黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

三菱自も日産もスズキも大変な中、ソフトバンクのヘルメットを手仕事で塗るトヨタ九州の余裕

ソフトバンクが6月27日~8月18日の8試合限定で新ヘルメットを着用する。チャンピオンブルー。素敵な響きだ。

www.softbankhawks.co.jp

 

ヘルメットは美津濃製。トヨタ自動車九州宮田工場の熟練工がスペシャル塗料を調合し手作業で塗装したという。スペシャル感が半端ない。三菱自動車日産自動車、スズキと大変な会社がある中でソフトバンクのヘルメットを塗っちゃうこの余裕。さすが世界のTOYOTAである。やっぱりニュースになるならこういう素敵なニュースでなきゃ。

 

ようやく目になじんできたが広島の赤ヘルもメタリック。何年も前にニュースになっているとは知らず、妙にマツダの車の色を想像させられていたんだよなあ。やっぱりコラボしてたんだな。ソウルレッドプレミアムメタリック。チャンピオンブルー。ものは言いよう。ただの赤ではないしただの青でもない。価値づけることが大切だ。それにしてもどちらも車の塗装技術が生かされていて面白い。

【MAZDA】マツダ、日本ペイントと共同で広島東洋カープのヘルメット用に「ソウルレッドプレミアムメタリック」をイメージした特別色を提供|ニュースリリース

www.nikkei.com

 

黒柴スポーツ新聞編集局長のみならずコアな野球ファンのハートをわしづかみにしたヘルメットと言えばガッチャマンヘルメットに違いない。これも大人になってから知ったのだが世界の三宅一生がデザイン。プロ野球の歴史でも最もインパクトのあるヘルメットだろう。ユニフォームは成績がつくる論は再三申し上げているがこのヘルメットが短命に終わったのも当時のホークスが弱かったから。であれば近年の戦力をもってすればこのユニフォームのイメージも覆せるはず。負の記憶を一掃するチャンスである。

www.softbankhawks.co.jp

 

小ネタだが当時ダイエーにいた外国人・ラガがよくガッチャマンヘルメットに八つ当たりして壊していた。そのインパクトが強すぎてラガがシーズン32本もホームランを打っていたことに気付いていなかった。 

 

どうせなら昭和ムード全開のあの南海時代のグリーンをメタリックにしてほしい。が、あの緑は渋いからこそ味があるのか。京セラに応援に来るファンはあえて緑系のシャツ・ユニフォームを着て来ている気がする。あれはずっと前からホークスを応援しているんだぞという矜持の表れなのか。カッコいいッス。ドーム内ですれ違った人の背中に「YAMAUCHI」という文字なんぞ見つけたら、街中で美人を見つけた時のように思わず振り返ってしまう。孝徳なの? 新一なの? 和宏なの? そういう問題ではないか。

 

新しいチームカラーがいまいち生かされていないなと思うのが西武。以下のサイトは2015年新ユニフォームのニュースだが過去の伝統をただ足し算しているだけに見えてしまう。やはり黄金期のブルーの印象がまだまだ強すぎる。レジェンドブルーという深い青も悪くはないが、強さを印象付けるにはこの色で勝って勝って勝ちまくるしかない。

www.seibulions.jp

 

 ソフトバンクに話を戻すが、鷹の祭典では赤も黄色も緑も水色も紫もユニフォームの色に採用された。熱心なファンは毎回買うのだろうがそういう人ばかりでもあるまい。あんまり毎年やると、スタンドの色がごちゃごちゃ、うるさくならないか心配。せめて好成績を残した色は縁起をかついで翌シーズンも採用してはいかがか。それじゃあレプリカユニフォームが売れないか。限定。ファンにとってはうれしくも悩ましい2文字である。

 

きょうの1枚はガッチャマンヘルメットの門田博光オリックスに行ってしまったがよくぞホークスに戻ってきてくれた。というかいくらオリックスになっているとはいえ南海にいた門田が阪急の後継チームに行ってはダメ。ダイエー在籍は1991年、92年のみなのでよくぞガッチャマンヘルメットをかぶってくれた。緑のユニフォームが一番似合うに決まっているがレアもの大好きなカードコレクターにはたまらない一枚だ。本塁打王3回、打点王2回。1988年にチームが5位なのに3割1分1厘、44本塁打、125打点でMVPになったのは身売りした南海のファンに贈る最後のプレゼントだったかもしれない。

 

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