黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

川島慶三劇的サヨナラ打!ソフトバンクが日本一奪回~内川奇跡弾にサファテも熱投

のどが痛い。なぜか? 内川聖一が土壇場で起死回生のホームランを打ったから。仕事帰り、カーラジオを聞きながら歓喜の雄叫びをあげていた。

ここで打ってくれという時に打つのがヒーロー。いや、もはや神。ちょっとナイスなことをするとすぐ神だなんだと騒ぐがソフトバンクファンにとっては内川聖一こそ神様。クライマックスシリーズファイナルステージでホームランを4戦連発したり、逆王手寸前の9回1死から同点ホームラン打ったりと奇跡的な活躍をしてくれている。どうしたらこんなに勝負強くなれるのか。

一方のDeNA山崎康晃投入までは何とか流れを渡さずにいた。1点差でデスパイネ内川聖一中村晃と長打力のある打者との対戦だったから、ソフトバンクファンとしては、ひょっとしたら…との思いもあった。しかし相手は山崎康晃横浜スタジアムの時みたいにまた牛耳られてしまうのかとも思ったが内川聖一が見事に打ち砕いた。3点目を失った山崎康晃がクローズアップされてしまうだろうが、ポイントは2失点目。柳田悠岐のピッチャーゴロの時に三塁ランナーが飛び出した。この時のピッチャー砂田が一塁に送球する間にランナーが本塁を陥れた。「この1点がどうなるか」とNHKのラジオ解説で大野豊が言っていたが、まさか内川聖一の同点ホームランの伏線になるとは。

ここまで書いたところで川島慶三が劇的サヨナラ優勝タイムリー。あの内川聖一の劇的弾をしのぐ劇的な幕切れ。ここで時報が11時を告げた。新聞各紙は今から劇的な紙面を仕上げにかかる。速報メディアには負けるが、明日の朝、また優勝を味わうことができる。それが新聞。果たして一番デカい写真は誰だ?

内川聖一という千両役者がいながら決めたのは川島慶三というのがソフトバンクの強さの象徴。家に着いてからラジオを聞いていた。川島慶三が胴上げしてもらっているのを聞いて涙が浮かんできた。サファテも胴上げされた。1点ビハインドからのまさかの3イニング。きょう負けたり引き分けで明日第7戦だったら大丈夫なのか?と思ったが、きょうで熱戦は終わった。しかし第7戦があったとしてもサファテはマウンドに立っていたことだろう。この人はまさにサムライである。今、アナウンスがあった。MVPはサファテ。「チームのために。それだけ」。カッコいい。チームのためには先発陣に苦言も呈した。もはや助っ人ではない。精神的支柱だ。外国人選手はほとんど日本に根付かない。サファテもいずれ去るのだろう。でもソフトバンクファンはサファテを決して忘れない。神奈川にいるネタ元によると、日本シリーズ中、「私実はベイスターズファンでした」とカミングアウトが続出したらしい。いやいや、そんなに恥ずかしがらずに! こんなに素晴らしいチームなのだから。若い選手、伸び盛りの選手ばかりだし、日本シリーズの経験も積んで来シーズンはさらに手強い存在になりそうだ。来シーズンの広島対横浜はプラチナチケット化必至とみた。これだけ熱戦だったからCS不要論も沈静化するのではなかろうか。広島ファンも少しは認めてくれよう。

明日はのどが痛むかもしれないが、それもソフトバンクが勝ったからこそ。しばらくは余韻に浸ろう。やっぱり勝負事は最後まで諦めてはいけない。努力したら何とかなる論は好きじゃなく、努力したら奇跡は起きるかも派だが、その思いを強くした夜だった。

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張りつめた気持ちを緩める必要性~ソフトバンクvsDeNA日本シリーズ第5戦の夜に

リーグ3位からの日本シリーズ進出を快く思わない人たちに言いたい。まがりなりにもCSを突破しているのだからそれは言ってはいけない

今年だって何だかんだ言いながら、日本シリーズ楽しめてませんか? DeNAの頑張りで。今、青き軍団の若人たちはソフトバンクの肉厚の胸を借り、一戦一戦かけがえのない経験をしている。これこそがCSおよび日本シリーズの副産物である。

いかにソフトバンクとはいえ、第6戦を取らないと「万一」はある。さすがに相手はプロなのだから。

CSからラミレス監督の大胆采配がクローズアップされてきたが、第5戦では過去にない守護神山崎康晃のイニングまたぎが実践された。

イニングまたぎなんていつから言い出したのだろう。昔の抑えは3イニングくらいフツーに投げていたわけで、いちいちイニングまたぎなんか言わなかった。今や投手の分業化は確立され、1イニングごとにリレーしていく。だから2イニングいくとかえって目立つ。

しかし本来抑えはここぞというときに投入されてこそ。だから8回でも山崎康晃投入は禁じ手でもなんでもなかった。

ただし。気持ちの切り替えは大事らしい。今回の日本シリーズDeNA進出のおかげで、前のオーナー局であるTBSが中継してくれたがその解説の佐々木主浩が言っていた。まずは投入された場面を抑えることだ、と。まず最初のピンチを乗り切り、ベンチに帰ったら一度気持ちを切り替えるという。確かに未来は今の連続。まずは今を乗りきらねば次の展開などない。山崎康晃も8回2死一、二塁、次のバッターは柳田悠岐というしびれた場面で投入された。山崎康晃の速球に柳田悠岐のバットが当たれば弾丸ライナーでスタンドに突き刺さることだろう。第5戦のヤマ場の一つだった。ここは速球とツーシームのコンビネーションで討ち取った。ソフトバンクはここで得点できなかったのも痛いが直後に柳田悠岐が退いたのが脇腹のけがに関わることならなお痛い。士気にも関わる事態だ。窮地に追い込まれている間、人によっては緊張やら高いテンションをずっと持続させるかもしれない。一旦気持ちが切れると再び気持ちを高めるのが簡単ではないからだ。

一方でずっと緊張し続けるにしても限度はある。ゴムもずっと引っ張りっぱなしだと伸びきってしまう。最悪の場合、ぷっつり切れてしまうかもしれない。

仕事の仕方が100メートルなどのスプリント型である人と、ひたすら走るマラソン型の人に分けたら、黒柴スポーツ新聞編集局長は今、マラソン型だ。もちろんその日とかその時間にダッシュでこなさねばならないことは人並みにある。だがならして見渡したらずっと一定のリズムで作業をしている。作業の連続だ。たばこも吸わないから1日机に、パソコンに向かっている。

人より緊張しているなんてことは言わない。誰しも心を砕き、神経を使いながら仕事をしている。だからこそ、あまり緊張をし続けるのもいかがなものかと思い始めている。自分自身、オンオフの切り替えがうまくいっていない実感がある。疲労は少しずつ体をむしばんでいく。だからこそ気を付けないといけない。

黒柴スポーツ新聞はソフトバンクの与党メディアなのだが、大変さはサファテも山崎康晃も変わらないなと思っている。抑えて当たり前、打たれたら戦犯。中継ぎや抑えは厳しい職場環境にある。だからこそ、一回一回気持ちを切り替える必要があるのだろう。いちいち考え込んでいたら次の登板に響いてしまう。それは反省していないのではない。

