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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

最優秀救援投手は「津田賞」に衣替えを~中﨑翔太は被本塁打2でタイトル逃す

抑え投手は相手の反撃を食い止めるのが仕事。無事お務めを果たすとセーブが記録される。セーブが最も多い投手がそのシーズンの最優秀救援投手となる。


10月15日、広島はDeNAを下し25年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。ラジオ中継を聞いていたが耳を疑った。胴上げ投手になった中﨑翔太は6月からホームランを打たれなかったという。しかもシーズン被本塁打はたったの2本だ。


接戦の終盤、最も怖いのは一発だ。1球が命取りとなる。抑えて当たり前。抑えなかったら戦犯扱い。厳しい職場である。そんな中で中崎は61登板34セーブ、何より防御率1.32。打力と機動力がクローズアップされがちだが抑えの活躍ももっと注目してあげてほしい。


2016年の最優秀救援投手は中﨑翔太ではなく37セーブの沢村拓一。2人の成績を並べてみよう。
【中﨑翔太】61登板 3勝4敗34セーブ 四球19 死球2 奪三振54 被安打50 被本塁打2 暴投0 失点11 防御率1.32
沢村拓一】63登板 6勝4敗37セーブ 四球22 死球1 奪三振55 被安打60 被本塁打5 暴投9 失点20 防御率2.66


沢村拓一は被本塁打5本の印象も強い。抑えで出てきて6勝というのは逆に多いと感じてしまう。暴投9はお話にならない。安定感で言えば圧倒的に中﨑翔太に軍配が上がる。


ここで提案したい。最優秀救援投手はMVPや新人王と同じく投票で決めたらどうだろうか。


投票だとしてもベースは従来通りセーブ数となろう。最初は点差に応じて、もらえるセーブ数を変えたらと考えた。例えば1点差なら4ポイント、2点差なら3ポイント、3点差なら2ポイント、4点差なら1ポイントとか。


だがポイントを稼ぐよりやはりチームに勝ちをもたらしてこその抑え。ならば大ピンチを何度も抑えた人ほど誉めてあげたい。職場でもトラブルを解決する人はカッコいいし、だいたい仕事ができる人である。


同じ救援機会でも天王山でのセーブや連敗ストップとなるセーブは価値が高い。そのへんは数値化するのも難しい。だから人の目による「印象」で審査するのだ。シーズン後、最多得票の人を最優秀救援投手にすればいい。


この際、沢村賞みたいに最優秀救援投手は「津田賞」とするのはどうか。沢村賞が先発完投型を評価するなら津田賞は守護神オンリー。燃える男が対象である。


津田賞の選考基準は例えば50登板30セーブ以上などどうか。こういう細かい条件つけようぜとよいアイデアがあればぜひコメント欄に投稿をお願いします。


ちなみにこれを書いている黒柴スポーツ新聞編集局長はカープファンではなく巨人ファン。普通沢村拓一の最優秀救援投手を喜ぶが中身が伴っていなければ話は別。さらに優勝中継で中﨑翔太が7月以降被本塁打ゼロと聞かされたらむしろなぜ中﨑翔太がタイトルをもらえないかと思ったのだった。


山崎康晃もストッパーとして完全に地位を確立した。DeNAはCSで敗れたものの選手の経験値は上がり、上昇気流に乗ってきた感がある。リードして山崎康晃につなぐパターンが確立されたら2017年も優勝争いに絡んできそうだ。


巨人はマシソンから沢村拓一につないできたが一発を食らいがちな沢村拓一が守護神のままでいいのか。黒柴スポーツ新聞はマシソンとの配置転換を提案しておく。


きょうの1枚は広島CS突破に敬意を表し「炎のストッパー津田恒実。神宮で胴上げ投手になったが最後のボールはボール球だった。それを指摘するのではなくボール球をストライクとコールさせる威力を評価したい。中﨑翔太には一個だけ注文。せっかく胴上げ投手になったのだから優勝決めたらキャッチャーとお互いダッシュで接近して派手に抱き合ってほしい。江夏豊津田恒実はとても絵になっていた。
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くしくもきょう10月15日はカープ初優勝の日(1975年)。朝、新聞を見て知った。初の胴上げ投手、金城基泰についての記事も合わせてお楽しみください。
tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com