野球
野球は流れのスポーツだ。これに気が付くと野球観戦が断然面白くなる。「今、流れが来てるんでね」。解説者が言うそれである。 例えば味方が得点した後。ピッチャーが3人で締めたら流れが来る。逆に失点したら流れは相手に行ってしまう。追い付かれても同点…
近年、とっておきの代打が減っていないか。ようやく阪神の関本賢太郎が思い浮かんだが、2015年シーズンで引退している。代打とは原則一打席勝負。スタメンのようにだいたい4回打席が回ってくるわけではないのだ。 しかも起用されるのは相手にダメージを与え…
プロフェッショナルとは? 「プロフェッショナル 仕事の流儀」でもおなじみの質問だ。このことを考える時、あの鮮やかなシーンが頭をよぎる。 1992年日本シリーズ第6戦。9回表、神宮球場のマウンド上には伊東昭光がいた。スコアは7-6とヤクルトがリ…
大谷翔平の調子が抜群らしい。球速は162キロも出ているという。これだけを見ればすぐ開幕しても良さそうだ。 しかし敢えて一石を投じてみたい。果たしてスピードボールが投げられたら調子がいいとかいいピッチャーだとか言っていいものか。 黒柴スポーツ新聞…
琴奨菊がいよいよ綱とりに挑む。新聞記事を見たがある個所にくぎ付けになった。初日の2日前に六甲山に登るのだという。何のためなのか書いていなかったのでネット検索してみると、トレーニングの一環であり願掛けの意味もあるという。 www.sankei.com www.s…
今回も特にネタはないなあ、と思いつつなでしこジャパンのリオ五輪アジア最終予選の中継を見始めた。すると、信じられないことが起きた。前半、日本選手が蹴ったボールが審判に当たり、相手・オーストラリアのチャンスになってしまった。もうおあつらえむき…
ソフトバンクの開幕投手に摂津正が当確という。5年連続。武田翔太の躍進も目覚ましかったのであるかなと思っていたが、収まるところに収まった印象だ。現役選手では一番好きな投手であるだけに、黒柴スポーツ新聞としても喜んでいる。ちなみに本紙編集局長…
書き手の体温を感じる文章は心に届く。本紙がお手本にしている、ニッポン手仕事図鑑編集長さんのブログに書いてあった。本紙も心がけたい。心がほかほか、もしくは熱くなる文章を押しつけでない程度にお届けしたいものだ。 神宮卒業論文 主役になれないウル…
少々大げさかもしれないが、生まれてこの方運がいいなどと思ったことはない。しかし今年は何だか風向きが違う。願いが次々にかなうのだ。もちろん高望みをしていないから、なのだろう。しかし会いたい人には会え、読みたい本が読める。とても幸せだ。今夜も…
キャッチャーの打順の定番は8番。9番はピッチャーなので、それに次いで期待されていない。南海で打ちまくった野村克也は別格なのだが、主軸で長年できたのは古田敦也くらいではなかろうか。谷繁元信も2000安打達成者だがクリーンアップだとか大砲のイメー…
無事これ名馬という言葉がある。近年はドーム化の影響なのかご長寿選手が多い。もっとも彼ら独自の節制や調整法などのたまものだろう。イチローが大リーグ16年目というラジオニュースを耳にして、アメリカだけでそんなにもプレーしたのかとか、26歳にして渡…
以前清原の記録をどう扱うかという記事を書いた。もし現役時代に使用歴があれば記録抹消もやむを得ないというのが本紙の見解だ。清原は個人的に好きだったので、関係者のコメント同様残念というしかない。最悪の場合記録が抹消されても仕方ないのではあるが…
2ずくしで発表 日本ハムの栗山英樹監督がまた味な演出をした。二刀流の大谷翔平をことしも開幕投手に指名したのだ。発表は2月22日午後2時22分22秒。二刀流のさらなる進化を願って「2」ずくしにしたという。こうなると来年は2月22日午前2時22分22秒に発…
山本昌の背番号について書いた回で大誤報をしました。 34を引き継いだ福投手は左腕。本紙は福投手は右投げなのだから11を引き継ぎ、小笠原投手が34ならファンも納得と書きました。が大間違いでした。今はやりの「撤回」をしないといけません。申し訳ありませ…
琴奨菊の上体を反らすルーティンは「琴バウアー」なのか「菊バウアー」なのか。割れてしまったので本人はアンケートでもとるかなんて応えていたが、日本記者クラブでの会見で突然指名された米国人女性記者が「コトバウアー」と答えて一件落着した。 元ネタは…
本紙編集局長がペプシマン=ジュースの売り子をしていた頃の話を続けます。 優勝争いまっただ中 1996年ペナントレースは巨人と中日がつばぜり合いを繰り広げていた。記憶と記録を照合した結果、この日は10月2日だったようだ。神宮球場で巨人がヤクルトに勝…
※写真は1976年版?カルビーのカードを使わせていただきました。 成人式というのはどうしてこうも荒れるのか。 もっとも、何かあった所がニュースになるだけで、それら以外はつつがなく祝賀式典が終わったのであろう。 成人の日を前に見たある記事では、西武…
※写真は1993年版ベースボールマガジンの野球カードを使わせていただきました。 うっかりしていた。日本ハムの中嶋聡捕手が引退していたのだった。記事を見たような気もするが、その程度であって、しっかりとチェックしていなかった。これで阪急にいた選手が…
先日見た高橋由伸の引退セレモニー。 同じように2015年シーズンをもって引退する選手が、背広姿で胴上げされていた。 そこにいた井端、金城は、前の所属球団でも引退試合を組んでもらえそうな功労者だろう。 今回の話題はこの金城に着想を得た。 金城、小池…