そういう意味では決勝点になってしまった明石健志のエラーもかばいたくなる。確かにプロなら何とかしないといけなかったが、年間を通したらたくさんのゴロをさばき続けているわけで、数少ないエラーがクローズアップされてしまうのは気の毒な気もする。最後のソフトバンクのチャンスに明石に打席がめぐってきたのは野球の神様のいたずらか。DeNAの外野は極端な前進守備を敷いていたから頭を越したら一気に逆転…と夢を見たがそこまで甘くはなかった。内野ゴロに倒れ、決戦は福岡に持ち越された。

ここで移動日。

ソフトバンクともども、こういう「間」、時間の使い方は大事だ。

張りっぱなしのゴムを緩めるように、肩の力を抜かねば。そして逆襲…。いろんな意味で、ソフトバンクと共に戦おうと思っている。

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DeNA痛恨のエラーを生じさせた今宮健太の快足~ソフトバンク、日本シリーズ第2戦も快勝

スマホが定着した今、速報から逃れる方が難しいかもしれない。のっぴきならない用事があり、愛する日本シリーズを帰宅後の録画で楽しむつもりでいたのだが、なんてことはない、スマホを開いた瞬間途中経過が見えてしまった。

あわてて目をそらしたがしっかり目線はとらえていた。あれ、1-3だと? ソフトバンクは負けてるのか?

帰宅してからブログを書くことを考えると今、9時過ぎからラジオで試合を聞いた方がよさそうだ。急ぎ車に向かいNHKラジオの中継に耳を傾けた。やはりソフトバンクはリードを許していた。森唯斗が宮崎敏郎に勝ち越し2ランを喫したみたいだ。

家に帰るまで小一時間かかる。毎日のことだから楽ではないが日本シリーズを聞きながら帰れるなら楽しい時間。しかもきょうは7回、ソフトバンクの追い上げを聞きながらだったから最高だった。

代打の明石健志が口火を切る二塁打。ナイス。代打城所龍磨がきっちり送りバント。ナイス。ここで柳田悠岐DeNAが前進守備を敷いたのを見てラジオ解説の小早川毅彦が警告を発した。「1点をあきらめるくらいでいい。でないと同点、逆転があり得る」

いわく、阪神や広島の打線が本調子でないからベイスターズのリリーフ陣が機能したが、ソフトバンク相手だとそうはいかない、と。DeNAには不幸にもその見立てが当たってしまった。デスパイネは三振に討ち取ったものの、中村晃にタイムリーを浴びてしまった。ちなみにその瞬間わが家にたどり着いたのだが、ラジオでは今宮健太による4点目の本塁生還を「アウト!」と実況していた。あぁ、同点止まりかと思ったが車のエンジンを切る寸前、聞こえた。「工藤監督が出てきました」そうだ、今はリプレー検証があるんだった。急いでテレビを見たが、何なんだこのビミョーなタイミングは!!! 2016年の広島-日本ハムでもクロスプレーがあったがそれに匹敵する微妙なプレー。しかも同点止まりか逆転かという、下手したらシリーズの行方を決定しかねないビッグプレーだ。

毎日書いているが黒柴スポーツ新聞はソフトバンク与党メディア。しかしそれをもってしてもアウトかセーフか踏ん切りがつかない。フジテレビの解説の大矢明彦は「(キャッチャー経験者だから)アウト」と言っていたし、突入してきた今宮健太は勢いがつきすぎてベースに触れる時のヘッドスライディングの手が反り返っている。キャッチャー戸柱恭孝のミットがそれに触れているようにも見える。だがミットに触れる前に数センチ、いや数ミリ空間がありそこに一瞬速く今宮の手が到達してはいないか?

審判がようやく説明に出てきた。「セーフ」。工藤公康監督が喜びを爆発させた。ソフトバンクファンも同じ心境。今宮もうれしそうだ。

あともう少し早く帰れていたらビッグプレーをリアルタイムで見られたのだ。そこは残念。だがとにかくソフトバンクは逆転できた。これがあるからソフトバンクファンはやめられない。

ついついこのビッグプレーに目が行きがちだが、勝敗を分けたのはその少し前の今宮健太の打席。いい当たりをセカンド柴田竜拓がナイスキャッチするもダブルプレーになるはずのセカンドへの送球をショート倉本寿彦が落球した。ラジオ解説の小早川毅彦いわく、打者走者の今宮健太の脚力を警戒しての焦りがあったようだ。となると逆転のチャンスはそもそも今宮健太自身が作ったことになる。

このダブルプレーが成立していたらスリーアウト、チェンジ。同点も逆転もなかった。あまりにも大きなプレーだった。

日本シリーズのような短期決戦ではこうしたワンプレーが命取りになりうる。第1戦では明石健志のエラーにつけこみDeNAが1点を返した。あの後デスパイネがタイムリーを放ったからよかったものの試合が動いても不思議ではなかった。

やはりアウトは取るべき時に取らないと苦しくなる。サラリーマンも休める時に休まないと後々堪える。まあそれは余談か。

第1戦でエラーした明石はエラーを取り返すヒットを打った。それが着火点になりソフトバンクが逆転に成功した。これがいい。ミスはしないに限るが起きうることだ。ならば切り替えて再び信頼を勝ち取るまでだ。明石、ナイスヒットでした。

じゃあ倉本も応援するのかというとそれは別の話。あくまでもソフトバンクに勝ってもらわないと困る。相手のミスにつけこむのはプロの強さの一つだが、そんなことしなくてもソフトバンクはきっと勝てる。2試合を終えてソフトバンクの2勝。黒柴スポーツ新聞の予想4勝1敗にまた一歩近づいた。だが次から舞台は横浜へ。果たして風向きは変わるのか…

第3戦、ソフトバンク和田毅DeNAは石田健大と予想。そろそろラミレス監督のサプライズがあるかもしれない。

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ソフトバンク育成出身の千賀と甲斐が日本シリーズ開幕バッテリー~成長すると働き場所が変わる

2017日本シリーズ開幕。初戦からソフトバンク打線が爆発した。デスパイネの先制タイムリーから喜びすぎてのどが少し痛い。明日も仕事だから6回からブログを書き始めた次第。

これだけ打線が好調だと明日の西日本スポーツ1面は誰でいくのか。勢いをつけ3安打のデスパイネか。だめ押しタイムリーの柳田悠岐か。黒柴スポーツ新聞で写真が使えるならデスパイネだ。千賀滉大が1点を失った後だけに4点目は大きかった。

打線が好調だからクローズアップされないがソフトバンクホークスの強さを感じたのはバッテリー。千賀滉大と甲斐拓也は共に育成出身だ。

プロ野球は夢がある。千賀128、甲斐130。背番号3けただった男たちが日本シリーズ開幕戦の先発バッテリーを務めた。仕事を終え、帰宅途中のNHKラジオで先発バッテリーを知った時はジーンときた。

