黒柴スポーツ新聞

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いろんな思惑が垣間見えた5月3日の日本ハム‐ソフトバンク戦8回表の攻防

5月3日の日本ハム戦でバンデンハークの連勝が13で止まるかと思われたが、さすがソフトバンク。7回までは0-4だったのに終わってみれば5-4。バンデンハークの負けは消え、プロ野球初のデビュー以来14連勝挑戦権は継続された。達成すれば1966年の堀内恒夫13連勝を上回る。まあ、堀内は高卒すぐだったので同じ13連勝でもこちらの方がすごいと思う。

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記録の神様・宇佐美徹也氏のプロ野球記録大鑑で堀内の記録も復習していたが、新記録達成の時のネタに取っておこう。

 

テレビ中継がNHKだったので延長10回まで見られた。日本ハムファンには申し訳ないがソフトバンクファンとしては8回以降は何度も喜びの声が出てしまいウハウハだった。9回裏2死満塁バッター中田翔で3ボール2ストライクになった時は終わったなと思ったが寺原隼人が三振で切り抜けてくれた。

 

久々にほぼまるまる1試合見られたのでいくつかコメントしたい。まず日本ハム先発の有原航平の代え時について。8回1死満塁でバッター内川聖一栗山英樹監督らハム首脳陣はこのヤマを乗り越えてこそ一皮むけると期待したかもしれないが満塁になる前に代えてもよかった。それとも増井浩俊ら抑えが盤石でないことが続投に至ったか。確かに増井はその後登板したが9回2死から内川に同点タイムリーを喫してセーブ失敗。この調子ではハム浮上は厳しい。

 

ソフトバンクサイドから見ればさすがの圧のかけ方だった。8回本多雄一が内野安打で出塁し福田秀平もヒットで続き1、2塁。続くバッターは高田知季。初回に有原の速球を弾き返しており打たせる選択もあっただろうがベンチの選択は送りバント。実は3回にも1、2塁の場面がありこの時のバントはキャッチャーにうまく処理されランナーは3塁で殺された。高田としては次こそはという気持ちがあっただろう。8回は無事ランナーを進めることができた。チーム全体でも大きな送りバントだったが高田も1日2回送りバントを失敗していては2番定着なり今宮健太を抑えて試合に出ることはできない。高田にとっても大事なバントだった。

 

4点差でも送りバントするかどうかは議論が分かれるところと思うが、投手出身の工藤公康監督は点を取れる時に取っておく主義なのではないか。また、8回に2点取っておけば9回にもうワンチャンスあるぞ、うまくいけば逆転できるぞ、なぜなら増井が本調子じゃないから、というハラがあったのかもしれない。この点は解説の小久保裕紀が指摘していた。だから8回は最低でも2点ほしいと工藤監督は思っている、と。相手の抑えの調子次第で戦術が変わってくるとよくわかる場面だった。

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そして開幕以来厳しい攻めが続いている柳田悠岐が四球を選んだ。これも大きかった。柳田クラスなら狙って振っていってもいいがチャンスを拡大させた。隠れたファインプレーに思えた。

  

内川がセンター前に2点タイムリーを打ったのはさすがというしかない。内川は長距離打者ではない自分が4番を打つことに2015年は悩んだかもしれないが4番の仕事はその一打で試合を決定づけること。5月3日は逆転の礎となる2点タイムリーと9回起死回生の同点打を放っておりこれぞ内川の理想とする4番像を見せられたのではないか。

 

 やはり1試合通して見るとキーとなる場面がいくつか見える。せめて地上波で試合がある日くらいは仕事をきっちり早めに終えて帰宅して9時まででもテレビ観戦を楽しまねば。テレビがない日はラジオであれこれ画を想像しながら試合展開を楽しみたい。けさは朝から草刈りして午後は雨の中を黒柴社長の散歩に同行し、ソフトバンク戦テレビ観戦4時間の後、夕飯を挟んで巨人広島の首位攻防戦も日テレで観戦した。一日家にいたが充実した休日だった。

 

きょうの1枚は素敵な解説を届けてくれた小久保裕紀。謎の移籍で巨人に来てくれたがホークスに帰ってくれて妙にほっとした。侍ジャパンでは小久保が求める結果は得られなかったが臥薪嘗胆で次は頂点を取ってもらいたい。

 

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