黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

選んだ道が正解になるよう自分で努力することが大切~今更ながら黒田博樹著「決めて断つ」より

列車に乗り遅れた。何と次のまで50分くらいある。地方都市、一本逃せば、命取り。とはいえ切符を買う前だからまだどこかで時間をつぶせる。


というわけで久々に駅前の古書店へ。野球などスポーツの本を安く仕入れるのも大事なことだ。実はしばらく買おうか迷っていた本があった。


黒田博樹著「決めて断つ ぶれないために大切なこと」だ。


A店舗では何度も見つけていたが定価からさほど安くなっていないので「もう一声!」とその時は買うのをやめていた。それがこの日のB店舗ではA店舗の半額。もともと読み返したいくだりがあったので欲しかったのだから即買い。いいことは即断即決即実行である。


正直に言えば周りが黒田だ男気だと騒げば騒ぐほど黒田博樹をナナメから見てしまっていた。どうもかっこよすぎる。振り返れば食わず嫌い以外の何物でもないのだが、今更ながら黒田博樹の真面目さに好感度が上がっている。

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一体この「決めて断つ」のどのくだりにビビビと来たのか。文庫本271ページのここだ。


カープに来たことが正解かどうかは分からないけれど、それを僕自身が正解にしようとしなければならないということだ」


何か、最も自分に足りないことをズバッと言われた気がした。


詳しくはこれに先立つ185ページ以降に意味合いが書かれている。

ひとつの道を選ぶには徹底的に考え抜くことが必要→それが正解とは限らない→でも自分で決めたならこれが正解と思わなければやっていられない→むしろ選んだ道が正解となるよう努力することが大切、という流れだ。

ありがとう黒田 引退記念グラフ

ありがとう黒田 引退記念グラフ


だいたい黒柴スポーツ新聞編集局長は朝夕の車通勤時、2車線のうち自分の選んだ側が混んでもう片方がスイスイというだけで「あっちに行ってりゃなあ」と思う人である。どうでもいいことであれこれチマチマ考える。最近はだいぶましになったけれど。


車線変更の話などどうでもいいのだが、人生は選択の連続。どっちが、どれが正解なのか分からないのだから、その選択自体を正解にする努力をしたらいいのだ。


黒田博樹の場合は、あえて広島復帰を選び、2シーズン目でセ・リーグ優勝を成し遂げたことでその選択が「正解」になった。広島復帰の時点ではタナキクマルと鈴木誠也の成長はつぼみ程度だったから今帰れば広島で優勝できるなんていう計算ずくの復帰ではなかったのだ。

クオリティピッチング

クオリティピッチング


たった数分違いで列車に乗れなかった黒柴スポーツ新聞編集局長。それは決して自分で選んだカードではなかったが、その結果立ち寄った本屋で黒田博樹の本を探していたら見つけて買えた。もしちょっと早めに駅についていたらそのまま乗って帰っていた。帰宅時刻は早まったがただそれだけだ。自分で自分の選択肢を正解にする。それはちょっとした心掛けでできるかもしれない。


ほかにもいろいろ示唆に富む言葉がありそうな「決めて断つ」。味わいながら読むことにしよう。皆さんも見かけたらぜひ手に取ってみてください。


きょうの1枚はジーター。「決めて断つ」の冒頭に出てくるがジーターの引退試合黒田博樹が先発したのだった。あのヤンキースに必要とされた男、黒田博樹カープファンが必要とした男、黒田博樹。今更ながら、超かっこいい。

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