千賀滉大は2度目の日本シリーズだが前回はリリーフ。当時一世を風靡していた山田哲人にホームランも打たれた。今回は堂々、開幕のマウンド。成長の証しである。

そう、成長すると働き場所が変わる。思えば柳田悠岐も背番号44の頃はDHだった。面白い若手がいるんだなと見ていた京セラドームでの試合で0-0の9回、オリックス平野佳寿から柳田悠岐は決勝ホームランを放った。もう打った瞬間スタンドは総立ち。完璧な当たりだった。小久保裕紀引退に伴い背番号9を継承したのは納得できた。

柳田悠岐はいるかいないかでチームの雰囲気が変わるくらいの選手になった。千賀滉大はこの日本シリーズで2勝したらエースの称号を手に入れられると見た。自己最高が13勝というのはまだまだエースとして少ない。最低15はないと物足りない。この日本シリーズを足掛かりにエースの地位を不動のものにしてほしい。

甲斐拓也はクライマックスシリーズファイナルステージで第1、2戦でマスクをかぶりながら連敗。高谷裕亮が立て直した感があっただけに日本シリーズも先発マスクかと思ったがやはり千賀と甲斐のペアだった。甲斐は自分が外れてから連勝したファイナルステージをどう見ていただろうか。高谷が控えているのだから甲斐は思い切ってやったらいいと思う。甲斐も息の長い選手になってほしい。

デスパイネみたいに大枚はたいて獲ってくる選手もいるが育成からスターになりつつある選手もいる。これがソフトバンクの強さ。巨人との違いである。山口鉄也という育成の星は出たけれど。

清宮清宮と騒ぐから気付かれていないが今年はドラフトで育成ドラフトがこぢんまりした印象。前みたいにバカスカ取らないのは節約なのか。このまま縮小傾向が続くと育成で選手が拾われてきた独立リーグはじり貧だ。そして千賀と甲斐のようなジャパニーズドリームはありえなくなる。ドラフトは上位指名だけがドラマではない。育成ドラフトの意義もビミョーに問われる時期に来ていないか。

働き場所が変わったと言えば9回に寺原隼人が登板。ダイエーホークスのドラフト1位。移籍先の一つが対戦相手のベイスターズだった。ホークスに戻り、日本シリーズ開幕戦でリリーフに立つ。大差がついたからゆえの起用だったかもしれないが寺原隼人の登場も味があった。まだ控え投手には攝津正の名前もあった。かつてのエース。なかなか1軍のマウンドに立てないシーズンだったが日本シリーズに参加している。果たして2戦目以降に登場するのか。楽しみではある。勝利の方程式ではないので攝津が出てくる時はウーンな時かもしれないが、個人的にはすごく応援している。攝津には何度もいい思いをさせてもらった。今年観戦した時、ヤフオクドームの売店で攝津のクリアファイルが安値で売られていたのが悔しくて、思わず買ってしまった(良心的な定価だったらスミマセン)。リリーフはエースになる前の攝津の職場だった。そこでまたもうひと働きしてもらいたい。そうこうする間にソフトバンク圧勝。差がつきすぎたからDeNAは切り替えてくるだろう。明日は要注意だ。

第2戦、先発予想はソフトバンク東浜巨DeNAは今永昇太。明日も楽しみで仕方ない。やっぱり日本シリーズは最高だ。

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日本シリーズ予告先発なしでDeNAに風は吹くのか~楽しみなソフトバンクとの「ITシリーズ」

いよいよ日本シリーズが始まる。断っておくが黒柴スポーツ新聞はソフトバンクホークスの与党メディアである。そこは差し引いてお読みいただきたい。まあ、いいプレーならどちらのチームでも称賛するのだが。

早速敵を誉めてしまうがラミレス監督はいよいよ面白い。監督会議にて予告先発を拒否したという。工藤公康監督は予告先発を取り入れたいと言ったのだが、意見が一致しないイコール破談となり予告先発ではなくなった。

これも一つの楽しみ。先発予想から試合を楽しめるのだから黒柴スポーツ新聞編集局長もラミレス監督に一票。思えばクライマックスシリーズからラミレス監督は采配がズバズバ的中。先発要員だろうが勝負所では惜しげもなくつぎ込んできた。予告先発制度にしたくないというのは事実上、予告サプライズと言っていい。お客さんを楽しませるのもプロ、とは故・大沢親分の考え。1982年、日本ハムを率いていた大沢啓二監督は9月8日に全治4週間のけがをした工藤幹夫を約1カ月後の10月9日、プレーオフ第1戦に立てた。試合前日の練習ではギプスを、試合当日の球場入りの際は指に包帯を巻いていた工藤幹夫がコールされた。大沢親分でなくともワクワクしてしまう。詳しくは工藤幹夫氏追悼で書いた記事をご覧ください。
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まあ、これくらいやらねば「世紀の奇襲」とは言えないが、そこまではいかなくともラミレスのことだ。きっと何か仕掛けてくる。

西日本スポーツだったか、ソフトバンクは初戦千賀滉大を立てると出ていた。勝ち頭という意味では東浜巨だろうがクライマックスシリーズでは立て続けに被弾。万一初戦で筒香嘉智なりロペスに一発食らったら調子に乗せてしまう。千賀滉大もホームランを打たれる可能性はあるが、今年はWBCも経験したし、大一番には弱くはないだろう。それに日本シリーズ第1戦はエースがふさわしい。黒柴スポーツ新聞も千賀滉大で行くべきと主張する。

ベイスターズは誰だろう。経験から井納翔一か。ネットをさっと見ただけで千賀と井納の取り合わせはいくつも出ていた。これでは独自目線を大切にする黒柴スポーツ新聞らしくはないのだが、まあ順当ということだろう。いやいや、みんながそう思った時こそサプライズを仕掛けるチャンス。ラミレス監督はいきなり奇襲を仕掛けてくるのか。だとしたら広島に引導を渡した第5戦に出てきた新人浜口遥大とか? 勝ち頭の今永昇太とか? そう言えばクライマックスシリーズファイナルステージでソフトバンク楽天塩見貴洋辛島航に合っていなかった。左腕にはあまりいい印象を持っていないかもしれない。初戦に左腕、あるかもしれない。と何だかんだで早速ラミレス監督の術中にはまっている黒柴スポーツ新聞編集局長。いやいや、日本シリーズを楽しんでいるだけです。プロ野球団の親会社は産業のすうせいを表す。ソフトバンクDeNA。初の「ITシリーズ」を制するのは一体どちらか。黒柴スポーツ新聞編集局長は期待も込めて予想する。「4勝1敗でソフトバンク!」(2勝1敗で巨人、と3連戦を前に断言する別所さん風に)。

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ペナント圧勝もCS敗退の広島が不満を言えない理由

2017年の日本シリーズにはセ・リーグからベイスターズが出場する。ペナントレースを独走した広島および広島ファンにとっては納得しかねる結果だろうが、現行ルールでは仕方ない。

