黒柴スポーツ新聞

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プロ初勝利の公文克彦の異常な勝負強さ~降雨ノーゲーム、けが、トレードにも負けず

日本ハム公文克彦が6月14日にプロ初勝利を挙げた。巨人が山口俊、マシソン、カミネロのノーヒットノーラン継投をしたからその調べものをしていて気付かなかったが、朝、新聞のインデックス見て気が付いた。

そして公文克彦の経歴をおさらいしていたら、実に勝負強いことに気が付いた。

1.史上初の2戦連続降雨ノーゲームを経て甲子園勝利

公文克彦高知高校出身。高知高校明徳義塾高校などと甲子園行きを争うのだが同時期には明徳義塾からホンダを経て楽天入りする石橋良太がいた。公文克彦明徳義塾に勝って見事甲子園切符を手に入れた。

しかし初戦の如水館戦は苦戦。3回を終わって0-2だったが雨のためノーゲームに。仕切り直しの試合も5-6と接戦だったが5回表にまた降雨ノーゲームに。いずれもリードしていた如水館には本当に気の毒だが「三度目の正直」で3戦目は高知高校が勝った。公文克彦は14奪三振の力投だった。降雨ノーゲームの是非はいろいろあろう。個人的には選手にも応援団にも負担の少ない京セラドーム開催案を提案しておく。

2.肩を痛めて伴侶をゲット

公文克彦高知高校卒業後、大阪ガスに入社。そして肩を痛めてしまう。ピッチャーには選手生命に関わる大ピンチだが、治療に訪れた先の看護師さんがどストライクだった。交際は順調だったらしく、公文克彦がプロ入り後に結婚した。これぞ災い転じて福となす、である。

3.大田泰示日本ハムにトレード

報道的には巨人のドラフト1位だった大田泰示日本ハムにトレードされたニュースだったが、2016年、公文克彦もセットで新天地、日本ハムへ。巨人では埋没感があったので個人的には非常に楽しみなトレードだった。
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何せ行き先が、投手をやりくりして勝つのがうまい日本ハム。ちょうど2016年は日本ハムが日本一に輝いている。栗山英樹監督や吉井理人投手コーチがどう公文克彦の良さを引き出してくれるかなあとワクワクしていた。2017年は2軍での調整もあったがすでに1軍で、巨人時代の15試合を上回る16試合に登板(6月14日現在)。プロ5年目で念願の初勝利を挙げた。古巣巨人戦でも好リリーフ。一緒に来た大田泰示日本ハムでブレイクしており、公文克彦も続きたいところだ。
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どうだろう。どれも運命の分かれ道だがすべてよい方向に進んでいるように見える。運もあっただろうがもちろんサイドスローへの転向など本人の努力があってこそだ。初勝利は延長での登板だったが三者凡退で切り抜けたことで味方の得点につながった。表現的には初勝利が「転がり込んだ」のだろうがここは野球の神様から公文克彦へのご褒美なり激励と受け止めたいところだ。

うまくいかないことは誰にでもある。だったら公文克彦のように「災い転じて福となす」を実践したらいい。抑えのピッチャーはすぐに次の登板があるから下を向いている暇もない。それは毎日仕事を頑張る社会人も同じだ。切り替えを上手にして、一緒に充実した毎日を過ごしましょう!