黒柴スポーツ新聞

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続投でも交代でも意思の疎通が大事~ノーヒットノーラン中のDeNA石田に降板命令

もしもあなたがプロ野球の監督で、自軍の投手がノーヒットノーランを継続していたら交代を命じられますか?

2017年9月23日、DeNAの先発石田健大が六回を終えて中日打線をノーヒットノーランに封じていた。スポーツナビのアプリを入れているのでスマホ画面に通知が来て気が付いた。試合自体はテレビで見られないから結果を楽しみにしていた。で、後でスマホを見たら中日が得点していた。ああ、石田健大は打たれたんだな、と思ったら何と代打を送られて交代していた。

これが1-0みたいな僅差なら分かるが何せ13-0だったから何で?と思ったがデイリースポーツ記事で気が付いた。そう、ラミレス監督はCS進出を見据え石田を「温存」したのだ。六回で上がれば疲労はやや少なく済む。次戦に備えられるのだ。目の前のことだけにとらわれない、中長期的な判断。ある意味プロ野球の監督はこうでなくてはならない。

これが中畑清とラミレス監督の違いである、と一刀両断もできないがファンを大切にする王さん長嶋さんの系統の中畑清は石田健大のノーヒットノーランを継続させただろうと黒柴スポーツ新聞は見ている。少なくともヒットを打たれてからの交代だっただろうなと。

続投と交代。どちらが正解かというより大事なのは意思の疎通だ。ラミレスが交代を告げると石田健大は「(もっと)いきたい気持ちがあった」としながらも「ハイ!」と交代に応じている。次の登板のためと分かっているからだ。

部下とボスの意思の疎通はかくありたい。なぜ今その判断か理由が分かれば下はついていきやすい。逆なら道に迷い無駄な時間と体力を費やしてしまう。そして結果は出ない。これは上司と部下だけじゃなく同僚との間にも当てはまる。理由や背景をきちんと説明できる人。筆者もそこを目指そうと思う。

2016年に初のCS進出で味をしめたDeNA。今年その勢いを断ち切っておくのが巨人にとっては中長期的に見て必要な戦略だ。地味に続けてきた12球団唯一の11年連続CS進出へ、巨人はまさに正念場を迎えている。

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