黒柴スポーツ新聞

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上げられるレベルは全部上げておく~ソフトバンク森唯斗の貪欲な向上心

レベルアップを図るときは、どのあたりを意識するだろうか。苦手な分野をつぶすのか、得意な分野を伸ばすのか。考え方は人それぞれだ。が、ソフトバンク森唯斗の言葉にうならされた。「全部のレベルを上げないと勝てない」。そう言ったのだ(スポニチ記事より)。



森唯斗は2018年、66試合登板で37セーブ。故障で離脱した守護神サファテの穴をしっかり埋め、ソフトバンクホークスの2年連続日本一に貢献した。

だからトップレベルにいるのは間違いないのだが、すべてのレベルを上げようとしている。この貪欲さは見習いたい。

具体的には何と何と何をレベルアップしたいのだろうか。制球力、球速、球威、メンタル、スタミナ。配球もあるかもしれない。そう考えたら、プロ野球のピッチャーはいろいろなことがトップレベルでないと勤まらなそうだ。

私はレベルアップしたい場合は特にこの分野で頑張りたいなと、一つ、もしくは二つくらいに絞り込む。多くを望んでもすべて納得いく結果になるとは限らない。そう考えるからだ。

だが、森唯斗は「全部のレベルを上げないと勝てない」と思っている。足りない自覚があるのだろうが、変に自分の限界を設定しないと見た。

森唯斗には実績がある。プロ入り後5年連続で50試合以上登板。5シーズンを終え、299試合となかなかのペースだ。岩嵜翔のように1年頑張って結果を残しても、体に負荷がかかり、翌年戦力になれない人もいる。森唯斗は体が丈夫なのか、ケアがうまくいっているのかもしれない。

と同時に1年1年を大事にしているのではないだろうか。森唯斗の自主トレは日刊スポーツでも取り上げられていたのだが、こう言っていたのだ。
「去年は去年」

物事がうまくいったらちょっとは余韻に浸りたいし、結果が出た人ならば余韻に浸っても文句は言われない。だが森唯斗からはまったく隙が感じられない。それほどソフトバンクのピッチングスタッフが充実している、ということかもしれない。

いくつもレベルアップを図ろうとした結果、いくつかはレベルアップしていた、ということもありうる。果たして森唯斗はすべてレベルアップすることができるのだろうか。サファテら他の投手の起用法で森唯斗のポジションが決まる可能性もあるが、「全部のレベルを上げないと勝てない」という言葉からは、サファテがいても守護神を譲るつもりはないとの意気込みを感じた。

打撃面でもっと話題がほしいが、ソフトバンクの投手陣は意識の高い人がそろっている。チーム内で切磋琢磨して、ぜひ投手王国を築いてもらいたい。森唯斗のポジションにも注目することにしよう。

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