意外に思ったのは反論が少ないこと。ベイスターズが勝って、待ってましたとばかりにクライマックスシリーズそのものについて異論が噴出すると予想していた。それがどうしたことか、黒柴スポーツ新聞によるネット巡回では朝日新聞デジタルに一つ記事を見つけたのみ。なぜだか考えてみた。

最大の理由はベイスターズが完勝したことだ。丸佳浩は結果を出したがベイスターズ投手陣はタナキクマルを軸とする勝負強い打線を沈黙させた。まさかの本拠地4連敗。これでは広島も言い訳ができない。

惜しげもなく投手をつぎ込むラミレス監督の大胆采配がズバズバ的中。勢いの差は歴然だった。茶化してラミレス采配は三原脩監督をほうふつさせると先日の記事に書いたが、先発の石田健大を初回で交代させており、これは三原脩監督も使った手だった。さらに今季10勝の先発要員の新人濱口遥大を中継ぎで投入。何がなんでも勝つという姿勢を貫き広島を圧倒してしまった。広島は力負けだからクライマックスシリーズへの不満も言えない。下克上は言うは易く行うは難し。すべて敵地で、2位チーム相手には3戦中2勝、1位チーム相手には先に4勝しないといけない。弱いチームが勝ち上がるのは無理だ。今季広島はベイスターズに14.5ゲーム差を付けただけに、10ゲーム差以上を付けたらアドバンテージを現行の1勝から2勝にという意見もあるようだが、1位チームに至れり尽くせりになると、そもそもクライマックスシリーズやらなければいいとちゃぶ台返しが起きかねない。
広島アスリートマガジン 2017年優勝記念特別増刊号

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黒柴スポーツ新聞は2017年こそこれまでのクライマックスシリーズの効果が表れたシーズンと評価している。そう、クライマックスシリーズは単年度で評価してはいけないのだ。単純に消化試合を作らないためのものではもうなくなっている。

つまりベイスターズの躍進のきっかけがほかならぬクライマックスシリーズ進出であり、それによる球界のレベルアップや盛り上がりにつながった、ということが言いたい。今回の日本シリーズ進出は19年ぶり。ベイスターズは低迷が続いていた。中畑清を監督に招聘したり、親会社がDeNAに変わったということもあるが、一番の節目は巨人を叩いて昨年クライマックスシリーズファイナルステージに進んだことだ。もはや負け犬ではない。巨人戦で嶺井博希が放ったあの勝ち越しタイムリー。巨人がなんだ。そんな雰囲気になる、潮目が変わった瞬間ではなかったか。

さすがに勝負の世界は甘くなくファイナルステージでは広島の前に敗れ去ったがベイスターズナインには確かな手応えが残ったはずだ。2017年終盤に巨人を振り切ったのもそんな自信が生きたのではないか。

優勝チームにしてみれば3位チームの粘りなど鼻で笑うものかもしれない。しかし3位に入るだけで喜んでいたチームは後年、常勝チームを脅かす存在になりうる。そう考えると笑ってばかりもいられない。

今回驚いたのは横浜スタジアムパブリックビューイングに2万人を超す人が押し寄せ、タオルを掲げて広島で頑張るベイスターズナインに声援を送ったことだ。グラウンドに選手はいない。応援だけなら温かい部屋でテレビの前からでもできる。じゃなくてなぜわざわざスタジアムに向かったのか。それはベイスターズが強くなったことをみんなで共有したかったからにほかならない。

BALLPARK

BALLPARK

思えば広島だって強くなったから忘れているだけで、上昇のきっかけは2013年に3位になりクライマックスシリーズに進んだことだろう。それまで実に15年連続でBクラス。2015年こそ4位になったがこの5年でAクラス4回。実力が定着した。そのきっかけがクライマックスシリーズ進出の自信と黒柴スポーツ新聞はみている。

そう、自信は人を変えるのだ。今回広島はベイスターズに自信を与える側になってしまっただけで、かつては自信をもらう立場だった。広島自身も恩恵を受けた訳だから、クライマックスシリーズという制度に対し不満は言えないということになる。もちろん、潔いカープファンはいちいち言い訳しないだろうけれど。

切磋琢磨し合うことで野球界が発展し、ファンも盛り上がっていく。たまに番狂わせがありそこのファンは落胆してしまうこともあるが、ドラマがあるからこそクライマックスシリーズは目が離せなくなる。

2017年はファイナルステージで敗れたものの楽天が躍進。西武も来年忘れ物を取り返しにしゃかりきになってくるだろう。ソフトバンクとてうかうかしていられない。

クライマックスシリーズは消化試合対策からもう、球界のレベルアップという次のステージに移行している。クライマックスシリーズにすら進めないチームにはどんどん厳しくなる。その意味では久々にBクラスに転落した巨人が来年すぐ建て直せるかどうかが気になっている。

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勝負所は一気に行くべし~ラミレス大胆采配でベイ19年ぶり日本シリーズに王手

広島ファンに怒られそうだがクライマックスシリーズカープが負けないかなと期待している。黒柴スポーツ新聞編集局長はベイスターズファンではない。なぜ負けてほしいのか。

理由は簡単。2年連続で日本シリーズに出たらますます経験を積んで広島が強くなってしまうからだ。ただでさえ黄金時代になりそうな雰囲気があるのにこのまま勝ち続けられたら手が付けられない。

とか思っていたら本当にカープが崖っぷちに追い込まれた。ファイナルステージでまさかの3連敗。ベイスターズに19年ぶりの日本シリーズに王手をかけられた。

今回のセ・リーグクライマックスシリーズはファーストステージから雨がドラマを演出している。ベイスターズ阪神とのあの泥だらけの試合は賛否両論あろうが、やらないで終わるよりはすっきりしてよかった。まあもう少し日程に余裕がほしいが。

ファイナルステージでも台風のからむ雨で第4戦、5戦が中止。2戦、3戦と広島が敗れていたため世間的には広島が一呼吸おけるのに対し、ベイスターズは勢いを削がれるため広島に有利と見られていた。

しかし雨がドラマをもたらしたのは仕切り直された第4戦だった。そう、本当の答えは数日後に分かることがあるのだ。このことは地上波で中継していたフジテレビの解説で、野村弘樹が指摘していた。さすがである。

主役は今永昇太。11勝ながらチームの勝ち頭である。もともと第4戦の先発が予想されていたが雨天中止となり出番が消えていた。それを何と仕切り直しの第4戦の7回からセットアッパーとして起用した。投手の分業が確立されている中、最近ではめったにお目にかかれない大胆采配と言っていい。

しかしラミレス監督はここが勝負と見た。きょう勝つという意思がある継投だった。7回の起用だけでもサプライズなのに、わずか1点リードの状況でそのまま打席に立たせて8回も続投させた。行ける人を惜しげもなくつぎ込む、懐かしい昭和の継投を見た。これこれ。一年を戦う長いペナントレースなら行き当たりばったりでは困る。しかし短期決戦なら話は違う。好調な人から投入し、抑えるべき時には抑える。そうしないと一気に敗れかねない。

これは野球に限らない。勝負をかけるべき時にかけないと、次にいつチャンスが来るかなんて分からない。ならば惜しげもなく最高の技術でチャンスをものにしにいかないと、後からジタバタしても意味がない。

