黒柴スポーツ新聞

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ピーキングと微調整ができる人は強い~重量挙げ銅メダルの三宅宏実に学ぶ

オリンピック開幕と同時に夜勤組になり、昼間は本来の仕事もできる限りする。夜勤明けで小休止していたらメダル有力種目の決勝が中継されてつい見てしまう。朝、黒柴社長の散歩を終えたら甲子園の第一試合が中継されている。スポーツ観戦好きにはたまらないが、生活リズムはめちゃくちゃである。


8日朝の時点で日本は金1個、銅6個。その中で注目したのは重量挙げの三宅宏実だ。腰痛という爆弾を抱えていたから余計にすごいと思った。四年に一度、その時間帯に最高の状態に持っていくことは相当難しい。


スポーツ選手でなくとも、就職活動や入社試験でもその能力は要求される。細かく言えば日々の仕事を充実させるために体調管理は第一歩だ。黒柴スポーツ新聞編集局長も夜勤に合わせて集中力を高めていきたいところだ。


三宅の銅メダルに引かれたもう一つの理由は、作戦面。調子を見て父で監督の義行さんが、挑戦させる重量を1キロ少なくしたという。自分が調子よくてもライバルが調子よければメダルは取れない。挑戦するか、セーブするか、その時々で瞬時に微調整できるのが本当に強い選手。そしてよい指導者とは瞬時に選手のコンディションを見極め最善の作戦を提示できる人のことだろう。


三宅が最後の試技で成功した瞬間、口元が「やったあ」と動いていた。それは義行さんの心境でもあったことだろう。そして三宅は重りをいとおしそうに撫で撫でした。人柄だな。2大会連続のメダル、本当におめでとうございます。編集局長も見習って夜勤終わりに「やったあ」と言える仕事をしてきます。仕事終わりにパソコンのマウスを撫で撫でしてたら引かれるだろうなあ。


きょうの1枚は広沢克己。ロサンゼルス五輪で野球は公開競技だったが広沢はアメリカとの決勝でホームランを打ち、金メダル獲得に貢献した。広沢は打点王2回、ベストナイン4回。東京五輪では野球・ソフトが復活するがいまだに「野球・ソフト」の意味が分からない。両方なのかどっちかなのか。両方面白いのでどちらも見たい。

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