黒柴スポーツ新聞

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ホークス終戦の夜に~課題が浮き彫りになった2019シーズン

ホークスの2019年シーズンが終わった。私にとっては、DAZNradikoを駆使してほぼ全試合を追った、初めてのシーズンが。だからこそ素直に言える。西武ファンの皆さん、おめでとう。西武の打力には参りました。

 

対照的にホークス打線は終盤、爆発力がなかった。西武はたびたびサヨナラ勝ちしたが、ホークスは最後にサヨナラ勝ちしたのはいつかなと思い出せないくらい。先行逃げきりという勝ちパターンはあっても、逆に言えばそれでなければ勝てないようなチーム状態だった。

 

多くの人は同情するだろう。ホークスはけが人続出しながらよく頑張った、と。それはその通り。だからこそ感動もした。若手の台頭に胸を躍らせた。だが、終盤は柳田悠岐中村晃も戻ったのに優勝できなかった。ラインナップに戻ってはいるが本調子ではなかったということだ。それならば他の野手が二人を押し退ければよいのだが、本調子でない柳田悠岐中村晃をしのぐ野手がいなかった。

 

 

ひょっとしたら長谷川勇也や福田秀平なら代わりになれたのかもしれないが、4打席で見たときはやはり柳田悠岐中村晃の方が上回ると見られたのかもしれない。野手力の底上げは2020年シーズンに必ず成し遂げねばならない。2019年にはその課題がはっきりと見えた。

 

中継ぎ陣は新人の甲斐野やようやく花開いた高橋純平、椎野新ら若手が文字通り奮投した。石川や加治屋が本調子でない穴をしっかり埋めてくれたし、チームが苦しい時を支えてくれた。だが、終盤息切れしてしまった。ここ一番というところで打たれたり、四球を連発したりした。タラレバを言ったらきりがないが、この若手に調整面も含めてもう少し経験があれば、もう少し違った展開になったと思う。

 

ウィーラーに逆転ホームランを喫した千賀、それにつながるランナーを出した今宮のエラー……チームを引っ張ってきた主力がここ一番で踏ん張れなかった。これは本人たちも悔しいと思う。ありきたりだが、それを晴らすのはCSしかない。西武に勢いがあるから、短期決戦の経験豊富なホークスでも簡単には勝てないだろう。今の調子では3位に足元をすくわれかねないくらいだ。それだけは絶対に避けたい。

 

2年連続でシーズン優勝を逃した事実は重い。だが、CSというステージは用意されている。だからまだホークスは下を向くことは許されない。ほぼ全試合を追ったからこそ強く主張したい。
CSこそは勝ち抜け、と。


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