今永昇太も登板する意味が分かっているから気合が入っていた。走者を一人も出さずに最終回の山崎康晃につないだ。今永昇太にセットアッパーとしてのめどが立ったことで作戦が一つ増えた。

広島に有利な雨と見られていたが、見方を変えればベイスターズの大胆采配につながっていたのだ。もし今、三原脩監督がいたらラミレス監督の采配を高く評価したのではなかろうか。

昨日の記事でも書いたが、ギータみたいに後先考えずにやってみるのもいい。見た目は行き当たりばったりかもしれないが、どうせ完走できるか分からないならば、行けるとこまで行く、という選択肢は十分ある。
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ラミレス監督の細やかな継投は「一人一殺」なんて言われているが、三原脩監督もやっていた。そのくらいちょこちょこ投手を変える一方でエース秋山登日本シリーズで4連投させている。今ならヤフートピックスに選ばれる話だ。ラミレス監督の大胆采配で思わず三原脩監督を思い出した。
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三原脩監督が率いていたのはベイスターズの前身、大洋ホエールズというのも不思議な縁。ちなみに2017年にベイスターズが広島相手に3試合連続でサヨナラ勝ちしたことが話題になった。チームの3試合連続サヨナラ勝ちは1960年の三原ホエールズ以来だった。

その1960年なのだ、ホエールズが日本一になったのは。

と、カープに不吉なことを書いて記事を終わるのは意地悪すぎるか。第5戦もきっと、マツダスタジアムカープファンで埋めつくされるだろう。それは心強い半面、相当のプレッシャーにもなる。第4戦も6回ノーアウト満塁で無得点に終わったが、何か硬さを感じた。

果たして逆転の広島の本領はこれから発揮されるのか。そう、本当の答えは数日後に分かることがある。黒柴スポーツ新聞編集局長は数日後、手のひらを返して広島をべた褒めしていたりして。そう考えるといちいち目の前の結果に悩むのがバカらしくもなる。もっと気楽に生きていいのかもしれない。

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ことなかれ主義に背を向ける全力男・柳田悠岐~ソフトバンク2年ぶり日本シリーズ進出決定!

打順を示す電光掲示板を見て目を疑った。

柳田悠岐

脇腹を傷めた影響でクライマックスシリーズに間に合わなそうって記事があったのに。何とスタメン、しかも1番バッターで現れた。

現れただけじゃない。第1打席でセンターに抜けようといういい当たりで快足を飛ばして出塁。送りバントで二塁に進んだら、次打者への投球の時キャッチャーが前に弾く間に三塁を陥れ、内川聖一の犠牲フライでホームに帰ってきた。

先発・武田翔太が立ち上がりやや不安定だったが何とか無失点で切り抜けた後だけに大きかった。ホークスはさらに松田宣浩のタイムリーで2点を追加。武田翔太には大きな援護になった。

松田宣浩には待望のホームランも飛び出し、6回を終わって6-0。ホークスはシーズン中、先制点を奪ったら73勝9敗と鉄壁の中継ぎ・抑えを誇るだけにもはや勝負あり、の展開になった。柳田悠岐はタイムリーも放ったが大事をとったか途中交代。まだまだ本調子ではないのかもしれない。柳田悠岐がけがをした時、ネット上では「けがをしないプレースタイルを模索するべきでは」とか「大事な時にいないイメージ」なんて声もあった。黒柴スポーツ新聞はこれに反論する。

それじゃあギータじゃない。常に全力プレーが魅力であり真骨頂だ。そしてプロ野球選手はそうあってほしいなと思う。

柳田悠岐は中軸だから全試合に出ることにも価値がある。しかし本当はもっと振れる、もっと走れるのにやらないというのはいかにもことなかれ主義に見える。弱肉強食のプロ野球界では、つつがなく引退まで過ごしたいなんて思っている選手は大成しないだろう。

プロ野球も一般社会も何か、先を先を見て冒険しない風潮が強すぎないか。だからこそ後先見ず全力で突っ走る柳田悠岐が輝いて見えるのは何とも皮肉だが、彼の全力プレーはとても大切なことを教えてくれている。

ホークスはそのまま楽天を下し2年ぶりにパ・リーグ代表として日本シリーズ進出を決めた。優勝決定後に笑みが絶えない選手たちの中で、若手の上林誠知が悔し涙を浮かべていた。クライマックスシリーズでは力を発揮できなかったのだ。こういう選手は大好き。悔しさを糧に、柳田悠岐の背中を追ってスター選手の仲間入りをしてもらいたい。

3戦目からキャッチャーは高谷裕亮に代わった。高谷の活躍は称賛に値するが、甲斐拓也は悔しかっただろう。嶋基宏にタイムリーを浴びた点などクライマックスで学んだことを次に生かしてほしい。日本シリーズが早くも待ちきれない。

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デキる人はなぜ結果を出すのか~内川聖一、史上初CS同一ステージ4戦連続ホームラン

内川聖一が史上初のCS同一ステージ4試合連続ホームランを放った。キャプテンとしてソフトバンク日本シリーズへの王手をかけさせる、堂々たる活躍だ。

ホームランは長距離砲のなせるわざだからちょっと出来すぎだが、まあ稀代のヒットメーカー内川聖一なら当然だよな。そのくらいに思っていた。が、そんなはずもない。

「打てる理由が分かっていたら、シーズンでもっと打っている」。ヒーローインタビューで内川聖一が好調の裏側を語っていて、当たり前のことに気がついた。そう、仕事ができる人だって簡単に結果を出しているわけではない。

あの人だから結果を出すのは当たり前。結果を出す人はそう思われがちだ。王さんがホームランを打つのは当たり前、とみんな思っていたけれどそんなはずもない。あまりに結果が出るから陰の努力に目がいかないだけだ。まあ努力を人に見せない美学もあるけれど。

じゃあ何で内川聖一は4試合連続ホームランが打てたのか、考えてみた。キーワードは集中力。実際に、試合後のインタビューで工藤公康監督が「打席で集中力がある」とほめていた。確かにバッターボックスの表情には目力がある。

子どもの頃から「エースで四番」。歌詞にもあるように、プロ野球選手はだいたいそのくらいじゃないとなれない世界。あとはセンスと体力と知力と努力と運と指導者の覚えがめでたいかなどなどが上手くまとまった人が成功をつかむ。成功するかどうかは紙一重だから最後は気力かなとも思う。

内川家。

内川家。

実際、楽天は弱くはない。茂木栄五郎、岡島豪郎、藤田一也、銀次、聖沢諒島内宏明と似たようなしぶとい左打者に、アマダー、ウィーラーの助っ人がうまく組み合わさっている。中継解説の池田親興もそんなふうに高く評価していた。勝つのは簡単じゃない。昨日今日ソフトバンクが勝てたのは紙一重と言える。ホームゲームで声援をもらえているのも大きい。チームで考えたら広島同様、ソフトバンクも勝って当たり前と思われている。だから負けたらダメージがズシーンとくる。シーズンに94勝しようがクライマックスシリーズで楽に勝てるなんてことはない。それは第1戦、2戦で痛いほど分かった。やはり結果を出すのは簡単ではない。打つべき人が打ち、投げるべき人が投げ、守るべき人が守ったら勝てる。個人と組織の成果も同じだ。結局、特別なことじゃなくて、結果を出すにはやるべきことをコツコツやるしかない。しかも集中力を持って。そう考えると内川聖一の4試合連続ホームランは出るべくして出た成果なのかもしれない。

