黒柴スポーツ新聞

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エースの系譜を受け継げ千賀~20勝の斉藤和巳、18勝の杉内俊哉、17勝の攝津正

千賀の3億に対して、というよりも13勝に対して物足りないというコメントがヤフコメに多い印象を受けた。私は3億に全く驚かなかった。そして15勝やら18勝してこそエースという意見をもっともだと思う。また、それを法外なリクエストとも思わない。なぜなら千賀だから。千賀なら15や18行けるんだから、という考えからのヤフコメと見た。別に難癖つけてるとは思わなかった。

 

一つだけ付け加えるなら、4年連続2ケタだからよい評価を得ているということ。単年15勝も素晴らしいが、毎年2ケタは同じくらい、いや、それ以上に素晴らしいと思う。もはや千賀なら2ケタ勝つのは最低ラインの数字だ。

 

NPBのサイトにある千賀の年度別成績を見て気が付いた。2019年は227奪三振の一方で75与四球。前年が58だから際どいところに投げすぎなのではないか。球数も要するし、そこを改善することで180.1回だったのだが投球回数を200に近づけられるはずだ。

 

ヤフコメでなるほどなと思ったのは8敗への指摘。なるほどなと思った。千賀にしては負けている印象を持つ。先ほど4年連続2ケタ勝利に触れたが、この間の負けは3→4→7→8。エースになっていく過程でしんどい試合や重圧が掛かる局面での登板が増えていくから負け数が増えるのはやむを得ない。しかしやはりエースであるならば負けてはいけない。それがエースであり、そう見られるのはエースの宿命なのだ。

 

斉藤和巳杉内俊哉、攝津正。ホークスの歴代エースは背中で語る印象だ。エースは負けない。それを体現してくれている。斉藤和巳の20勝3敗、16勝1敗(!)、18勝5敗。杉内俊哉の18勝4敗、15勝6敗、15勝5敗。攝津正の17勝5敗。印象的な成績をピックアップするとまさにエースとうなってしまう。そしてカッコいい。そして思う。千賀にもこんな成績を残してもらいたいな、と。アメリカに行くのもよかろう。それが千賀の夢ならば。しかしその前に。千賀にはぶっちぎりの成績でパ・リーグ最多勝に輝いてもらいたい。強い、負けないエースの姿を、久しぶりに見てみたい。

 

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