黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

巨人

2083日ぶり巨人戦勝利の由規を軸にドラフト1位そろい踏みの夜~吉川尚輝も桜井俊貴も輝け

地上波で巨人ーヤクルトがやっていた。ほう、きょうは由規が投げているのか。巨人ファンとはいえ、妙にやりにくい。応援したくなる。 かつて日本人最速となる161キロをマークした剛腕、由規。長きにわたるけがはその代償だったのか。 Majestic(マジェステ…

2017年は2000安打ラッシュの予感~青木、荒木、阿部、福浦、内川、鳥谷…誰まで達成?

2000安打。一流打者の勲章だ。イチローばりに年間200安打打っても10年かかる。どこの組織でも10年、第一線で活躍するのは素晴らしいこと。年間200安打打つのは至難の業だから、実際は15年から20年くらいかかるので余計にすごい。 そんな稀…

4試合連続完封の城之内邦雄は16-0でもノーヒットノーラン~菅野智之は3試合連続完封でストップ

5月9日、阪神戦で菅野智之は4試合連続完封に挑戦なるか。楽しみにしていたが、帰宅途中のカーラジオではあっさりと、阪神打線がその野望を打ち砕いたことを伝えていた。 もし4試合連続完封で来ていたら、1965年に巨人の城之内邦雄が記録して以来52…

漫然と過ごしていてはレギュラーになれない~原辰徳が中井大介や小林誠司に求めた姿勢とは

レギュラー。どのチームでも、どの組織でも欠かせない人たちだ。プロ野球のポジションは九つしかない。守備位置のアヤもあるが、基本的に打撃、守備ともそつなくこなせる人がレギュラーとなる。レギュラーとそうでない人は何が違うのか? 原辰徳がスポーツ報…

重信慎之介は鈴木尚広や簑田浩二になれるのか~本塁突入死もまた財産

4月27日も敗れたが、今年の巨人は広島といい勝負をしている。そこに希望が見いだせている。27日だって、あのクロスプレーがセーフと判定さえされていれば…。 7回、1死2、3塁。亀井善行が浅いレフトフライを放ち、3塁走者重信慎之介が本塁に突入し…

バックスクリーン3連発と完全試合とプロ初先発初完封の槙原寛己~人生はいいことも悪いこともある

購読している新聞に載っていた。きょう4月17日は槙原寛己が「バックスクリーン3連発」を打たれた日だそうだ。ただし見出しは「センター越え3連発」。そう、野球ファンは知っている。阪神タイガースの主軸が放った3発すべてがバックスクリーンに入った…

笑点大喜利司会に昇太「昇」格を巨人軍監督交代劇にからめて分析

5月22日放送分をもって笑点司会が桂歌丸から春風亭昇太に交代した。全体的にサプライズ人事と受け止められているようだ。 www.sankei.com 生放送中には有力候補だった三遊亭円楽が「世間的にはオレだろ!」「(賄賂に)いくら使ったんだ!」とさすがの切り…

背番号91の投手から初打席初ホームランを放った背番号97の男・呂明賜

ホームランを打った選手の背番号で最も大きい番号は何番だろう。育成選手だと200番台にもなろうがいわゆる1軍の試合で言えば99番ではないか。そんな選手おるかなと思ったら中村紀洋がいた。 BBM2013 ベースボールカード ファーストバージョン 銀箔サインパ…

伏兵城所龍磨9年ぶりホームランから上田和明涙の決勝ホームランに飛躍

ソフトバンクの城所龍磨が5月19日の日本ハム戦で9年ぶりのホームランを放った。単に久々に打っただけでなく、代打で試合を決める一発。城所は特に期待されていないことを、照れ隠しもあったか自嘲気味に言っていたが、日ごろの努力を見ていた野球の神様がご…

須藤豊氏の由伸ジャイアンツ解説記事を読んだあと脳を休めたくなりナイターを見に行って気分転換した

夕方になると、自分でも分かるくらい極端に仕事の効率が悪い。時折お茶を飲むくらいの小休止はするが、基本的に9時から18時までデスクワーク。だからミスが出るくらいなら、きりのいいところで切り上げねばと思っている。 そもそも、何時間やったから帰ると…

登場曲を生かすも殺すもその選手が活躍できるかどうかに尽きる~沢村拓一よりも山崎康晃がかっこいい件

巨人ファンでありながら、不満がある。沢村拓一の登場曲「Sandstorm」だ。曲自体が嫌というわけではない。ヴァンダレイ・シウバの登場曲のイメージが強いので、格闘技的なものは球場の雰囲気にそぐわないと思ってしまうのだ。 Sandstorm アーティスト: Darud…

