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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

WBCで青木宣親はいかにリーダーシップをとるのか~連勝よりも大事な試合で勝つことが重要

購読している新聞に青木宣親のインタビュー記事が出ていた。開幕を控えたWBC特集だ。侍ジャパンの中で黒柴スポーツ新聞編集局長が最も注目している選手が青木宣親なのだ。

 

侍ジャパンに合流する唯一のメジャーリーガーであるから、という理由ではない。イチローほどではないにせよ、一人で戦ってきたイメージがある青木宣親が今回の侍ジャパン最年長となってどんな立ち居振る舞いをするのか、に興味があるのだ。

 

青木宣親は宮崎県出身で早稲田大OB。2年目の2005年にシーズン202安打を放って大ブレークし首位打者に輝いた。1年目がわずか3安打なのだから大化けもいいところだ。

 

当然のごとく次代のスワローズを背負って立つ男という位置づけになり、チームのスターの証拠である背番号1も受け継いだ。ヤクルトが上手に背番号1を使って選手をブランド化していることは以下の記事で触れた。

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

青木宣親から背番号1を引き継いだ山田哲人も順調にスター街道を歩んでいるが侍ジャパンではまだまだ主軸になりえていない。そして日本中が感じているように今回のWBCに参戦する侍ジャパンは過去最も打てないチームのようだ。上げ潮ムードが感じられない今こそ、最年長の青木宣親がどうチームをまとめるかに興味が尽きない。

 

で、インタビュー記事で青木宣親が何と言っていたか。

印象に残ったことを三つ書きだしてみた。

1【ずっと連勝していて大事な試合で負けるより、大事な試合で勝つことが重要】

まさに長嶋茂雄監督とは対照的な考えだ。もちろんシーズンを通しての戦いとリーグ戦を経てトーナメントで戦う大会の違いはある。だがミスターはすべて勝ちに行く。それが長嶋茂雄の流儀なのだが世の中的には青木宣親的な思考の方が間違いはない。思えば初代王者に輝いた第1回WBCでも犠牲フライで勝ち越したはずが誤審になってサヨナラ負けを喫したり、韓国には1次リーグも2次リーグも負けたりと「全勝優勝」ではなかった。ここぞという時に打ったり抑えたりして優勝したのだ。青木宣親は別に手抜きをしろと言っているわけではなくここぞという時に力を出すことが大事だと言っている。

 

2【今までの自分を見て(代表に)選んでくれているのだから、今まで通りの自分を出した方がいい】

サラリーマン的にも意識しておきたい言葉だ。例えば社内の改革チームに選ばれたとしよう。その時真面目な人や頑張り屋の人ほど、ちょっとでも結果を残そうとしてしまいがちだ。でもそんなことをする必要はない。その人が期待されているからこそメンバーに入ったわけですでに能力なり人柄なりが評価されているのだ。それをそのまま出せばきっと成果につながる。侍ジャパンでも中継ぎが期待されている人は中継ぎで、先発で試合をつくることが期待されている人はそれに沿う投球をすればいいのだ。青木宣親は、たとえビッグゲームであろうとしびれる試合を経験してきた選手ならジャパンの試合でもぶれずにプレーできるはずだと言っている。

 

3【野球に限らず、スポーツはやってみなければ分からない】

そう、まさにそうなのだ。そして人生も同じ。もちろん生まれながらにして恵まれている人とそうでない人がいるので最初からすべて平等とは言わない。だが最終的に誰が幸せになるかは分からないものだ。過去のWBCではさまざまな名場面が生まれた。上記の誤審もそうだし、福留孝介の起死回生のホームラン、川崎宗則の「神の手」ホームイン、イチローイム・チャンヨンから放った勝ち越しタイムリーなどなど紙一重の勝負の多かったこと。対戦相手がアメリカだとかドミニカだとかキューバだとかと、名前で勝負してはいけない。やってみなければ分からないのだ。 練習試合を見る限り侍ジャパンは不安いっぱいだが心配は取り越し苦労だったなと思わせるくらいの試合展開で早くファンを安心させてほしいものだ。青木宣親のリーダーシップに期待しておこう。

 

青木宣親の関連記事はこちら。侍ジャパンでの活躍次第では2000安打達成時の盛り上がりが違ってくることだろう。

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com