黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

語り継がれる平野歩夢の偉業とサブチャンネル、featuring柳沢慎吾

今日はニュースの配信当番だった。フロアの向こうから若干にぎやかめな実況が聴こえてきた。北京オリンピック、スノボの生中継かなぁと察知。ニュース編集者たるもの、やはり「生」の臨場感は大事にせねばなとネット中継を見出した。もうキワキワだから平野歩夢はどうやらメダル確定のよう。あとは色だな…

なんて思っていたら日本語のネット中継が切れた。しかし赤い点がある画面が一つ生き残っていた。英語の実況っぽい。しかし何もないよりマシだ。フロアの遠くではうまくサブチャンネル切り替えをやり過ごした人々が同じような画面を2秒先くらいに見ている。ま、辺りが先にざわついたら金メダルだな。と、なるべく目の前の画面に集中したら、すごかった。平野歩夢の演技が。CGか!っていうレベル。磁石のようにピタリと着地決めるし。素人が見ても鳥肌立った。当然のごとく金メダル。そして生放送より遅ればせながらのレベルではあるが、お祝いがてらの速報を打たせていただいた。


Twitterではサブチャンネルが話題になっていたらしい。アラフォーアラフィフ世代ならば、サブチャンネルというよりは、甲子園中継における教育テレビ(Eテレなんておしゃれには呼ばない)とのスイッチ経験はあるはずだ。ホント、いいとこで変わったりする。しかし平野歩夢のやつはドンピシャだったようだ。それがおかしくて(楽しんで見ていた方はごめんなさい)何を思い出したかというと、柳沢慎吾のひとり甲子園。あれも一打サヨナラの場面でチャンネル変わるんだよなぁ。3年前に亡くなった中村部長の遺影がスパイシー。


平野歩夢の偉業はこれからも語り継がれるだろう。きっと、サブチャンネルという、数十年後に聞いたら何のこっちゃというキーワードと共に。


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