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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

史上最高の二遊間論をやめて「ヘソ伝」山田伝と「たこ足」中河美芳にたどりついた

荒木雅博の2000安打がひたひたと近づいている。うれしい。5月20日現在で残り75安打。以前、2016年での達成は応援しつつも微妙と書いたが荒木の得意技の固め打ちも出ているようでなによりだ。最近黒柴スポーツ新聞にお越しの方で検索ワードが「荒木雅博 2000」というケースが多いようだ。世間的にも期待が高まっているようだ。熊本工出身なだけに応援したくもなる。ぜひ2000安打を達成して熊本の皆さんを喜ばせてほしい。

tf-zan96baian-m-stones14.hatenablog.com

 

荒木は打つだけでなく、いや打つ以上に守備も上手い。アライバを史上最高の二遊間と評価する人もいる。あのセンターに抜けようかという打球を荒木が捕ってグラブでトスし、それを受けた井端弘和が華麗に1塁へ…。他球団のファンが見てもほれぼれする。野球はただ剛速球を投げたりホームランをかっとばすだけが華ではない。

土壇場力

土壇場力

 

 

最初は史上最高の二遊間論を展開しようと考えたが独自目線を追求したく、イレギュラーな方面に冒険する。まず、左利きのセカンド・西本幸雄。ネットの動画で見たがコンタックのCMでも左で投げるシーンがあった。やはり1塁には投げにくいのだろう。ウィキペディアによれば左投げのセカンド経験者は西本と鬼頭数雄、山田伝のみだという。もっとも西本はわずか1回のみだったとか。

 

 

 山田伝に反応した読者はさすが。どんなフライでもへそのあたりでキャッチするという「ヘソ伝」である。ベースボールマガジンのカード解説によるとこれはふざけているのでも何でもない。足が速く回り込め、捕りやすいからこう捕っているだけだったという。センターを守っていて、フライが飛ぶと「やるぞ、やるぞ」と観客は期待していた。ちゃんと盗塁王を2回とっている。8試合ピッチャーもして3勝3敗だった。きょうは「きょうの1枚」として山田伝のカードを紹介する。

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ヘソ伝ときたら「たこ足」中河美芳も忘れてはいけない。今はあまり見ないがベースを踏んだまま両足を目いっぱい広げて捕るファーストをイメージしてほしい。ベースボールマガジンのカード解説によると中河はこのように体を地面につけて捕球をすることで人気だった。「たこ足の中河」と言われていた。中河もピッチャーができ、スローカーブが得意だったという。1944年にルソン島沖で戦死してしまったが、1986年に殿堂入りを果たしている。さすがベースボールマガジン社。ヘソ伝もたこ足もきっちりカードにしてくれている。ありがたいものだ。なおこのシリーズの解説と写真彩色は本紙編集局長も崇拝している綱島理友先生である。全種類ほしくてめったにしない箱買いしてしまった。きょうは「きょうの2枚目」として中河も紹介する。

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いま、なかなか守備でお客さんが呼べる人がいない。松井稼頭央もまだ現役だがピークは過ぎたように映る。黒柴スポーツ新聞編集局長としては今宮健太がイチオシだがなかなかテレビ中継が見られず残念だ。ビミョーなところだが巨人のクルーズがちょこちょこ魅せてくれているようだ。5月20日の中日戦では10メートルのバックトスとラジオ中継の竹林宏アナウンサーが言っていたがまったく想像できなかった。解説の大島康徳が10メートル以上だったとも言っていた。

 

 

たこ足、ヘソ伝のようにいつかアライバも名人芸として「懐かしの野球カード」になるのだろうか。始球式ではなかなか守備機会がないが、現役引退後ちょっとおなかが出たころにナゴヤドームでの始球式で、打った球をアライバが華麗にさばくシーンが見たいものだ。