黒柴スポーツ新聞

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気持ちの強い方が勝つ~ソフトバンク、川島慶三と明石健志の代打タイムリーでロッテ撃破

「西武勝利の情報が入ってきております」
試合終盤、アナウンサーが他球場の結果を伝えた。ソフトバンクは8日のロッテ戦で先制するも、逆転されるなど苦しい展開だった。しかしベテラン川島慶三の活躍で同点、そして明石健志のタイムリーで勝ち越した。

 

ヒーローインタビューではまず明石が「いつ自分の出番が来るか」と考えていたことを明かした。呼ばれるかな、というより「いつ」呼ばれるか、と考えるところがさすがだなと思った。出る前提だから、準備もきっと本気だ。本気で準備しているからこそ代打でも結果が出る。そうに違いない。

 

川島慶三も「絶対打つ」という強い気持ちで打席に入ったという。ツーストライクと追い込まれながらも、低めに落ちていく変化球に食らいつきレフト前に運んだ。絶対に打つ。当てる。そんな気持ちで打ったに違いない。代走の周東もよくホームに帰ってきた。

 

何でもかんでも気持ちがあればできるというのは嘘だと思う。逆立ちしても無理なものは無理。そんな時はある。でも1%でも可能性がある場合は、気持ちが強ければ強いほど、うまくいく可能性は高まると思う。努力のしがいはそこにある。

この日はデスパイネの先制タイムリーを皮切りに、柳田悠岐、グラシアル、松田宣浩といった主軸に打点が付いた。そこにスーパーサブ川島慶三明石健志が加わった。特に明石のタイムリー後には内川聖一松田宣浩もグラシアルもベンチを飛び出し万歳やハイタッチ。総合力で勝つ。この辺りはソフトバンクの真骨頂だ。

 

勝負を決めた明石のタイムリーに至る起点は内川聖一二塁打だった。ここで内川は頭から滑り込んだ。タイミング的にはそこまでしなくても間に合っただろうが、気持ちが入っていたのだろう。2000本以上ヒットを打ったベテランが必死に次の塁を狙う姿勢は若手にもぜひ見習ってほしい。アラフォーの私にもよい刺激になった。

 

西武も勝ったためゲーム差は1のまま。ここまで来たら気持ちの強さがわずかでも上回った方が勝ちそうだ。最後の直接対決は死闘になる可能性大。ますます優勝争いから目が離せない。


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