その時、一番自分に合うものでやる~ソフトバンク、釜元豪の活躍で首位奪回
まだまだ序盤とはいえ、ソフトバンクが3連敗で首位陥落。打線が上向かない、追加点が奪えない流れにあったが5月29日はオリックスに快勝。1日で趣意に返り咲いた。立役者の一人が今季売り出し中の釜元豪だ。
柳田悠岐や中村晃の復活が待たれるが、釜元は生き残りがかかっている。主力の不在はチャンスと、ヒーローインタビューでは素直に胸の内を語った。その通り。チームのためには主力復帰を願わねばならないが、層の厚いソフトバンクにあって、試合に出られるチャンスはそうそうない。アピールしなければならない、という釜元の言葉は本心なのだ。
とはいえすぐさま定着できるほど甘くはない。打ったり打たなかったりだから、釜元は使われたり使われなかったり。釜元は試行錯誤を続け、今は重心を下げる打撃フォームを採用している、と西日本スポーツ記事に書いてあった。
印象的だったのがこの言葉。
「その時、一番自分に合うものでやっていきたい」
これ、すごく大事。
私はなかなか自分のスタイルが崩せない。もっと柔軟になれればいいのにな、と思う。そんなだから、もし改善のためにやり方変えたら、それをさらに変えることにも抵抗がある。せっかく変えたんだからもっと粘らなきゃいけないんじゃないか、と。
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しかし結論から言えば、結果が出ないのなら変えるしかない。釜元のように結果が出ていたり、今これが一番いいな、と感じられているなら変えなければいいのだ。とにかく、その時一番自分に合うやり方で勝負すればいい。変えるのがいいとか変えないのがいいとかではない。その時の自分に一番合っているのか、が重要だ。
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他人から見たらこれで打てるのかな? よう打てるな、というフォームもある。しかし本人が納得して、成績もそこそこ出ているならとやかく言われる筋合いはない。納得するまでそのやり方で突き進んだらいい。社会人もプロ野球選手も結果がすべて。結果が出るやり方はそのうち認められるのだから。その時一番自分に合っているのか。私もそれを意識しよう。
ソフトバンクは中村晃が復帰するとの情報もある。チームにとっては追い風だが釜元にとっては逆風だ。中村晃が復帰してもなお釜元が選ばれるためには、結果を出し続けるしかない。中村晃復帰後の選手起用はどうなるか分からないが、釜元も試行錯誤を続けながら、結果を残してもらいたい。