黒柴スポーツ新聞

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やるか、辞めるかの前に…ソフトバンク和田毅、日米200勝まであと52勝

西日本新聞記事、「やるか、辞めるか」40歳和田、覚悟の坂道ダッシュ 長崎で自主トレ を見た。やるか、辞めるか。40歳の和田毅としたらそのくらいの心境だろう。盟友の松坂大輔からはあと52勝だとハッパをかけられたそうだ。日米通算200勝。これができたら松坂世代で初めてので名球会入りだ。

やるか、辞めるかの前に見逃せないこと。それは2021年シーズン終了後、和田毅に戦力外報道が一切なかったことだ。5勝という数字は和田自身、納得いっていないものの、球団としてはまだやれると判断したのだろう。その意味では戦力外通告された川島慶三や高谷裕亮とは違う。まあ、投手と野手の違いはあるのかもしれないが。やる、の前にできると思われている和田は素晴らしい。冒頭40歳という年齢を持ち出したが、和田のコンディションは年齢を感じさせないのかもしれない。

あと52勝と松坂はボールに書き、和田に渡した。最近は2桁勝てば上等だから、そのペースで行くと最短5年はかかるか。その時和田毅は45歳。その年代まで投げたのは工藤公康山本昌くらいか。ひょっとしたら松坂大輔は、200勝しろと言うことで1年でも長く和田毅プロ野球選手でいろ、と言いたかったのかもしれない。5年連続2桁となると千賀クラスの勝ち方をしないといけない。これは実際のところ、なかなか難しく、それは和田も分かっているだろう。

圧倒的な力と存在感で松坂世代という言葉を産んだ松坂大輔が先に引退し、和田に現役での活躍を託している。プロ野球ファンで何人がそれを予想しただろう。松坂だけでなく、藤川球児もいない。和田毅松坂世代、みんなの希望の灯になっている。


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