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黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るワンシーンやプレーヤーについて綴ります。

1994年開幕戦の逆転サヨナラ満塁ホームランばりに頑張ってほしい熊本出身・伊東勤監督

ソフトバンクが7連勝。波に乗ってきた。熊本地震で苦しんでいる時期だけに九州のファンを勇気づけていることだろう。19日は首位ロッテとの対決だったが試合前に両軍協力しての募金活動が行われていた。伊東勤監督は泣いていた。

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伊東勤熊本市出身。熊本工にいたが後に所沢高校に入った。所沢と言えば西武のおひざ元。そして西武球団職員になった。ここまで手の込んだことをしたのは根本陸夫の策らしい。どうしても他球団に取られたくないのだ。やる時は徹底的にやる。根本についてもいつかじっくり関連本を読んでみたい。

 

球界地図を変えた男・根本陸夫 (日経ビジネス人文庫)

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根本の眼力を証明するかのように伊東は着実に結果を出した。22シーズンで14度の優勝、8度の日本一。一度もビールかけをせずに引退する人もいるというのに、伊東は勝利の美酒の味を知り尽くしている。まさに西武黄金時代の柱の一人だった。

 

 

伊東と言えば1994年開幕戦での逆転サヨナラ満塁ホームラン(スコアは西武4-3近鉄)。こんな開幕ゲームもあるのかとびっくりした記憶がある。打ったのが赤堀元之からだったので先発が思い浮かばなかったが野茂英雄だった。それどころか野茂は8回終わってノーヒットノーランの快投だったのだ。

 

野茂は清原和博にヒットを打たれ大記録は逃す。その後四球とエラーでノーアウト満塁の大ピンチ。鈴木啓示監督は赤堀を投入した。結果的にはこれが裏目に出て0対3からまさかまさかの逆転サヨナラ満塁ホームラン。継投の是非は結果がすべてなので選手も監督も気の毒なのだが当時もきっと賛否両論あっただろう。

 

2379試合で1738安打。2000安打ではないけれど、十分な成績だと思う。既定路線で西武監督になったが、最後は事実上の解任だったか。自分で花束を買って対戦相手の王監督に渡してもらった話は本当なのだろうか?

 

 

地震で大変な状況だからこそソフトバンクにも伊東監督にも勝ってほしいがそこは真剣勝負の世界。遠慮なくやりあってほしい。動画はチェックできなかったがラジオで聴いていた19日の試合では大ピンチでセカンド本多雄一が好プレー。ホークスを7連勝に導いたが勝負は紙一重の試合だった。きっと好勝負を続けることが九州のファンにも後押しになるだろう。伊東監督には現役時代の逆転満塁ホームランばりの活躍を期待したい。それが熊本のファンや関係者への何よりの励ましになるはずだ。

 

きょう1も応援の意味を込めてご本人。優勝回数が多くてどのシーズンか分からないがプロ野球ニュースに西武ナインが出演した時に伊東が泣いたのを覚えている。「なんだよ、泣くなよ」と石毛宏典が突っ込んでいたが本人らにしか分からない心境だったことだろう。このカードは日本一8回の伊東に敬意を表し1993年の日本シリーズ版です。

 

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