バンデンハーク初登板以来14連勝のプロ新記録を祝いつつ1966年堀内恒夫13連勝もリスペクトする

ソフトバンクが100勝ペースらしい。NPBのホークス年代別成績を見てまたびっくり。1954、1955、1956年と3年連続で90勝以上していた。そしてさらにびっくり。54年が2位、55年が1位、56年は2位。当時のパリーグはどんだけレベルが高いんだか。 さらにさらに…

若手の台頭著しい阪神と巨人。2016年は9月6、7、8日の甲子園3連戦が天王山と見た

5月6日の中日戦でついに巨人育成ドラフト8位の長谷川潤が登板した。初登板どころか初先発。踏ん張りきれず勝てなかったが健闘したのではないか。長谷川は今後格闘せねばならない。同姓同名のモデルがいるから、ネットで検索しても関連記事がうずもれてし…

川上哲治も野村克也も読んだ菜根譚をかみしめながら読みたい

自分で言うのもなんだがやる時はやるタイプ。そろそろアベレージヒッターになりたいのではあるが。きょうは大親友が遠方から訪ねてくる日で一日楽しんだが、当初は友人の訪問に合わせて連休を取るつもりはなかった。厳密に言えば取れそうになかった。春から…

輝けるかどうかは自分次第ということを証明した元ロッテ監督・山本功児氏

元ロッテ監督の山本功児氏(以下敬称略)が4月23日亡くなった。現役時代の活躍はリアルタイムで記憶にないがお手本となる一つの生き方に思えてならない。三田学園、法大から本田技研鈴鹿を経て巨人に入団。1975年のドラフト5位だった。同期に篠塚和典、中…

みんながエースでなくてもいい~意外性の男・山倉和博に学ぶ生き方

先日紹介した川上哲治だけでも「打撃の神様」「テキサスの哲」「弾丸ライナー」「哲のカーテン」などと代名詞なり面白い表現がある。こうした言葉は80年を超えるプロ野球の歴史を彩ってきた。 遺言 (文春文庫) 作者: 川上哲治 出版社/メーカー: 文藝春秋 発…

片岡治大の2008年日本シリーズ第7戦で見せた神走塁ばりの活躍をまた見たい

由伸巨人が好調だ。7戦6勝。さすがスターである。開幕前はいろいろあっただけに選手には全力プレーでファンに応えてほしい。それがこの結果なら本当にうれしい。 黒柴スポーツ新聞編集局長が押す選手は明暗が分かれている。先日記事を書いた亀井義行と岡田…

巨人―ヤクルトの2016年開幕戦で感じた2つの違和感

独自目線を売り物にしたい黒柴スポーツ新聞だが、さすがに今回はプロ野球開幕で行く。なお、お知らせだが思うところあって数日前からFacebookとの連携はやめた。表向きの理由ではあるが純粋にブログだけでどれくらい読者を、アクセスを獲得できるのかにチャ…

屋鋪要と松本匡史と堺すすむがプロの世界で輝けたのは、な~んでか?

朝、NHKラジオの「真打ち競演」を聴いた。堺すすむが出ていた。いわゆるひとつのなんでかフラメンコをやる人だ。森進一の物まねなどをやるがメインはギター漫談。得意技、必殺技を持つ人は強い。黒柴スポーツ編集局長の少年時代から堺すすむは芸能界で生き続…

少々のピンチもダブルプレーで乗りきりたい年度末、お疲れさまです!

よく言えば没頭。悪く言えばあきらめが悪い。昨晩つい根をつめてしまった。しかしやると決めたことはやる性分なので、夕食は26時近くだった。さすがにブログどころではなかった。 朝、黒柴社長の散歩中に書くネタを考えた。試合で一番面白い局面は何だろう。…

阿波野秀幸はなぜ所属3球団すべてでリーグ優勝し日本シリーズ登板を果たせたのか

プロ野球選手が所属チームで優勝できる確率はどのくらいだろうか? 何度も優勝できる人もいるし、一度もできない人もいる。移籍した先で優勝できる人もいるし、移籍した先で古巣の優勝を見届ける人もいる。まれに川島慶三のように自軍も古巣も優勝する人もい…

己の限界を知る~川上哲治と石井琢朗に見る成功例

曲がりなりにもプロ野球の世界に入るのだから、投げることも打つことも人より秀でている。そのフォームも自分なりのスタイルを持っている人ばかりだろう。例えば野茂英雄。よくぞフォームをいじられなかったものだ。少年時代に遊びで真似をしてみたものの、…

日本シリーズで同点打を放ち1塁に立つまで8回ガッツポーズした大道典嘉

近年、とっておきの代打が減っていないか。ようやく阪神の関本賢太郎が思い浮かんだが、2015年シーズンで引退している。代打とは原則一打席勝負。スタメンのようにだいたい4回打席が回ってくるわけではないのだ。 しかも起用されるのは相手にダメージを与え…


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