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失敗したら黙って取り返す~ソフトバンク中村晃CSで起死回生のホームラン

やられたらやり返す。それに尽きる。ソフトバンクホークス中村晃が起死回生のホームランを放った。これで楽天とのクライマックスシリーズファイナルステージは2勝2敗のタイになった。

中村晃にとってファイナルステージは特に第2戦、送りバントを決められず、流れを持って来られなかった。その後きっちり楽天送りバントを決められ勝ち越されたこともあり、中村晃は初回に守備でミスした川島慶三と共に責められる立場になってしまった。

が、翌日ホームランを打ってヒーローになった。先発ピッチャーだと登板間隔が空くからこうはいかないが野手は翌日も試合がある。ならばいい結果を出して悪い記憶に上書きしてしまうに限る。

そういう意味では今シーズン「待機中」だった城所龍磨も同じ。二塁打2本に犠牲バントに外野の守備ではファインプレーと大暴れだった。試合に出られなかった時期は取り戻せないが、だからこそ出たら活躍するのみだ。声がかかった時にすぐ結果を出せる人って素晴らしい。ホームラン3戦連発の内川聖一みたいにいつも結果が出せる人もいるけれど。

きょうは何にぐっと来たかって、中村晃が声援を受けた時にすぐ感極まったこと。責任感が強いんだな。ヒーローインタビューでも「ホッとした」を3回も言っていた。前夜のバント失敗から敗戦の責任を背負い込んでいたのだ。そこでふさぎこむのと奮起するのでは自ずと結果は変わってくる。悔しさをかみしめ、黙って結果を出す。こういう選手が大好きだ。柳田悠岐内川聖一デスパイネの陰に隠れがちだが中村晃は秋山監督の頃からずっと戦力。2013年から3年連続3割、2016年と17年は続けて全試合した。ホークスファン以外にももっと注目してもらいたい。ちなみに秋山政権で日本一になった2014年の日本シリーズ第4戦、阪神の守護神オスンファンからサヨナラ3ランを放っている。たまにド派手な活躍をする。2017年クライマックスシリーズファイナルステージ第3戦のホークスは本多雄一城所龍磨、福田秀平、高谷裕亮と選手が入れ替わり、打順も好調の今宮健太を1番に据えデスパイネを3番に。なかなかタイムリーが出なかったデスパイネ松田宣浩に打点がついた。きょう則本昂大にねじ伏せられていたら一気に明日クライマックスシリーズ敗退もありえたかも。明日の先発が岸孝之ということを考えてもきょうの1勝は大きい。連敗している時はこのくらい動くのもいい。がむしゃら感があって。何もしなかったら閉塞感が漂うばかり。特にクライマックスシリーズのような短期決戦ならばなおさらだ。悔しかったら黙って結果を出して取り返す。やっぱりそれに限る。中村晃のホームランを見て元気が出た。

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プロ野球無料視聴体験を阻む生理的欲求~最後はコンテンツの力

お金を出したらきりがない、と有料でプロ野球を見ることを避けている。が、一つハードルを下げてしまった。今だけ、スポーツナビの無料視聴を体験している。

それはクライマックスシリーズを見たいがためだった。と言っても最初からの計画的なものではなく衝動。そう、有料の壁を突き破るのは衝動なのだ、きっと。

その証拠に、見ようとしたパ・リーグクライマックスシリーズ・ファーストステージは第3戦になっていた。申し込みをしてIDとって中継見られたのは7回くらいじゃなかったか。ちょうどウィーラーがホームランを打つ直前だった。

楽天が勝つにしろ西武が勝つにしろ敗戦を見届けようというハラ。黒柴スポーツ新聞編集局長はソフトバンクファン。ライバルチームの終戦を見るのも礼儀のような気がした。

スポーツナビのサービスは初体験だがパソコンで見る限り上等。無料視聴させてもらっているのに上から目線で恐縮だが、なかなかいいのだからありのまま書いている。変な話、CMもスポーツナビそのもののCMだからストレスを感じない。

音声もなかなかきれい。きょうは昨日の阪神DeNA第3戦に続き無料視聴3回目、ソフトバンク楽天第1戦だがクリアーな音声を楽しみ、目を閉じて無理やりヤフオクごっこをしてしまった。思い出すなあ、今年行った王貞治ミュージアムカウンターシート(おすすめです)。
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プロ野球が地上波から絶滅寸前な昨今、BSやCSに頼らないと試合は見にくい。ラジオ・テレビ欄にプロ野球中継を見つける度に一喜一憂していた(それはそれで楽しいけど)。

そのストレスから解放されるという意味でも毎月1480円(ソフトバンクユーザーなら980円)でプロ野球中継が見られるのは、コストパフォーマンスが高い。早くも来シーズンに向けて検討対象である。まあそんな気持ちになったのも、実際に無料で画面を見たから、経験したからだ。

そして思う。やっぱり最後はコンテンツの力だなと。テレビじゃなくても、お目当ての食べ物や景色があるなら、平気で時間とお金をかけてそれを楽しみに行く。お楽しみには魔力があるのだ。

せっかく視聴環境が整いながら、試合の途中で黒柴社長(久々登場)からまさかのおトイレの要望がっ! オーマイガッ! 小雨がそぼふるなか泣く泣くお散歩に行ったのだった。ソフトバンクは0ー3と負けていたので逆転を信じながら…

近所の真っ暗な山道を歩いている時はなんだよなあと思ったが黒柴社長は無事所期の目的を達成。ダッシュで家に戻り玄関にたどり着いたらパソコンから大歓声が! もっ、もしかしてぇっ!

それは反撃ののろし、今宮健太のソロホームランによる歓声だった。黒柴社長の散歩さえなければ打つ瞬間が見られたのに。何のために無料視聴申し込んだのか分からへん(気分的に関西弁)。

その後も脇をくんくんしてきたり膝をひっかいてきたりと執拗に続く「遊んでよ」攻撃。何で? なぜきょう? いつもこの時間寝てんじゃん! ほら、もう松井裕樹出てきた。応援しないと負けちゃう。

打て今宮! 中村晃もダメかあ… 行ったあっ、内川聖一のホームラン! 1点差。ホームラン、ホームラン、デスパイネ! ああっ、チェンジアップに全くタイミング合ってない? さあどうだ!

