黒柴スポーツ新聞

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セレンディピティーの機会はだれにもある~ノーベル賞吉野彰さんに学ぶ

ある偶然をきっかけに幸運を手に入れる能力や才能。セレンディピティーという言葉を、日経新聞1月16日付で見つけた。旭化成名誉フェローの吉野彰さんのノーベル賞受賞記念座談会を、ジャーナリストの池上彰さん、島津製作所シニアフェローの田中耕一さんとの3人で行った記事だった。

 

 

セレンディピティーが出てきたのは、吉野さんが「セレンディピティーの機会はだれにも均等にあると思います」と言ったくだりだった。スマホが一人1台と言ってもよいくらいの今日、世の中は情報にあふれている。目にする情報の量が同じだったとしても、それを有効に活用できるかは本人次第。吉野さんはこう続けた。「問題意識を持っている人が検知できる」。

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  • メディア: 単行本
 

 

 

2016年からスポーツブログを書き続けてきて、何度目かの壁にぶち当たっている。ネタが思い付かない。もともとプロ野球中心の構成だから、シーズンオフにネタに困るのは当たり前ではある。しかし、それ以前。明らかに情報への感度が鈍っている。インプットの量も足りていない。そして感動する場面が減っている。悪い傾向だ。

 

だからこそ、吉野さんが言われた言葉が身にしみた。セレンディピティーの機会はだれにも均等にある。もっと物を見る目を、感動する心を高めないとじり貧だ。きょうは20日だから16日付の日経新聞を見てうわぁと感激するのもどうかなとは思う。しかし綴じているのをめくってみたからこそ、吉野さんの一言にたどり着けた。やはり、めくらねばならない。それは義務でも何でもない。ただ「しびれたい」から、感動、感激したいから。自分をアップデートしたいから。昨日の自分を超えるきっかけは新聞に限らずいろんな記事に埋もれている。まずは根気よくセレンディピティーを生かす機会を探るようにしよう。


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