黒柴スポーツ新聞

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結果が出ない時ほど凡事徹底~ソフトバンク離脱の連鎖ついに上林も?

飛車角落ちという言葉があるが、今のソフトバンクは桂馬だらけのような気がする。筆者は将棋をたしなまないのでズバリの表現かは自信がないがだいたい言わんとすることは分かっていただけると思う。そこへまたもやアクシデント。5番昇格の上林誠知まで死球で交代した。泣きっ面に蜂である。

 

そしてロッテに連敗を喫した。しかも決勝点には主力の相次ぐ離脱の影響が出た。この日のスタメンレフトは牧原大成。いつも牧原が守るセカンドに川島慶三、センターが釜元豪だった。それが上林の離脱で牧原がライト、川島慶三がレフト、セカンドに美間が入った。そしてレフトにフライが上がった。

 

守備範囲の広い今宮健太が追ったからか。川島慶三が深く守っていたからか。それぞれ打球に詰めながら最後の最後で譲り合って捕球できず。結果的にこれで進塁したセカンドランナーが荻野のヒットで生還してしまった。

 

ソフトバンクファンだからあっさり書くが、これだけけがや体調不良が続出してよく戦っている。次々若手やベテランを昇格させて層の厚さを示してくれている。しかしそれにも限度がある。若手による底上げには違いないが、どっしりした勝ち方はなかなか難しい。

 

それにしても打てなくなった。実に楽天戦から21イニング無得点。内川聖一の打率はついに1割台。デスパイネとそろっての1割台である。あの内川聖一が……。いとも簡単にヒットを打ってきたイチローが凡退を繰り返したのを思い出してしまった。イチローも内川も打てなくなり、平成が終わろうとしている。

 

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だからこそ数少ないチャンスは確実にものにしたいところだが、甲斐が2打席連続の送りバント失敗。結果的に8回1失点の好投を見せた大竹を見殺しにしてしまった。

 結果が出ていない時ほど凡事徹底。送るべき時に送る。上林にしても死球の避け方が中途半端。解説者が、ボールとの距離感がつかめておらずいかにも調子が悪そうと言っていたが同感だ。

 

川島慶三今宮健太のフライの追い方もそう。このコンビで打球を追うことが少なかったとしても、大きな声を出して、大きな身ぶり手振りで最後までしっかり連係してほしかった。

 

 

 

上林は大丈夫だろうか。今のソフトバンク打線では貴重な長打力だし守備も堅い。離脱されると本当に困る。もし欠場ならライト牧原、センター長谷川勇也、レフト釜元、セカンド川島慶三……なんてすぐ選択肢が浮かんでしまうのも、控えの出場機会がだいぶ増えたことの裏返しである。

 

あんなに簡単に得点できたのが嘘みたいだ。が、嘆いてばかりもいられない。結局、残った人たちでやるしかない。一人一人ができることをやるのみだ。主力が戻ってくるまで歯を食い縛る。できれば主力が戻る場所をなくすくらい結果を残す。そのくらい高望みしてやっと、主力の抜けた穴の何割かがようやく埋まるくらいだろう。

 

果たしてギータや中村晃、グラシアルといった飛車、角クラスの不在を補う桂馬たちは暴れまわることができるか。桂馬の動き方を確かめたら、桂馬は唯一、他の駒を飛び越せるのだとか。こりゃ我ながら若手をうまく例えられたかと思ったが桂馬は「一度進むと後戻りできないので注意が必要」と書いてあった。いやいや。この際若手は後戻りしようなんて考える必要なし。主軸の座まで奪うつもりで奮闘してほしい。


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