ソフトバンク敗戦。

まあ、切り替えて行こう。ムム、やはり生中継はいい。無料期間にサクッと撤退できるか怪しい。そのくらい、プロ野球ファンなら一考に値するサービスとはみた。まあ日本シリーズは見れないらしいのでまたすぐ野球中継難民に戻るのだが。そう考えるとBSは強い。視聴環境整備の道のりはまだまだ遠そうだ。

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広島・赤松真人のがん公表で胃カメラデビュー~健康第一でいきましょう

夜。よつ葉乳業のミルクコーヒーをひと口。やさっしい味…

人間ドックのため昨夜から昼まで絶食。朝、コップ半分の水だけだった。何だかんだで食事を抜くほどの働き方はしていないので、一年に一度の絶食。食事のありがたみを感じる日でもある。

が、今回は少し違った。胃カメラデビューを果たしたからだ。

つらいとは聞いていた。が、麻酔もあるしそれほどでも、というネットの記事をわざわざ探しだし自己暗示をかけていた。大したことない、ないと。

が、やはり異物を体は受け付けない。えずくのなんの。ある意味正常なんだろうけど。で、カメラに体を貫かれている間思ったこと。「これが治療ならもっと辛いぞ。検査で辛いとかは言えない」

毎年バリウムを飲んでいた黒柴スポーツ新聞編集局長がなぜ今年は胃カメラにしたか。それは広島の赤松真人胃がんを公表したからだ。

体が資本で、鍛え上げた人でもがんになる。がんとトレーニングの関係はないかもしれないが、プロ野球選手でもがんになるのだから、鍛えていないサラリーマンはなおさら体に気をつけねばならないのでは?という単純な思考からだ。広島ファンでも赤松真人ファンでもない。赤松真人にはまたグラウンドを駆け抜けてほしいけれど(復帰応援しています)。

ちなみに毎年行く人間ドック会場は待ち時間が長い。じゃあ場所変えたらいいじゃんという話だが、病院とか行き慣れていないので知らない場所が嫌。なので通いやすい、同じところに毎年行っている。そこで一つ仕事も済ませ、仕事に役立つメディアの本も読み、並行してこの本も読んだ。

鎮勝也氏著「二人のエース 広島カープ弱小時代を支えた男たち」。カープファンじゃないとか言いつつまた広島。いやいや、この本の主人公、安仁屋宗八外木場義郎プロ野球を知る上で必須だから。名投手である。この本を読んでる途中で胃カメラに向かったのだった。本に夢中だったから広島市民球場から胃カメラ検査室に入場した気分であった。まあ緊張する間もなかったからいいか。

今日は書評を書くコンディションではないのでまたゆっくり。前回「勇者たちへの伝言」でも感じたが書評は慣れないとネタバレしそうで難しい。引用ばかりじゃ芸がない。自分にしか書けない感想じゃないと。というわけでまたの機会に。
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安仁屋宗八カムバック賞をもらったことは本で知ったが、黒柴スポーツ新聞編集局長も無事胃カメラ検査からカムバック。きつい局面はあったが係員さんが背中をさすってくれた瞬間ものすごい楽になれた。別に人間ドックの係員になるという意味ではないが、ピンチの時に背中をさする側の人になりたいと思った。そういう「フォローができる」存在に。

結局、今日のところは体に問題はなかった。酒、たばことは無縁だしあとは運動だけ。比較的健康だ。悪くなりようがない。が、油断はしないようにしよう。

赤松真人が勇気をもってがんを公表した結果、ある一人のプロ野球ファンが胃カメラをのむ気になったという話、でした。黒柴スポーツ新聞の愛読者の皆様、くれぐれも健康には留意を…。

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野球ファンなら読んでおきたい「勇者たちへの伝言」~人生は選択の連続、だからこそ勇気を

鈴木啓示の「投げたらアカン!」を買うにあたり、Amazonを利用。その際ほかのおすすめ商品で「勇者たちへの伝言 いつの日か来た道」(増山実氏著、ハルキ文庫)にビビビと来た。

勇者たちへの伝言 いつの日か来た道 (ハルキ文庫)

勇者たちへの伝言 いつの日か来た道 (ハルキ文庫)

レビューによれば、阪急ブレーブス在日コリアンの歴史がうまく絡んでいる。一気に読ませる、という。普段フィクションを読まない黒柴スポーツ新聞編集局長だが、気になったので買ってみた。そしたら本当に一気に読めた。しかも風呂に3時間ほど浸かりながら…

入浴前に少し読んでいたのでそれでも4時間くらいで読めた。それほどに引き込まれた。直感は信じてみるものだ。といいつつさんざんAmazon上で皆さんの感想を読んでガチガチに品定めをしていたが。

著者、増山実氏は放送作家の経験がある。だから、構成が巧みなのはさすが。本当にいいところで次の章にいく。週一のドラマにしたら、すぐに来週が待ちきれなくなるだろう。

画も浮かびやすい。これも放送作家さんのなせる業か。「勇者たちへの伝言 いつの日か来た道」の軸は今はもうない西宮球場だが、一度でも行ったことがある人ならさらに鮮明に映像化できるだろう。黒柴スポーツ新聞編集局長は、西宮球場は未経験だから無理だったが、球場はあちこち行ってるから観戦シーンなんかはまあ何とか組み立てられた。

情景描写もすっきりしていて読みやすかった。元々修飾語が多用される小説は肩が凝る。だからこの作品くらいがちょうどいい。この点は普段あまり本を読まない人向きと言える。サクサク読めてしまうから、通勤時間のお供になんか最適。続きが気になって早く帰りたくなるかも?

物語は西宮球場やら阪急ブレーブスやら、在日コリアンに呼び掛けられた北朝鮮への帰国事業など実在の場所や歴史がフィクションの世界でうまく噛み合っている。計算されつくされている。小説ではあるが台本的にも読める。読み終えた時、映画を一本見たような満足感と軽い疲労感があった。

そう、コメディではないからワクワクとも言えない。展開が読めないゆえのドキドキか。

登場人物もそれぞれ存在感がある。存在する意味がある。有名人でもスターでもないけど、それでも語るに十分な過去がある。当たり前だけどそれぞれの人に人生がある。そんな当たり前のことを再認識させられる。

人生が選択の連続であるということも。それは必ずしもうまくいくとは限らない。むしろ失敗が多いかもしれない。

だとしても「勇気」を出してやった結果であるかどうか、勇気を出せたかどうかが大事な気がする。そこをかみしめるとこのタイトル「勇者たちへの伝言 いつの日か来た道」に味わいを感じることだろう。

野球好きには阪急のバルボン高井保弘が出てくるのがたまらない。いい味を出している。どこまでほんとなのか、架空なのか分からないが、物語にハマっている。ぜひこの二人にも注目して読んでいただきたい。
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阪急のエースだった梶本隆夫にも触れてくれているがこれもたまらない。
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とにかくネタバレしないよう、気を付けて書いてきたがまさにてんこ盛りの丼のようなオイシイ作品なので具がこぼれかねない。このへんで終わっておこう。対象年齢はどちらかと言えば若者よりは人生をある程度ふり返れるアラフォー以上の方におすすめか。ネタも阪急だし。

