黒柴スポーツ新聞

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失敗よりうまくいったイメージを大切に~今中慎二が大野雄大を叱咤激励

ぶっきらぼうに見える、ふてぶてしい顔。中日の大野雄大が調子いい時はそんなイメージだったが、何かすっかり弱々しくなっていないか(確かに2018年は0勝3敗)。あらためて中日スポーツの記事を見ると、ますますそんな印象が強くなった。


それをドラゴンズOBで「師匠」の今中慎二が叱咤激励していた。メンタル、メンタルだと。「もうプロで何年もやったら、技術を上げるのは簡単じゃない。要は気持ちの持ちよう。自信を持てるかどうかや」
なるほどな。

若い頃は仕事を覚えていき急激にレベルアップしていくが、できる人ほどレベルアップの幅は広がりにくいかもしれない。そこで大事なのが気持ちだという。

記事によれば大野雄大は2月の練習試合、「結果ほしさ満々で」マウンドに上がったという。分かる。調子が悪い時ほどそういうふうに考えるものだ。しかしベンチは、結果にこだわるよりこれまで取り組んできたことをやれと指導した。確かにまだシーズンイン前。何となく抑えるよりも、目指す形を突き詰めたらいい。

記事の最後にある、今中慎二の言葉は特にいい。
「打たれたことよりもその後に抑えたイメージを大切にすればいい」
いかがだろうか。開き直りではない。初めはうまくいかなくても、その後うまくいったのであれば、そのイメージを大切にしたらよい。何か、背中を押してもらった思いだ。
悔いは、あります。

悔いは、あります。



そう、引きずるのが一番よくない。後ろを向いてばかりでは前に進めない。終わったことよりこれからだ。まがりなりにもうまくいったならそのイメージを大切にすることで、自信につなげたい。大野雄大にもまたあの「打てるもんなら打ってみろ」という、ふてぶてしい表情になってもらいたい。

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