黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

人間万事塞翁が馬の意味とは?~侍ジャパン権藤博コーチがWBC辞退の大谷翔平に掛けた言葉

誰だって失敗しようとして失敗するわけじゃない。不可抗力という言葉もある。だがついつい責任を追及しがち。その相手に対しての期待感があればなおさらだ。大谷翔平WBC参加を見送ったところ、侍ジャパン権藤博コーチに「人間万事塞翁が馬だ」と言われてほっとしたという。

www.hochi.co.jp

分かっているようで分かっていない「塞翁が馬」の意味。ことわざ辞典を引いてみた。

【塞翁が馬】

人生では何が幸せになるか、また何が不幸になるかわからない。

幸不幸のたびに喜んだり悲しんだりすることはないということ。

 (高橋書店 ポケット版「ことわざ新辞典」より) 

大谷翔平でもないくせに胸に突き刺さった。黒柴スポーツ新聞編集局長は目の前のことに一喜一憂する自覚ありあり。覆水盆に返らずと分かっているのにうらめしく過去の失敗を見続ける悪癖があるのだ。

それにしても権藤博コーチはだてに年を取っていない。深い。若いコーチや監督ならば大黒柱の大谷翔平WBCに出ないと分かっても諦めきれないのではないか。でも権藤博コーチは違った。「人間万事塞翁が馬だ」。そう声を掛けられた大谷翔平は「すごく温かい言葉を掛けてもらったと思っています」と語っていた。

大谷翔平 二刀流

大谷翔平 二刀流

 

人間万事塞翁が馬だ」。この言葉を送れるのにはかつて「権藤権藤雨権藤」という言葉まで産んだ、自身が酷使された体験がいくらか影響しているようにも思える。

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

まあ権藤博の場合は新人の年、69試合登板、44試合先発、投球回数429、35勝19敗だから誰がどう見ても酷使でしかない。昨日の黒柴スポーツ新聞で伊藤智仁を取り上げ、彼は酷使を酷使とは思っていないと書いたがやはり限度はある。

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

侍ジャパンの首脳陣は小久保裕紀監督を筆頭に若い。みんな40代ではなかろうか。そこに70代の権藤博が入っているのがすごいのだが今回の大谷翔平への声掛けを見るだけでも権藤博の存在価値は確かにある。残念ながら権藤博みたいに声が掛けられない上司は世の中にはたくさんいる。「何やってんだ」と激しく追及してもミスは取り返せないのに。そもそも大谷翔平の故障はミスと言えるものではない。ファン目線でもついつい「大谷何やってんだよ、見たかったのになあ」と思ってしまうが一番悔しいのは大谷翔平本人なのだからそれを言ってはいけないし言う必要がない。

人間万事塞翁が馬の由来となったストーリーでは、翁の馬が異国に逃げる→異国の駿馬を連れ帰る→翁の息子が乗るも落馬し負傷→その間に異国との戦争が勃発→息子は徴兵を免れる→親子で生き残る、という流れ。大谷翔平WBCに出たかっただろうが投打のキープレーヤーが抜けたことで他の選手が頑張り結束が固まるのかもしれない。

追加招集になった武田翔太についても同じ。国際大会での登板や日本代表として戦った経験が生きてホークスのエースの座につくかもしれない。

われわれ野球ファンもWBCが終わるまでは変な意味で一喜一憂はせず「人間万事塞翁が馬」の気持ちで侍ジャパンを応援しよう。

 そして…。

黒柴スポーツ新聞編集局長自身も「人間万事塞翁が馬の気持ち」を大切にする。

「行けるところまで、“とりあえず”とことん行こう!」

きょう更新されたニッポン手仕事図鑑編集局長さん(id:igooke)のブログ「自分の仕事は、自分でつくる」に書いてあった言葉だ。どうやらこれは私に向けられた言葉らしい。

waterman.hatenablog.jp

はてなブログを通じて知り合い、やり取りがあり、対面し、再会。エネルギーの交換を経てついに「戦友」に昇格した模様だ。ブログはただ文章をつづるだけじゃない。大げさではなく人生を変えうるツールだ。だからこそ多くの人に薦めたい。特に私のように自身の伸び悩みを感じている人にはなおさら。言うは易し、行うは難し。ではあるけれど、私が掛けてもらった言葉のように「行けるところまで、“とりあえず”とことん行こう!」ではありませんか。まずは動くことが大事。それを実感する日々です。

【きょうの1枚】権藤博

通算成績:試合210 勝利82 敗北60 完投67 投球回1136

タイトル:沢村賞1回 新人王 最優秀防御率1回 最多勝2回 最多奪三振1回 ベストナイン1回

f:id:tf-zan96baian-m-stones14:20170223220601j:plain

 大谷翔平関連の記事はこちら。

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com