こう考えると阪急ブレーブスが消滅したことが恨めしい。惜しい。球団がなくなるということはビジネスの世界だけの話ではない。人の生き方にまで影響を与えるのだとつくづく思う。そういう意味では大洋ファン、南海ファン、近鉄ファン西鉄ファン、ロッテオリオンズファンあたりでも十分楽しめるとみた。スカッとする作品ではないが体の中からじんわり「読んだな」感がある作品。テレビドラマや映画が好きな野球ファンにはおすすめです。秋の夜長、ぜひお楽しみください。
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戦力外通告の村田修一はどこへ?~強打者を整理する巨人伝統の新陳代謝またもさく裂

巨人が村田修一戦力外通告したという。しかし明日の朝刊の扱いはビミョーか。福原愛が女の子を産んだしなあ(おめでとうございます)。いや、相対評価ではなく、村田修一の来季は巨人ではないかもとすでに予測されていたようにも思うからだ。

2017年、村田修一の立ち位置はビミョーだった。その前のシーズンで活躍しながら、開幕は代打スタート。若手への世代交代ならまだ納得できただろうが、その一人の岡本和真は伸び悩んだ。結果、村田修一は出たり出なかったり。やはりこの人は試合に出続けることで結果を出す人なのだ。

しかし村田修一への戦力外通告は想定内だった。村田修一に限らず、巨人に来た強打者はそういう運命なのだ。巨人の伝統的な新陳代謝方法なのだ。

古くは張本勲王貞治のあとに鎮座しOH砲が形成されながら、栄えある3000安打は移籍後のロッテで達成した。

清原和博も涙のドラフトから自力で巨人への道を切り開いたが、歓喜も長くは続かずけがもあり戦力外通告清原和博の無念は仰木彬オリックス監督によりすくいとられた。そしてヤクルトで四番を張った広沢克己、広島の主砲だった江藤智も巨人で引退とはならなかった。小笠原道大も中日で引退した。だからもう村田修一の今季成績がどうだったかということよりは、現役続行なのか、その場合はどのチームなのか、そして頑張ったら届く2000安打(2017年シーズン終了時点で1865安打)は達成できるのかが焦点だ。

早速ヤフーニュースのコメント欄に「ロッテとか」なんて書かれていたが筆者もパ・リーグが良さそうに思う。

というか、広島は野手が充実しているし阪神は若手が頑張っている。DeNAは出ていかれた古巣だ。となるとヤクルトか中日か。この2チームならなくはない。特に中日はゲレーロが出ていくなら大砲が不在となる。森野将彦が引退したし三塁が守れる村田修一はいいかもしれない。が巨人みたいな年俸は無理だろう。以上によりセ・リーグは可能性が低いと見たのだ。

村田修一は福岡県の東福岡高校出身だからソフトバンクが手を挙げる可能性もちょっとはあるか。いや、戦力が充実していてこれ以上は…となるだろう。となると江藤智みたいに西武に行くとか。清原和博みたいにオリックス行くとか。松井稼頭央が抜けてそのお金が回せる楽天とか? 井口資仁新監督がロッテで再生させるとか? 中田翔の動きが不穏な日本ハムはないとは思うが…。
翔! 頂点目指して

翔! 頂点目指して

2000安打まで残り135本だから現役続行なら2018年中の達成も射程内だ。ここまで来たらぜひ狙ってもらいたいが、記念すべき日は果たしてどのチームのユニフォームを着ているだろうか。そこで引退するなら、引退試合を組んでくれたり、もしくは引退後のポストも用意してくれる球団なのか。そこまで見ておくのは野暮なのか。そう考えると井口資仁はロッテですべて手に入れたんだなとあらためて思う。プロ野球選手にとっても終活は大事なのだ。

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近鉄の鈴木啓示はなぜわざわざ阪急沿線に家を買ったのか?~とんがるならトコトンとんがれ

普段ものを言わず、指示されたことは大概従うタイプ。だが筋を通したい時は割と平気で反抗する。それで損したこともたびたび。おとなしくやり過ごすのと、意思を押し通すのと、果たしてどちらが賢明なのか。

 

一つ、答えをもらった。鈴木啓示著「投げたらアカン! わが友・わが人生訓」に書かれていた。きっかけは今読んでいる鎮勝也氏の著書「二人のエース 広島カープ弱小時代を支えた男たち」。安仁屋宗八外木場義郎を描いた本で、今、しこたま頭にカープの歴史を蓄積している。そこに外木場義郎が割と我が道をゆくタイプ的なことが書かれてあり、寮を出るエピソードに目が止まった。そこに鈴木啓示の例が書かれていた。

 

投げたらアカン!―わが友・わが人生訓

投げたらアカン!―わが友・わが人生訓

 

 

鈴木啓示近鉄の大エースになる前に早々と寮を出た。しかも家を近鉄沿線ではなく阪急沿線にだ。憧れの阪神村山実の家に近いなどの理由からだったが深層心理としては万年Bクラスの近鉄色に染まりたくなかったことがあった。

 

まず、これが素晴らしい。郷に入れば郷に従えとは言うものの、そこが常に正しいかは分からない。近鉄の場合は弱かった上に尊敬できない先輩がいた。寮も整っていたとは言い難く、夏場は建物を冷やすため若手の鈴木啓示が屋根にホースで水をかけていたという。それが嫌だったというわけではなく、強烈な違和感があったのだ。鈴木啓示は契約金をつぎ込み一軒家を買って寮を出た。

 

 

出る杭は打たれる。もし鈴木啓示が結果を残せなかったら「勝手なことをしたからだ」と言われるのがオチだ。しかし鈴木啓示は奮起した。5年連続の20勝。周りを黙らせるには十分な成績だ。

 

そう、とんがるならとことん自分を押し通さねばならない。「投げたらアカン!」にも、中途半端にやるならやらない方がまし、と書いている。寮を出たけどやっぱり勝てませんでしたでは負けなのだ。

 

結局実績。鈴木啓示いわく、それが男のウイニングショットだという。ムム、さすが通算317勝の男。説得力がありすぎる。

 

 

まあ日本で5人しかいない300勝クラスの実績はなかなか修められない。しかしアイツは普段からしっかりやってるな、とは意識次第で思わせられる。多少我を通しても結果や常識さえ伴っていればそこまでとやかく言われない。

 

言いたい人はそのタイミングを手ぐすねひいて待っている。出雲駅伝では青山学院大が2位になり東海大が優勝したが、「原晋監督はテレビ出すぎ」とかそういう話になる。勝っている間はそれを封じられるが負けたら批判が待っている。駅伝好きにはそういう場外乱闘も含めて面白いのだが(性格悪いなあ)。いや、それもドラマの一部ということ。とにかく原晋監督はとんがりきらないといけないのだ。

 

 

結局筆者は個人プレーならとんがるがいちいち組織内で衝突するのも大人げなく思って実はあんまりとがらない人。ここまで書いておいて何だ結局反抗しないじゃんとか突っ込まれそうだが、勝負する時は勝負する。その方が負けたとしても悔いが残らない。自分にとってのウイニングショットが何になるのか分からないがいつかはビシッと投げ込んでみたいものだ。

 

「投げたらアカン!」は1985年発行という時代も感じさせる内容だが今に通じる示唆もある。興味がある方はぜひご一読を。