黒柴スポーツ新聞

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荒木雅博2016シーズンの2000安打に赤信号

荒木雅博が戦線離脱した。自打球によるふくらはぎ痛が8月27日の守備で飛び付いた際に悪化したという。


2000安打まで44本。143試合のうち28日が122試合目。残り21試合に出たとしても単純計算で1試合平均2安打以上が必要。荒木は固め打ちすることがあるとは言え今季中の達成は赤信号と言わざるを得ない。


ましてやこのけがだ。さらに中日が下位で低迷していることを考えれば残り試合に若手起用も考えられる。けがのタイミングがあまりにも悪い。痛すぎる。


もちろん精一杯のプレーの結果だから誰も荒木を責めたりしないが荒木はもう一つの壁をクリアしなければならなくなった。そう、契約更改である。


プロだから戦力と見なされなければ契約してもらえない。実績、経験があっても構想外になればさようならだ。中日が功労者の井端弘和に大幅減俸を提示したのは記憶に新しい。荒木も十分可能性がある。

2000安打間近なんですよ、と問われた落合博満GMはきっとこういうだろう。「それがどうしたの?」。あの顔、あの声で。プロは個人の都合でプレーするんじゃないと言わんばかりだろう。

なんと言われようとオレ流さ

なんと言われようとオレ流さ


まさか一気に戦力外なんてことは…


2016年は47打数ヒットなしのセ・リーグ野手タイ記録もつくってしまった。さすがに新記録とはならなかったが力の衰えを感じさせるには十分な出来事だった。


谷繁元信監督は事実上の更迭だったし、オフの大粛清はあり得る。岩瀬仁紀吉見一起浅尾拓也。一時代を築いたスター選手には厳しい査定が待ち受けていそうだ。


黒柴スポーツ新聞にはどうやら荒木ファンに遊びに来ていただいているようだ。編集局長も荒木を応援している。熊本出身であるだけに今年はなおさら。そう、荒木は何が何でも2000安打を達成して熊本の皆さんを喜ばさなきゃいけないのだ。


きょう久しぶりに荒木の走塁の動画を見た。野球経験者に聞いたが走塁はもっとも「センス」が現れるのだという。確かに突っ込む、引き返す、スタートを切るというのは瞬時の判断。いちいち指示を受けてやることでもないし、経験も必要だろう。そして勇気も。

無理かもしれないと思うタイミングでも荒木は果敢にチャレンジしてきた。荒木ならきっと2000安打いける。ともかく早く復帰して1本でも多くヒットを積み重ねてほしい。それが来季にもつながるはずだから。


きょうの1枚は中日が誇るヒットメーカーの一人、中利夫。通算1820安打。首位打者1回、盗塁王1回、ベストナイン5回。外野の守備は一級品だったとか。高木守道との1、2番コンビも有名。中のこともいつかゆっくりまとめてみたい。

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