黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

好調時の環境に戻してみる~ソフトバンク武田翔太がグラブを120g重くして復調

4月4日、ソフトバンク武田翔太が今季初登板を8回無失点にまとめ、初勝利を挙げた。2018年後半は第2先発として新たなポジションを手に入れたかに見えたが、2019年は本来の先発で結果を残そうとしている。



日刊スポーツ記事で面白い見出しを見つけた。
武田翔太1勝 左手グラブ120g重くし別人に変身」
たった120グラムで何か変わったのか?と記事を読んでみた。武田翔太は自宅でシャドーピッチングをした際に左手のバランスに異変を感じた。昔のグラブと今のグラブの重さを量ってみると、昔の方が120グラム重かったので、早速専門店に持ち込み今のグラブを重くしてもらったという。


「重くしてください。622グラムで」
きちんと量っていたためかなり具体的なリクエストだったようだ。だがこのくらい、コンディションには気を配りたい。621グラムでもなく、623グラムでもなく、622グラム。好調時はこうだったのだ、と思い起こすことで体も心もかつて輝いていたころを思い起こすことができるのではなかろうか。


ピッチャーにとってグラブは投球に影響を与える、意外と大切なアイテムのようだ。ちなみに通算284勝の山田久志は春・秋用と夏用を変えていた。夏用の方が少し軽い。「吸い込む汗の量」と「体の疲れ」を考えての策だったという。
tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

調子がいい時はそこまでコンディションに気を使わなくてもいいかもしれない。だが調子がいまいちの時はメンテナンスがてら、好調だったころの自分を思い起こしてみたい。その時は無我夢中で気が付いていなかったとしても、何らかの要因や背景があるはずだ。


うまくいった時の記憶にすがる、という意味ではないが、どうしてうまくいったのかは把握しておきたい。うまくいかなかった時は反省するけど、うまくいった時はどうしてだったのか分析しない人が多い、と話している人がいた。確かに盲点かもしれない。


物事が何かうまくいかない。そんな時はちょっと立ち止まり、うまくいっていた時はどうしていたのかと振り返ろう。私たちにも武田翔太のような「120グラム」ほどの違いがあるはずだ。違和感が少ないうちなら是正もしやすい。これが大幅な変化になってしまうとリズムそのものがめちゃくちゃになっている、ということになる。



実際、今の私がそう。たまたまとはいえ作業がたまってしまい、連日帰宅時刻が遅くなってしまった。それからDAZNで無理やりナイターをチェックしてブログを書いているため、更新時刻は日付が変わるギリギリの時間帯。きょうは半ば確信犯的にうたた寝をしてしまい今25時過ぎである。

挙げ句の果てに、日付が変わるまでにスマホの小さい画面で5日のソフトバンク対ロッテを見て、ソフトバンクが7-3で勝ったのだなと思っていたのがまさか3-7だったとは……ソフトバンクが開幕直後から絶好調だった&うたた寝する直前まで千賀が投げていたことから、ソフトバンクが勝ったんだなと思い込んでいた。ガックリ。

体が健康でなければよい文章は書けない。日曜日が仕事のため土曜日に何とかメンテナンスしなければ。微調整で済むうちにまずは体調を整えよう。そして物事がスムーズに進んでいた時にちょっとずつでも戻していこう。なぜうまくいっていたのかも振り返りながら。


福岡ソフトバンクホークスランキング