黒柴スポーツ新聞

ニュース編集者が野球を中心に、心に残るシーンやプレーヤーから生きるヒントを探ります。

野球カードコレクターにも大迷惑だった清原事件

記録はどうなるのか

清原問題で個人記録はどうなるのだろう。引退後の薬物使用はもってのほかだが現役中の使用があったとしたらさらにたちが悪い。ファンへの最大の裏切りだからだ。対戦相手への冒とくにも思える。現役中の使用が紛れもない事実と認定された時点で、もはや今後球場に足を踏み入れることは許されない。いまこれを書いている時点で、清原に覚せい剤を渡した密売人が逮捕されたニュースが放送されていた。まだまだ問題は深掘りされそうだ。

 

マリオン・ジョーンズは記録抹消

陸上界のドーピングで渦中にあったマリオン・ジョーンズのことを思い出した。短距離選手であったジョーンズは記録という記録を抹消されている。リレーでもメダルを獲得したが、同僚ですら一時メダル返還を求められた。このへんは陸上界が厳しいのか、それとも陸上界が妥当でプロ野球が甘すぎるだけなのか。先日名球会としても巨人OB会としても清原を除名することはない旨の記事を見かけた。甘すぎるとしか言いようがない。危機感が足りなさすぎる。それで少年野球教室も何もあるまい。

 

大暴落したのか

本紙編集局長は野球カードコレクターとしては小規模の在庫だろうが、それでも4000枚くらいは持っている。整理が追いつかないのでもう5年ほど購入はやめている。ファイリングもそれなりにやった。現在、記事に合わせて使えるカードをピックアップする毎日だ。そうするうちに気が滅入るのは清原のカードに目が止まること。カードは選手の成績や人気、流通量が考慮され価格が決まる。清原のカードは一般選手の10倍くらいの値が付くことはざらだった。今の相場はどんなもんだろう。暴落していたら編集局長も損をしていることになる。株であれば底値で買って値上がりも期待できようが、もう清原のカードの価値が上がることはなさそうだ。金額の問題ではないけれど。

 

カルビープロ野球カード1973

カルビープロ野球カード1973

 

 

残念な話、清原以外でも不祥事を起こした選手だってカードになっている。日本人が大好きな「みそぎ」なり償いを済ませればもうぶり返してはいけないのかもしれないが、賭けごとだ、脱税だ、薬物だと、そこそこ大物選手がやってしまっている。カードコレクターとして一番がっくりくる瞬間は不祥事だと個人的には思う。

 

コレクターが目を付ける一つがルーキーカード。先行して手に入れておけば評価がとんでもなく高くなるのだ。松井やイチローがいい例だ。こんなころから自分はつばを付けていたんだと言えるちょっとした優越感もある。これがコレクター冥利につきるというものだ。清原のカードは最高でどれくらいまで行っただろうか。

 

あの人のカードも封印

もうキャンプが始まったのだから、野球の報道は競技性中心になっていってほしい。球場外のごたごたはもうたくさんだ。編集局長はあの人のブリュワーズ時代のルーキーカードも持っているがあえてお蔵入りさせておく。公開したらそこそこのアクセスは見込めるかもしれない。一瞬そう考えた。が思い直した。この一線を越えたらコレクターとしての矜持が失われるからだ。まったく話題にもならないが、多くの野球カードファンが今、清原のカードを持てあましているに違いない。