短髪、長髪、パーマ…プロ野球選手の髪型を野球カードで振り返る
散髪に行ってきた。ここのところじんわり暑くなってきており、短めにした。というわけできょうはプロ野球選手の髪型を考える。
王貞治、長嶋茂雄、張本勲に代表されるように短く刈り上げるのが定番の年代があった。江川卓くらいまではこの伝統が受け継がれていた。
最初に長髪をなびかせたのは誰だろう。野球カードの解説では、水上善雄のものに「当時珍しい長髪をなびかせ」と書いてあった。
近鉄にいた井本隆も印象に残る。長髪のうえにパーマをかけていた。襟足は背中に着くほど長い。井本隆は1979年と80年、連年の15勝。79年は広島との日本シリーズで第1戦と6戦に完投勝利し敢闘賞に輝いた。髪の毛は長かったが活躍が短かったのは残念だ。
ディスイズ・パ・リーグと言えば山田久志。大好きなこのカードももう一度紹介する。
セ・リーグ代表は屋鋪要。もうこんな髪型も見られない。筒香嘉智がこの髪型で横浜大洋の復刻ユニフォームを着ていたら完璧であった。
セ・リーグは松井秀喜や新庄剛志あたりで完全に爽やかになってきている。
パ・リーグは中田翔が伝統の男臭さを残すものの若干路線が違う。イチローや田口壮で完全に阪急カラーは一掃されてしまいリーグ全般で大人の色気は絶滅寸前である。大谷翔平が今さら山田久志や井本隆のような髪型にもできまいが、18日に6勝目を挙げたソフトバンクの千賀滉大は短髪で久々に無骨な風貌。今後の飛躍とともにパ・リーグの泥臭さの継承にも密かに期待している。