は順調だったらしく、公文克彦がプロ入り後に結婚した。これぞ災い転じて福となす、である。

3.大田泰示日本ハムにトレード

報道的には巨人のドラフト1位だった大田泰示日本ハムにトレードされたニュースだったが、2016年、公文克彦もセットで新天地、日本ハムへ。巨人では埋没感があったので個人的には非常に楽しみなトレードだった。
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何せ行き先が、投手をやりくりして勝つのがうまい日本ハム。ちょうど2016年は日本ハムが日本一に輝いている。栗山英樹監督や吉井理人投手コーチがどう公文克彦の良さを引き出してくれるかなあとワクワクしていた。2017年は2軍での調整もあったがすでに1軍で、巨人時代の15試合を上回る16試合に登板(6月14日現在)。プロ5年目で念願の初勝利を挙げた。古巣巨人戦でも好リリーフ。一緒に来た大田泰示日本ハムでブレイクしており、公文克彦も続きたいところだ。
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どうだろう。どれも運命の分かれ道だがすべてよい方向に進んでいるように見える。運もあっただろうがもちろんサイドスローへの転向など本人の努力があってこそだ。初勝利は延長での登板だったが三者凡退で切り抜けたことで味方の得点につながった。表現的には初勝利が「転がり込んだ」のだろうがここは野球の神様から公文克彦へのご褒美なり激励と受け止めたいところだ。

うまくいかないことは誰にでもある。だったら公文克彦のように「災い転じて福となす」を実践したらいい。抑えのピッチャーはすぐに次の登板があるから下を向いている暇もない。それは毎日仕事を頑張る社会人も同じだ。切り替えを上手にして、一緒に充実した毎日を過ごしましょう!

大田泰示のブレイクは巨人の恥なのか?~成長を認めない思考にうんざり

久々に他人事で腹が立った。大田泰示が移籍先の日本ハムで大ブレイクしたことを、広岡達朗が「巨人の恥」と評した。

恥?

あえて好戦的に年長者を一つの枠にとらえるが、どうして大ベテランたちは若手の頑張りを認めないのか? 成長を素直に認めることをしない人って何なんだろう?確かに編成上、芽が出なかった選手がトレード先で花開いたら「見る目がなかった」「育てきれなかった」という話になるのは仕方ない。しかし大田泰示が巨人にいたのは8年。さすがに、育てきれなかったとコーチばかりを責める年月ではない。そして大田泰示自身、コーチのせいにはしないだろう。

よくも悪くも毎年新戦力が入りスタメン定着が難しい巨人ならではの側面もあっただろうが、それはプロ野球の球団なら大なり小なりあること。他チームにも失礼な比較だ。

注目された古巣巨人との対戦中、大田泰示は驚異の10打数7安打2本塁打と大暴れ。何でできたかってそんなの意地に決まっている。巨人への恩返しの気持ちは偽らざるところだろう。そして今はファイターズの戦力になっているという自覚がある。意地と自覚があるから結果は出て当たり前だ。それを広岡達朗は、大田泰示がこのまま成長したら巨人の恥だ、という。なぜに大田泰示の奮起と評価できないのか。いい加減、トレードを悲哀を込めて語るのはやめたらどうか。もはや移籍、転職も珍しくない時代。一つの組織でコツコツ勤め続ける姿勢もカッコいいが、自分に合わない所に縛られ続けるのは不幸な話だ。

適材適所という言葉がある。早々レッテルを貼る前にその人がどこなら輝くことができるのか、本人の意向も含めて考えた方が組織のためにも本人のためにもなる。本人が特性を勘違いしている例があるかもしれないが、そういう時は得てして、だれが見ても分かる。それなら、異動したらいい話。

大田泰示松井秀喜の後継者とも目される期待の星だった。しかし巨人という土壌では芽が出なかった。それが北の大地に移り、いま芽が出始めている。巨人在籍8年でホームラン9本の男が日本ハム1年目の6月11日の試合を終えてすでに8本。うち2本が古巣から。大田泰示は自分の力でこのトレードを「成功」にしている。

