黒柴スポーツ新聞

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ソフトバンク栗原、捕手「卒業」は大打者への道?〜あの人もキャッチャーでした!

共同通信の記事、外野手に変更の栗原、練習を公開 が目に入った。あれ、ついに栗原はキャッチャーではなくなったんだと思った。だが1軍には甲斐拓也が鎮座しているし、栗原がキャッチャーとして出る機会は限定的。であればスパッと野手登録してよかったと思う。もちろんキャッチャーとして100%出ないというわけではなかろうが。いったんの区切りというところだろう。

ふと思った。結果を残した名バッターには元キャッチャーが何人かいるな、と。いきなりマニアックなところで言うと江藤智(広島など)。江藤の野球カードに若かりし頃のキャッチャー姿の写真が使われていて知ったのだが、江藤は三塁手のイメージだったのであら?と思った。江藤といえば月間16本などホームランの印象が強い。通算では364本打っている。


もう1人は和田一浩(西武など)。強打の捕手という触れ込みだったが西武には伊東勤がいた。それでも和田もキャッチャーとして使われ、外野手もやった。このあたりは少し栗原とも似ている。しかし結果的には打撃を生かす形となり2000本安打も達成した。ホームランも319本打っている。


さらに小笠原道大日本ハムなど)もいる。小笠原は内野手登録でキャッチャーをしたりしていたようだがその後一塁手に。フルスイングが代名詞でヒットを打ちまくった。安打は2120本、ホームランは378本。


こうしてみると、キャッチャー出身で名を成した人はヒットも打てて、一発もあるという、非常に魅力的な選手だった。栗原も勝負強さは持ち合わせており、一発の魅力がある。あとはコンスタントにヒットを打てるようになれればレジェンドたちと同じ道のりをたどることも夢ではなかろう。キャッチャー出身は配球が読めるなど何か利点はあるのだろうか。栗原は長谷川勇也コーチの背番号24を引き継いでおり、シーズン安打は長谷川の記録を超えるという目標がある。ぜひその目標を達成してホークスを引っ張っていってもらいたい。


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