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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

レアードのソレイタ化を阻止せよ~ソフトバンクと日本ハムの差、一つは助っ人

日本ハムがついに9月28日、4年ぶりのパ・リーグ優勝を決めた。わがホークスも粘ったが勝利数は四つ上回られており、素直に敗北を認めねばならない。


ソフトバンクとハムを分けたものは何だったのか。主力投手では和田毅武田翔太、千賀滉大とそろっており大崩れはないと思われたのだが、大事なところで和田はけが、武田も千賀も勝ち星を伸ばせなかった。


直接対決がその象徴だった。9月21日は1-2で千賀が、翌22日は武田が2-5で負け投手になった。和田が復帰できなければこの2本柱がそのままCSファーストステージ、セカンドステージ(すでに進むつもりでいる)でフル回転せねばならない。ハムに苦手イメージを最後に植え付けることができなかった。


逆にハムは直接対決で優勝へ加速した。柳田悠岐の離脱とは対照的に、大谷翔平が投打に躍動。胴上げ投手となった西武戦はわずか1安打に封じ、今季を象徴するマウンドとなった。


明らかに違ったのは「助っ人」。レアードは優勝を決めた西武戦でも決勝ホームラン(39号)を放った。ソフトバンク李大浩がいなくなってほとんど純国産打線。ここに30発くらい打てる人がいたらずいぶん違った展開になっただろう。かつては5人くらい当たり前のように3割打者を並べていたが今や内川聖一が3割スレスレの状態。中継ぎ、抑えがアップアップしていたら失速は当然の成り行きだった。



レアードはすしを握るポーズが有名だがハムで活躍したソレイタもすしや刺し身が好物だったとか。レアードは2015年が34号、2016年は39号(9月28日終了時点)とそこそこの長打力は発揮しているが、まだまだソレイタの方が上。1980年4月20日の南海戦では1試合4発(4打数連続)で10打点を記録している。
スポニチ記事http://www.sponichi.co.jp/baseball/special/calender/calender_april/KFullNormal20080413205.html


きょうの1枚はソレイタ。記事にもあるがトラブルに巻き込まれ、射殺された。43歳の若すぎる死だった。

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あらためてみるとソレイタは入団以来、45、44、30、36本とすべて30発をクリア。1981年は打率3割、44本、108打点で本塁打王打点王の2冠に輝いた。打点は最低でも84と頼れる助っ人だった。レアードがソレイタのようになることは絶対に阻止せねばならない。


なお、一つ気付いたことがある。栗山英樹監督の胴上げシーンでは黒いシャツ、青いシャツの裏方と思しき人が目立つ。昔以上に裏方を大事にする風潮が球界にあるとしても異常な数。パ・リーグTVの胴上げシーンを一時停止してみたら同じ画面上に9人も映っていた。いかにも栗山軍団という光景だ。


信じる力と伝える力 日ハム栗山監督に学ぶ新時代のリーダー論

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栗山英樹への評価が高まる一方、工藤公康監督は酷評されている。黒柴スポーツ新聞では作戦面を追い切れなかったので一つだけ指摘する。打線をいじくりすぎ。仰木彬監督がオリックス時代に日替わり打線を組んだことはあるが、曲がりなりにもV2したチームなのだからもっとデーンと構えてほしかった。その日調子がいい打者を使うのは常道だろうがじゃあ即結果を出した江川智晃をホームラン打った翌日に引っ込めたのはなぜなのか? 打線の組み替えが付焼刃的に見えて仕方なかった。


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リーグで3連覇することは難しい。1990~94年に西武が5連覇して以来、2連覇はあっても3連覇がない。今季のソフトバンクは行けると思ったのだが息切れした。今宮健太のけがも心配。和田、柳田もCSは出るのだろうか。やり返してくれると信じているがファンの心が一つになりきれていないのが一番の心配。総括はひとまず置いておいて、まずは目の前の目標(CSでハムを倒す)に向かって選手と一体で臨みたい。シリーズ3連覇の望みはまだ残っている。