だからこそ恥、なんて言葉は使わないでもらいたい。

大田泰示と一緒に日本ハムに移籍した公文克彦も先日の巨人戦で中継ぎとして登場。後続を絶った。大田泰示同様、かつての巨人ドラフト1位だった村田透は巨人戦に先発しプロ入り10年目で念願の初勝利。今のところ日本ハム入りした選手たちの方が戦力になれている。大田泰示は10日の巨人戦でのお立ち台で「ファイターズ最高」の決めぜりふのフリを受けるも「諸事情があるので」と固辞したという。これにはネット上でいい奴だな的な賛辞が。奇しくも古巣巨人は6月に歴史的な13連敗を記録しており、放出した大田泰示に「ファイターズ最高」なんて絶叫されたらそれこそ恥をかくところだった。逆に、大田泰示に気遣われた巨人も痛々しい。いや、この際恥も外聞もない。高沢秀昭音重鎮ばりに古巣に戻った例もある。どうせ巨人OBが恥をかくならば大田泰示の再獲得を提言したらいかがだろうか。まあ、熱くなった日本ハムファンが簡単には許してくれないだろうけど。
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柳田悠岐21試合連続安打をアシストした工藤公康監督の言葉とは

21試合連続安打で止まった柳田悠岐だが、ちょっと前までは不調で、ストライク、ボールの判定に不満を漏らすこともあったという。

 

 

すごく気持ちが分かる。うまくいかない時は当たりたくなる。何かのせいにしたくもなる。特に自分なりに頑張っているんだという自負がある時はなおさらだ。 しかし学生ならいざ知らず、社会人ともなれば思ったことをそのまま口にするのはスマートではない。発言の影響まで想像する力は必須だ。かくいう筆者も売り言葉に買い言葉的に地雷を何度も踏んでしまった。

 

発した言葉は自分に帰ってくる。ミスった時の「自打球」で悶絶する姿ほど痛々しいものはない。イライラしていた柳田悠岐球審の印象を害していたかもしれない。

 

新聞記事で読んだのだが、そんな柳田悠岐に送った工藤公康監督の一言にうならされた。

 「心穏やかに一日を過ごそう」 

そう、それがいかに大事なことか。 柳田悠岐ほどのバッターであれば技術をとやかくいう話ではない。心と技のバランスが大事だ。そこを工藤公康監督は突いた訳だ。

 

 

こういう指摘ができる上司や先輩ってカッコいい。ついつい「焦るな」と禁止のワードを伝えてしまいがちだ。そうじゃない。「穏やかに過ごそう」と「let's~」という、やってみよう的なアドバイスができる人は生き方そのものがスマートだ。

指摘の仕方は人間性が出る。「let's」の対局は「why」だ。なぜキミはできない?やらない?と畳み掛ける。ただでさえうまくいっていない人を追い詰めてもうまくいくはずがないのに。

確かに伸び悩んでいる人に毎回「let's」というのもしんどい話。そこまで懐は広くないよという声もありそうだ。しかし経験は少しずつしか積めない。まずは「丁寧に」事に当たる姿勢を徹底しないと、いずれ支障をきたす。

柳田悠岐の場合は経験があるから心技体のバランスさえ保てたら結果はついてくる。6月は冒頭8試合で7発と、ホームランを量産した。そしてあの歴史的なボテボテのサヨナラヒットまで出た。

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守っては6月10日にセンターからチャージして矢のようなバックホーム。刺せる自信があるから「(2塁ランナーは)3塁を回れ」とさえ思っていたという。そりゃ、刺せちゃうはずだ。

 

心の持ちよう一つで結果は変わる。それは技術力が確かな人ほど顕著だ。とかくストレスにやられがちな日常だけれども、まずは柳田悠岐のように心を穏やかに保つことで最良の結果を求めたい。

 

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