黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

もはや音楽を聴いているのか野球を見ているのか分からないほど甲子園の応援は素晴らしい件

創刊時からのお客様からリクエストがあった。先日プロ野球中継のテーマ音楽についてつづったところ「面白かった。今度は高校野球の応援曲を取り上げてほしい」と感想を寄せてくださったのだ。ありがたい。実際に甲子園で高校野球を見たのはたった2回だし、高校野球ファンと言えるほどの知識もないのだがそれなりに春も夏も眺めてきたので、耳に残っている音楽を取り上げてみる。

 

一番好きなのは「エル・クンバンチェロ」。

♪てててててててて、てれ! てててててててて、てれ!♪である。黒柴スポーツ新聞を毎日読んでいる読者なら分かる。ネットで引いたら日大三高バージョンが出てきた。♪てててててってれってれ、てれ!♪となっていた。高校野球応援に詳しそうなサイトによれば、プエルトリコ出身のラファエル・ヘルナンデス(エルナンデス?)作曲、らしい。

エル・クンバンチェロ

エル・クンバンチェロ

 

 

応援曲はスタンド側から相手校をのむムードを醸し出せる。もう一つの戦力といってもよい。そんなことを思わせるのが智弁和歌山でおなじみの「ジョックロック」。今初めて曲名知りました。♪たったった~ たったった~ たらったったら たらったったら たらったったら ジャンジャンジャン! たったった~ たったった~ たってっとぅっとぉった!♪である。本紙ファンならここまではついてこられるはず。いや、来てほしい。栄光の智弁和歌山の歴史を彩る名曲と言っていい。

ブラバン!甲子園2

ブラバン!甲子園2

 

 

これまた先ほど曲名を知ったのだが「アフリカン・シンフォニー」。♪おーおー おおおー おおおー おおおー(かっせかっせ〇〇! かっせかっせ〇〇!)おーおー おおおー おおおー おおおー♪である。1987年の智弁和歌山が最初という話。以下に載っていました。 

www.asahi.com

 

生で1回だけ見たことがあるが倉敷商業の「桃太郎サンバ」(桃太郎?)もノリノリでいい。♪もーもたろさん ももたろっさん!♪ さっき桃太郎とキーボードに打ちこんだら「桃田」と出てきてしまった。「これから闇の〇〇へ、ついて行くならあげましょう」と爆笑問題太田光だったら確実に言うな。「やめなさい!」と田中裕二の声が聞こえてきそうである。そんな倉敷商業に失礼なことは書いてはいけない。鬼退治が確実に成功しそうなノリノリの曲。

 

 

もうひとつ定番が「ハイサイおじさん」。沖縄代表校らしい。これも今知ったが2010年夏に自粛事件が起きていた。「遊郭を遊び歩く酒飲みおじさんをからかう原曲の歌詞が高校野球にそぐわない」という投書があったのだという。当時の新聞記事(ネットで見られるもの)を探したが原典には行きつかなかったので「」内もネットで見たものをそのまま書かせてもらった(恐らく産経新聞の記事)。指笛がいい感じでまざるハイサイおじさんも甲子園ムード満載の曲だ。

ハイサイおじさん

ハイサイおじさん

 

 

ほかに「ひみつのアッコちゃん」「ルパン3世」「海のトリトン」も定番。近年では「あまちゃん」の音楽が話題になった。こんな音楽ばっかり聞いてたら試合がいつのまにか終わってたりして。ま、楽しければいっか! やっぱり「応援」はいい。この曲を忘れてませんか? あれもいいよね、という声もぜひ寄せてくださいね。

 

きょうの1枚「きょう1」は、きょうこそ関連のカードに困ったなあと思ったがぴったりなのがありました。習志野高校の「レッツゴー習志野」からの福浦(習志野出身)バージョンを発見。マリーンズファンじゃないのでいまさら知りましたが素晴らしいアレンジですね。Youtubeでぜひ「レッツゴー習志野」チェックしてください。こんだけ一生懸命応援されたら選手も気持ちいいに決まっている。ちょっと調子の出ないサラリーマンもバッターボックスに入った気分でお楽しみください。きっと元気になりますよ。福浦和也は通算1912安打。石にかじりついてでもあと88本ヒットを積み重ねてほしい。

 

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